最近読んだ本と音楽と… [本の感想]
もそもそと相変わらず本を読んでいますが、まさに覚書という感じで忘れてしまうので残しておかなくちゃと…。
まずは吉田豪氏がインタビューしてまとめた本。
サブカルに貢献した人々は、40歳くらいで鬱になっているというのはなんで? という疑問を持ちながらのインタビューをまとめている。
たぶん、このくらいの男性には「中年クライシス」ではないけど、そんなものが訪れるのではないのか? と思う。
たまたま、吉田豪氏の身の回りにちょうどそういう人(サブカルな人)が多かったから、こんな本になったのではないかと。
ジャンルを分けると記号的にわかりやすいからね。まあ、私もサブカル的だったから興味深くは読みました。
でもそのくらい。40代くらいの男性が読んで共感するといいよ~、たぶん。
はい、次。えーと鬱からアスペルガーだわ…。
これはこれで、身近に疑いのある人がいるから参考までに読んだ本。
こういう障害を持っている人とどう付き合えばいいのかと思って、いくつか読んだけれど、みんな同じような帰結になるので、もう読んでも仕方がないかなと思い始めている。
妙案というか、妙策というか、奇策というか、そんなものが出て来やしないかと期待を持って読むのだけれど、特になかった。
はたしてアスペルガー症候群とはなんぞや…と思った人が読むといいと思います。
私としてはそ~っと腫れものに触るように付き合わなくてはいけないというのが面倒臭くって(笑)
その人が癇癪を起したとき、原因となった人間が悪いと思われるのを何とかしたいと、それだけを思うんですけどね。
要するに周りの理解が必要となるわけだけど、そんな理解も得られやしないし。
というわけで被害が及ばないように、付き合いがますます遠ざかるというわけだ。ただ、遠ざかれば遠ざかるほど、その周りに私が誤解されているようで、それがちょっとつらいよね…っていうことでございます。
次は日本女子サッカーの話。
丹念に取材をしている。自らもサッカーをしていたという経験を踏まえているので、実感がこもっているし、よく見えていると感じる。好感が持てる本だった。
女子サッカーというのは男子に比べれば、やっぱり遅いし、小さいし…普通にサッカーを見ていた人が見れば、「面白くない」と思う人はいると思う。それはそれでいいんだけど…。
でもこの本を読んで、代表に選ばれるほどの選手というのは、女子サッカー界のなかでもとんでもなく秀でている人たちで、その女子のなかでの違いというのを、この本を読んで初めて知った。
女子サッカーというのは、割とどんぐりの背比べのようなものかと思っていたのだ。ところがどっこい、いまの代表選手たちの優秀さというのはなかなかなものらしい。
川崎フロンターレの中村憲剛選手が若かりし頃、澤選手にしごかれていたという話は知っている人もいると思うが、体格が変わらない頃に男子選手と互角、またはそれ以上に戦える人たちだったということを知ると、いや、これはすごいんでないかい? と思う。
私は男子選手顔負けに大野選手が小さな体でドリブル突破をはかる姿が好きなんですけどね…(笑)
そして、そんな彼女らを支えてきた人々の話も読むことができる。
えー次は、言わずと知れたクレイジーケンバンドに関する本。
放送作家、ライターである大野ケイスケ氏が、クレイジーケンバンドのメンバー全員をインタビューし、クレイジーケンバンドの奇跡(?)に迫っている。
大野ケイスケ氏がCKBの大ファンで、どんどんとのめりこむうちに、「なぜこんなバンドができたのか…」ということを知りたいと思って、その情熱が後押ししてインタビューを進めた、って感じかな。
すでに知っていることも出てくるけど、CKBのメンバーの相関関係が浮かび上がってくるのが面白かった。
確かに奇跡と言っていいほどの「縁」でつながっている。一種の運命なんだろうなあ~。
出会うべくして出会ったわけだ。
そういうものを読み取ることができて、ファンには面白く読める本。
これは、医者がなかなか踏み込めないでいる事象に踏み込んじゃった人の話。
「人は死なない」で、ちょっと有名になってしまったお医者様(東大教授)でもある矢作直樹氏と、気功師の中健次郎氏との対談をまとめた本。
下手をするとオカルト本的な扱いを受けてしまいそうな内容なのだが、矢作氏の東大教授という肩書が、そのブレーキをかけてくれているような気がする。
でも内容的にはオカルトチックなわけで、科学では絶対に証明できないよな、っていうことが語られているので、これから矢作氏はどこへ向かうのだろう…と、そっちのほうが気になった。
