最近読んだ本(5連発) [本の感想]
年度末だからでしょうか。みなさんお忙しそうです。夫T君も異常に忙しく、仕事で午前さま…みたいな日々が続いています。
ともあれ体を壊さず、無理せずに、乗り越えて欲しいと願っています。みなさんも!
私は忙しさ回避…ではないですが、マイペースに仕事をさせてもらっています。ありがたいことです。集団行動が苦手な私は、勝手な仕事の仕方で楽をさせてもらっているわけです。ある意味で申し訳ない^^;
そんなこんなでありますが、本の感想を。
ちょっと、溜め込んでいました。
まずはこれ。
サッカー熱が冷めません(笑)
思えば、サッカー熱の第一波は小学生のとき。何度も書いていると思いますが、夜中に起きだしてサッカーの試合を観ていた子どもでありました。
あのとき、何であんなに熱心だったのかと思えるほど、よ~くサッカーの試合を観ていました。たぶん、1974年のW杯西ドイツ大会の頃だと思います。西ドイツかあ~。統一される前ですね。
あと、「ダイヤモンドサッカー」でしたっけ? テレビ東京でやってた番組。
ウィキで調べてみると、ドンピシャでした。…西ドイツ大会全試合放送と書いてある。これです、私が観ていたのは。懐かしい。
それから第二波は、Jリーグ発足時なのですが、これは一瞬で弾けました^^; だって、チケットが取れなくなってしまったのですから。それはダメ。何度電話しても試合のチケットが取れない。バブルでしたねえ。
お陰で冷めるのが早かったです。
そして今回、第三波。W杯南アフリカ大会から。
日本代表のイメージががらりと変わった大会でした。日本人もここまで来たか! と。
そしてアジア杯を経て、いまも熱は冷めず! で、見つけたのが「アシシ」さんという人。
私も一応ツイッターのアカウントがあるのですが、ツイッターの面白さを気づかせてくれたのが、このアシシさんのつぶやきでした。彼は日本人の選手を尋ねて、海外まで突撃取材のように行ってしまっているのです。それをいちいちつぶやく。これが臨場感あふれていて楽しい。
インテルの長友選手のゴールのときなんかは、祭り状態でした。面白かった~。(私は全くつぶやいていませんが^^;)
それでこのアシシさんのブログがあるのですが、それをもとにして作られた本がこれ。南アフリカ大会の前に、出場国をすべて訪ねて歩こうと企て、本当に踏破してしまうという話です(会社を辞めてまで!)。
行動力もさることながら、その情熱は人に訴えてくるものがありました。各国のサッカー事情の違いに考え込んだり、思いを馳せたり。そして、サッカーボール一個で人と交わえるということも再発見していきます。
あくまでもビジネス的に旅人としてふらふらしている中田とは異なり、一般人の見返りを期待していない、それでいて自分の思いをど~んと持ち出して実行してしまう…その語り口はなかなか軽妙でありながらも、心に残るものがありました。あざとさがほとんど感じられないのがいいと思います。
これを読んで、海外から日本を見つめるということも必要だと、ひしひしと感じました。
ブログではまとめて見られないけれど、こうしてひとつの本にまとめられると見やすくて読みやすくてとってもいいです。本の役割もここにあるな、と思った一冊でもありました。
次。
すっかり毛色が変わりますが、エイズ感染をしてしまった人々をルポした本。読んでみようと思ったのは「HIV」の今を知らなさ過ぎると思ったから。
読んでみて、なるほどと思いました。いまや死の病ではなくなったHIV。でもそれが投げかける課題や試練というのは、非常に重苦しいものだということ。
ガンとは異なり、「感染」してキャリアとなってしまうということに、この病いの持つ意味というのを考えてしまいました。
人同士が関わりあわなければ、感染しない病気です。血液非加熱製剤がもとに感染してしまった方々はお気の毒としか申し上げられないのですが…。
この本では、そういった人々のその後を一人ひとり取り上げて、どんな苦しみを得てしまったのか、そしてどうしたのかが書かれています。
いささか感傷的というか、感情的な部分があり、読んでいて「これはどうかな~?」と思う部分もありましたが、感染してしまったことでその後に起きる葛藤…生き方をすっかり変えてしまうほどの感染という威力の強さというものを知りました。
それぞれの人生には課題や試練があると思いますが、HIVというのは病気だけでなく、差別などなど、いろいろな試練が待ち受けています。人として受け止め、克服していくにはどうしたらいいのかと、考えさせられました。
1つの事例として、ある意味ではわかりやすいお話なのかもしれません。受け取り方の違いはあるだろうなと思っています。
はい、次。
精神科医の大平健さんが書かれた本。この人の本は、おそらくほとんど読んでいると思います。読みやすく、わかりやすいです。人柄が実に表れていると思います。
副題に「なぜペットはヒトを幸せにするのか」とありますが、「ヒト」と表記しているところがミソだと思いました。人間もヒト科に分類されている動物ですからね。ヒト科ヒト属…ホモ・サピエンス!
ペットも動物ですから、どこか同じように大平先生はとらえていて、それが面白い視点だと思いました。「ペットに癒される」ということをよく耳にしますが、直接ペットに癒されるのではなく、そのペットの行動を見て「そうか!」と気づくことがある。ペットは生きるヒントを教えてくれる、という感じでしょうか。
そうして安らぎを得ることがあると言いたいんだと思います。
たぶん、ペットを撫でくりまわして「可愛い!」と思う人は、可愛いが不足しているんですよね。だからペットを可愛いと思って癒されると。
大平先生は精神科医ですから、ペットの行動を見て、自らわからずに悩んでいたことを、そこに発見するのです。そうして気づかされるということで安らぎを得ると。
ペットというのは愛玩というわけではなくて、気づかされる存在であると、そんなことを書いている本でありました。
とはいえ、ペットに愛情を注いでいる大平先生。微笑ましい限りでした。
次。
相変わらずの江原節が炸裂している本でした。
最近は江原さんの本はどれを読んでも同じです。要するに普遍的であると。だから同じにならざるを得ない。頷けます。
なので、興味がない人は読まないでいいし、もうわかっているという人も読まないでいいと思います。
私はどちらかというと後者。やっぱり書いてあることは同じだなという印象で終わりました。新しい発見はなし。
ただ、自分の前世を知って「浮かれる」というのはいかがなものだろうかと言っています。
あなたの前世はマリー・アントワネットだったと言われたとして、だから何だと。だったらマリー・アントワネットのように振舞えばいいのか…いや違うだろう。今生には今生の試練があるのだから、前世から持ち越している課題を克服しなさいよ、と言っている。
はい、それはその通りだと思います。
そして続いて。
オカルトチックな本が続きますが、マヤ暦を読み解き、実はマヤ暦の最後は2011年10月28日だと結論付けている本です。
え~と、ここのところの中東騒乱など、きな臭いことが多く起きていますが、オカルト好きの夫婦の片割れである夫T君が「これはマヤ暦じゃないか?」と言い出したことを発端にこの本を見つけ出し、読みました。
「あ~、合致するわあ~」とまず感じました。
どんどん時間の流れが速くなっているのを、歯車にたとえて説明しているのですが、噛み合わせている歯車が小さくなるほど回転が速くなってくる…これを時間が速く感じるようになったことの原因と言うのです。
つまりマヤ暦では、その時間の単位が歯車のようにいくつかあって、いまは回転が速い歯車のなかにいるというか、そんな感じなのです。うまく説明できませんが…。
そんななか、インターネットの普及とか、ツイッターやフェイスブックのように情報が宙を舞い、駆け巡るようになったこともマヤ暦には記されていて、これを読んでいると、「予言というより必然か?」と思ってしまうようでした。
ちなみにマヤ暦の最後は2011年10月28日かもしれませんが、その後は新しい価値観が生まれ、世界が変わるということであります。
「もう貨幣などに価値を見出さない」「物質至上主義はおしまいである」ということだそうです。
結構面白かった。
それで、前述の江原さんの「前世」に繋がるのですが、このマヤ暦の本のなかに「一生涯とは生まれて、次に生まれ変わるまでのこと」という記述がありました。これがとても興味深かった。
死んであの世に行ってもなおかつ、次に生まれ変わるまではその1つの生涯であるという考え方。前世というのは生まれる直前まで続いていたのかと思うと、非常に興味深いです。少しとらえ方が変わりました。
…ま~このあたりは話半分で読んでもらえればいいですけど。
かなり偏った本選択でありましたね^^;
あと、オウム真理教のサリン事件関連の本をまだ読み終えていませんが、続行中です。
これは本当に感想が書けるかなあ~。
ひとまず。
ともあれ体を壊さず、無理せずに、乗り越えて欲しいと願っています。みなさんも!