相変わらず、「あの世」というものはあるのか…信じるか信じないかの世界。私は「あの世」はあるだろうと思っているので、それなりに面白く読んだけれど、信じない人にとってもみればトンデモ本になると思う。
非常に紙一重。
こういうのは難しいなあ。東大教授という肩書が権威を持たせて、信用に足るものにするかと言ったらそうではないだろうと感じるし。
でも、こういう人が、踏み込んでこういう話をしたということには意義があると思うからよかったのかなと思う。
(ちなみにアマゾンといつもリンクさせますが、アフィリエイトではありませんです)
さて、音楽の話。
普段、うちではラジオを流しっぱなしにしているのだけど、1年半くらい前まではjwaveを聴いていたのでした。
ところが、好んで聴いていた夕方の番組、「グルーヴラインZ」のピスちゃんの傍若無人さに嫌気がさしてしまい、お隣のinterfmに変えて聴きはじめていました。
結局、「THE DAVE FROMM SHOW」のデイヴのいいお声と、UFOの話や陰謀話が面白くて、そしてかける音楽が好みのものばかりということで、interfmばかりを聴くようになったのです。週3回登場するジョー横溝はちょっとうるさいけどね。
しかし、この夏の7月20日頃、突如DAVEがお休みに…。
「どうしたんだ?」「何かあったのか?」とこの番組のファンの人々は騒いでおりました。
陰謀話なんかするから降ろされたんじゃないかとか、批判的な発言や脱原発を声高に言うから降ろされたんじゃないかとか、勝手にリスナーは想像していたのです。
そうしているうちに、どうやらビザを更新するのを忘れて、滞在許可が取れていないということがわかるのですが。。。
10月1日。
やっと復帰したDAVE。
なんと不法滞在ということで警察署に拘留され、その後入国管理局で拘束されていたというのです。休んでいる理由がアナウンスされた文章に「謹慎」という言葉が出ていたので、「何をやらかしたんだ?」と思っていたら、拘留されていたとは……。
なんというオチ。
ともあれ、好きだった番組が戻ってきてよかったよかったでありますよ。しかしDAVEを復帰させたinterfmは懐が深いというか、いいラジオ局だわ(笑)
で、そんなTHE DAVE FROMM SHOWを聴いていて知ったバンド、 INSPECTOR CLUZO(インスペクター クルーゾ)。
これは! と思いましたよ、奥さん^^;
ギターとドラムと、そして彼らの友人のホーンセクション。フランスのバンドであります。
まずはギターとドラムだけでここまでやるかという驚きと、ホーンセクションが加わるとそれだけでファンク色が強くなり、何と評していいのかなあ。ロックなんだけど、ファンクというかR&Bというか、いや~惹きこまれました。
youtubeで探してみたら、PVも皮肉たっぷりで秀逸です。
昨日は渋谷でライヴがあったらしく、行った人は楽しかったんじゃないかな。
オールスタンディングはオバサンには無理ですが…。
CDを買うかどうするかなんだけど、夫T君の好みではなさそうだよなあ~。まーいいか。
ということで覚書のようなものでした。
おしまい。
まずは吉田豪氏がインタビューしてまとめた本。
サブカルに貢献した人々は、40歳くらいで鬱になっているというのはなんで? という疑問を持ちながらのインタビューをまとめている。
たぶん、このくらいの男性には「中年クライシス」ではないけど、そんなものが訪れるのではないのか? と思う。
たまたま、吉田豪氏の身の回りにちょうどそういう人(サブカルな人)が多かったから、こんな本になったのではないかと。
ジャンルを分けると記号的にわかりやすいからね。まあ、私もサブカル的だったから興味深くは読みました。
でもそのくらい。40代くらいの男性が読んで共感するといいよ~、たぶん。
はい、次。えーと鬱からアスペルガーだわ…。
これはこれで、身近に疑いのある人がいるから参考までに読んだ本。
こういう障害を持っている人とどう付き合えばいいのかと思って、いくつか読んだけれど、みんな同じような帰結になるので、もう読んでも仕方がないかなと思い始めている。
妙案というか、妙策というか、奇策というか、そんなものが出て来やしないかと期待を持って読むのだけれど、特になかった。
はたしてアスペルガー症候群とはなんぞや…と思った人が読むといいと思います。
私としてはそ~っと腫れものに触るように付き合わなくてはいけないというのが面倒臭くって(笑)
その人が癇癪を起したとき、原因となった人間が悪いと思われるのを何とかしたいと、それだけを思うんですけどね。
要するに周りの理解が必要となるわけだけど、そんな理解も得られやしないし。
というわけで被害が及ばないように、付き合いがますます遠ざかるというわけだ。ただ、遠ざかれば遠ざかるほど、その周りに私が誤解されているようで、それがちょっとつらいよね…っていうことでございます。
次は日本女子サッカーの話。
丹念に取材をしている。自らもサッカーをしていたという経験を踏まえているので、実感がこもっているし、よく見えていると感じる。好感が持てる本だった。
女子サッカーというのは男子に比べれば、やっぱり遅いし、小さいし…普通にサッカーを見ていた人が見れば、「面白くない」と思う人はいると思う。それはそれでいいんだけど…。
でもこの本を読んで、代表に選ばれるほどの選手というのは、女子サッカー界のなかでもとんでもなく秀でている人たちで、その女子のなかでの違いというのを、この本を読んで初めて知った。
女子サッカーというのは、割とどんぐりの背比べのようなものかと思っていたのだ。ところがどっこい、いまの代表選手たちの優秀さというのはなかなかなものらしい。
川崎フロンターレの中村憲剛選手が若かりし頃、澤選手にしごかれていたという話は知っている人もいると思うが、体格が変わらない頃に男子選手と互角、またはそれ以上に戦える人たちだったということを知ると、いや、これはすごいんでないかい? と思う。
私は男子選手顔負けに大野選手が小さな体でドリブル突破をはかる姿が好きなんですけどね…(笑)
そして、そんな彼女らを支えてきた人々の話も読むことができる。
えー次は、言わずと知れたクレイジーケンバンドに関する本。
放送作家、ライターである大野ケイスケ氏が、クレイジーケンバンドのメンバー全員をインタビューし、クレイジーケンバンドの奇跡(?)に迫っている。
大野ケイスケ氏がCKBの大ファンで、どんどんとのめりこむうちに、「なぜこんなバンドができたのか…」ということを知りたいと思って、その情熱が後押ししてインタビューを進めた、って感じかな。
すでに知っていることも出てくるけど、CKBのメンバーの相関関係が浮かび上がってくるのが面白かった。
確かに奇跡と言っていいほどの「縁」でつながっている。一種の運命なんだろうなあ~。
出会うべくして出会ったわけだ。
そういうものを読み取ることができて、ファンには面白く読める本。
これは、医者がなかなか踏み込めないでいる事象に踏み込んじゃった人の話。
「人は死なない」で、ちょっと有名になってしまったお医者様(東大教授)でもある矢作直樹氏と、気功師の中健次郎氏との対談をまとめた本。
下手をするとオカルト本的な扱いを受けてしまいそうな内容なのだが、矢作氏の東大教授という肩書が、そのブレーキをかけてくれているような気がする。
でも内容的にはオカルトチックなわけで、科学では絶対に証明できないよな、っていうことが語られているので、これから矢作氏はどこへ向かうのだろう…と、そっちのほうが気になった。
相変わらず、「あの世」というものはあるのか…信じるか信じないかの世界。私は「あの世」はあるだろうと思っているので、それなりに面白く読んだけれど、信じない人にとってもみればトンデモ本になると思う。
非常に紙一重。
こういうのは難しいなあ。東大教授という肩書が権威を持たせて、信用に足るものにするかと言ったらそうではないだろうと感じるし。
でも、こういう人が、踏み込んでこういう話をしたということには意義があると思うからよかったのかなと思う。
(ちなみにアマゾンといつもリンクさせますが、アフィリエイトではありませんです)
さて、音楽の話。
普段、うちではラジオを流しっぱなしにしているのだけど、1年半くらい前まではjwaveを聴いていたのでした。
ところが、好んで聴いていた夕方の番組、「グルーヴラインZ」のピスちゃんの傍若無人さに嫌気がさしてしまい、お隣のinterfmに変えて聴きはじめていました。
結局、「THE DAVE FROMM SHOW」のデイヴのいいお声と、UFOの話や陰謀話が面白くて、そしてかける音楽が好みのものばかりということで、interfmばかりを聴くようになったのです。週3回登場するジョー横溝はちょっとうるさいけどね。
しかし、この夏の7月20日頃、突如DAVEがお休みに…。
「どうしたんだ?」「何かあったのか?」とこの番組のファンの人々は騒いでおりました。
陰謀話なんかするから降ろされたんじゃないかとか、批判的な発言や脱原発を声高に言うから降ろされたんじゃないかとか、勝手にリスナーは想像していたのです。
そうしているうちに、どうやらビザを更新するのを忘れて、滞在許可が取れていないということがわかるのですが。。。