私は忙しさ回避…ではないですが、マイペースに仕事をさせてもらっています。ありがたいことです。集団行動が苦手な私は、勝手な仕事の仕方で楽をさせてもらっているわけです。ある意味で申し訳ない^^;
そんなこんなでありますが、本の感想を。
ちょっと、溜め込んでいました。
まずはこれ。
サッカー熱が冷めません(笑)
思えば、サッカー熱の第一波は小学生のとき。何度も書いていると思いますが、夜中に起きだしてサッカーの試合を観ていた子どもでありました。
あのとき、何であんなに熱心だったのかと思えるほど、よ~くサッカーの試合を観ていました。たぶん、1974年のW杯西ドイツ大会の頃だと思います。西ドイツかあ~。統一される前ですね。
あと、「ダイヤモンドサッカー」でしたっけ? テレビ東京でやってた番組。
ウィキで調べてみると、ドンピシャでした。…西ドイツ大会全試合放送と書いてある。これです、私が観ていたのは。懐かしい。
それから第二波は、Jリーグ発足時なのですが、これは一瞬で弾けました^^; だって、チケットが取れなくなってしまったのですから。それはダメ。何度電話しても試合のチケットが取れない。バブルでしたねえ。
お陰で冷めるのが早かったです。
そして今回、第三波。W杯南アフリカ大会から。
日本代表のイメージががらりと変わった大会でした。日本人もここまで来たか! と。
そしてアジア杯を経て、いまも熱は冷めず! で、見つけたのが「アシシ」さんという人。
私も一応ツイッターのアカウントがあるのですが、ツイッターの面白さを気づかせてくれたのが、このアシシさんのつぶやきでした。彼は日本人の選手を尋ねて、海外まで突撃取材のように行ってしまっているのです。それをいちいちつぶやく。これが臨場感あふれていて楽しい。
インテルの長友選手のゴールのときなんかは、祭り状態でした。面白かった~。(私は全くつぶやいていませんが^^;)
それでこのアシシさんのブログがあるのですが、それをもとにして作られた本がこれ。南アフリカ大会の前に、出場国をすべて訪ねて歩こうと企て、本当に踏破してしまうという話です(会社を辞めてまで!)。
行動力もさることながら、その情熱は人に訴えてくるものがありました。各国のサッカー事情の違いに考え込んだり、思いを馳せたり。そして、サッカーボール一個で人と交わえるということも再発見していきます。
あくまでもビジネス的に旅人としてふらふらしている中田とは異なり、一般人の見返りを期待していない、それでいて自分の思いをど~んと持ち出して実行してしまう…その語り口はなかなか軽妙でありながらも、心に残るものがありました。あざとさがほとんど感じられないのがいいと思います。
これを読んで、海外から日本を見つめるということも必要だと、ひしひしと感じました。
ブログではまとめて見られないけれど、こうしてひとつの本にまとめられると見やすくて読みやすくてとってもいいです。本の役割もここにあるな、と思った一冊でもありました。
次。
すっかり毛色が変わりますが、エイズ感染をしてしまった人々をルポした本。読んでみようと思ったのは「HIV」の今を知らなさ過ぎると思ったから。
読んでみて、なるほどと思いました。いまや死の病ではなくなったHIV。でもそれが投げかける課題や試練というのは、非常に重苦しいものだということ。
ガンとは異なり、「感染」してキャリアとなってしまうということに、この病いの持つ意味というのを考えてしまいました。
人同士が関わりあわなければ、感染しない病気です。血液非加熱製剤がもとに感染してしまった方々はお気の毒としか申し上げられないのですが…。
この本では、そういった人々のその後を一人ひとり取り上げて、どんな苦しみを得てしまったのか、そしてどうしたのかが書かれています。
いささか感傷的というか、感情的な部分があり、読んでいて「これはどうかな~?」と思う部分もありましたが、感染してしまったことでその後に起きる葛藤…生き方をすっかり変えてしまうほどの感染という威力の強さというものを知りました。
それぞれの人生には課題や試練があると思いますが、HIVというのは病気だけでなく、差別などなど、いろいろな試練が待ち受けています。人として受け止め、克服していくにはどうしたらいいのかと、考えさせられました。
1つの事例として、ある意味ではわかりやすいお話なのかもしれません。受け取り方の違いはあるだろうなと思っています。
はい、次。
精神科医の大平健さんが書かれた本。この人の本は、おそらくほとんど読んでいると思います。読みやすく、わかりやすいです。人柄が実に表れていると思います。
副題に「なぜペットはヒトを幸せにするのか」とありますが、「ヒト」と表記しているところがミソだと思いました。人間もヒト科に分類されている動物ですからね。ヒト科ヒト属…ホモ・サピエンス!