10月1日。
やっと復帰したDAVE。
なんと不法滞在ということで警察署に拘留され、その後入国管理局で拘束されていたというのです。休んでいる理由がアナウンスされた文章に「謹慎」という言葉が出ていたので、「何をやらかしたんだ?」と思っていたら、拘留されていたとは……。
なんというオチ。
ともあれ、好きだった番組が戻ってきてよかったよかったでありますよ。しかしDAVEを復帰させたinterfmは懐が深いというか、いいラジオ局だわ(笑)
で、そんなTHE DAVE FROMM SHOWを聴いていて知ったバンド、 INSPECTOR CLUZO(インスペクター クルーゾ)。
これは! と思いましたよ、奥さん^^;
ギターとドラムと、そして彼らの友人のホーンセクション。フランスのバンドであります。
まずはギターとドラムだけでここまでやるかという驚きと、ホーンセクションが加わるとそれだけでファンク色が強くなり、何と評していいのかなあ。ロックなんだけど、ファンクというかR&Bというか、いや~惹きこまれました。
youtubeで探してみたら、PVも皮肉たっぷりで秀逸です。
昨日は渋谷でライヴがあったらしく、行った人は楽しかったんじゃないかな。
オールスタンディングはオバサンには無理ですが…。
CDを買うかどうするかなんだけど、夫T君の好みではなさそうだよなあ~。まーいいか。
ということで覚書のようなものでした。
おしまい。
2012-10-05 10:23
nice!(4)
コメント(8)
みな面白そうな本ですね。
夕方、学生バンドが練習をしているのですが・・・・お経みたいなロックで聞いていられません(笑)
食べ物と音楽は日本が最高!!
by Blue☆ (2012-10-09 08:50)
*Blue☆さま*
おはようございます!
本を読めなくなったなあ~と思っていましたが、さすが秋です。
急に読めるようになってきました^^
Youtubeはそちらでは見られますか?
まだまだいろいろと規制がありそうですよね…。
また上海で日本料理を^^/
by toro (2012-10-10 07:43)
ちょっと仕事を頑張ると眼に疲れが出ちゃって本が読めなくなりました。;;
目薬の消費量がはなはだしいです。(やだやだドライアイ〜!)
さすがに男子A代表の試合を見た後にヤングなでしこを見ると...
う〜ん...な感じがありましたけど^^;でも女子の代表にはちがう面白さがありますよね。執着がちがうというか?
私最近...近賀・岩清水〜ディフェンダーが好きかも。
インスペクター クルーゾ?
PV面白いっすね。フジロックにも出てんだ〜(笑)
by nakasama (2012-10-10 10:36)
*nakasamaさま*
頑張ると眼に来ますよね~。しょぼしょぼ…。
ひとまず私は涼しくなると本が読めるようで、読めるときに読んで
おかなくちゃという強迫観念(?)ですわ(笑)
近賀選手、岩清水選手も、ともに神奈川県民!
神奈川県に女子選手が多いのは…、この本を読むとその理由も
見えてきたりします。要する神奈川県には女子チームが多いと^^;
近賀選手は戸塚のお寿司屋のお嬢さんですよ~。
インスペクター クルーゾ、変人の二人みたいです(笑)
フランス・ボルドー出身で、フジロックではドカーンと受けたようです。
by toro (2012-10-11 08:11)
今のところ私はj-weveを聴き続けていますが、interFMにちょっと浮気をしてみたくなりましたよ~!
実は、同じような理由から、岡田尊司氏の「パーソナリティ障害」を読んでいるところです…。
はぁ、疲れますね~(^^;
by めりっさ (2012-10-13 23:25)
*めりっささま*
interFMの15時~18時が私のお好みですよ~^^;
…パーソナリティ障害ですか…。身近にちょっと面倒な人がいると
やっかいですよね。説明できなかったり、理解も得られなかったり、
なかなか難しいですわ~。
めりっささんも頑張らなくちゃいいけないようで、心中お察しします;;
by toro (2012-10-15 10:57)
とにかく、目が疲れるし、肩が凝る・・・でも、読み出したら止まらない!おばちゃんは東野圭吾を愛読しています。
by 居酒屋のおばちゃん (2012-10-15 17:56)
*居酒屋のおばちゃんさま*
目は疲れるし、肩は凝る…確かに。これはお灸に走らねば^^;
でも愛読できる本があるのであれば、それは幸せです!
by toro (2012-10-17 08:12)