ペットも動物ですから、どこか同じように大平先生はとらえていて、それが面白い視点だと思いました。「ペットに癒される」ということをよく耳にしますが、直接ペットに癒されるのではなく、そのペットの行動を見て「そうか!」と気づくことがある。ペットは生きるヒントを教えてくれる、という感じでしょうか。
そうして安らぎを得ることがあると言いたいんだと思います。
たぶん、ペットを撫でくりまわして「可愛い!」と思う人は、可愛いが不足しているんですよね。だからペットを可愛いと思って癒されると。
大平先生は精神科医ですから、ペットの行動を見て、自らわからずに悩んでいたことを、そこに発見するのです。そうして気づかされるということで安らぎを得ると。
ペットというのは愛玩というわけではなくて、気づかされる存在であると、そんなことを書いている本でありました。
とはいえ、ペットに愛情を注いでいる大平先生。微笑ましい限りでした。
次。
相変わらずの江原節が炸裂している本でした。
最近は江原さんの本はどれを読んでも同じです。要するに普遍的であると。だから同じにならざるを得ない。頷けます。
なので、興味がない人は読まないでいいし、もうわかっているという人も読まないでいいと思います。
私はどちらかというと後者。やっぱり書いてあることは同じだなという印象で終わりました。新しい発見はなし。
ただ、自分の前世を知って「浮かれる」というのはいかがなものだろうかと言っています。
あなたの前世はマリー・アントワネットだったと言われたとして、だから何だと。だったらマリー・アントワネットのように振舞えばいいのか…いや違うだろう。今生には今生の試練があるのだから、前世から持ち越している課題を克服しなさいよ、と言っている。
はい、それはその通りだと思います。
そして続いて。
オカルトチックな本が続きますが、マヤ暦を読み解き、実はマヤ暦の最後は2011年10月28日だと結論付けている本です。
え~と、ここのところの中東騒乱など、きな臭いことが多く起きていますが、オカルト好きの夫婦の片割れである夫T君が「これはマヤ暦じゃないか?」と言い出したことを発端にこの本を見つけ出し、読みました。
「あ~、合致するわあ~」とまず感じました。
どんどん時間の流れが速くなっているのを、歯車にたとえて説明しているのですが、噛み合わせている歯車が小さくなるほど回転が速くなってくる…これを時間が速く感じるようになったことの原因と言うのです。
つまりマヤ暦では、その時間の単位が歯車のようにいくつかあって、いまは回転が速い歯車のなかにいるというか、そんな感じなのです。うまく説明できませんが…。
そんななか、インターネットの普及とか、ツイッターやフェイスブックのように情報が宙を舞い、駆け巡るようになったこともマヤ暦には記されていて、これを読んでいると、「予言というより必然か?」と思ってしまうようでした。
ちなみにマヤ暦の最後は2011年10月28日かもしれませんが、その後は新しい価値観が生まれ、世界が変わるということであります。
「もう貨幣などに価値を見出さない」「物質至上主義はおしまいである」ということだそうです。
結構面白かった。
それで、前述の江原さんの「前世」に繋がるのですが、このマヤ暦の本のなかに「一生涯とは生まれて、次に生まれ変わるまでのこと」という記述がありました。これがとても興味深かった。
死んであの世に行ってもなおかつ、次に生まれ変わるまではその1つの生涯であるという考え方。前世というのは生まれる直前まで続いていたのかと思うと、非常に興味深いです。少しとらえ方が変わりました。
…ま~このあたりは話半分で読んでもらえればいいですけど。
かなり偏った本選択でありましたね^^;
あと、オウム真理教のサリン事件関連の本をまだ読み終えていませんが、続行中です。
これは本当に感想が書けるかなあ~。
ひとまず。
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