何かと想う春

今年も毎年恒例のお花見がありました。

いつも行く飲み屋さんが主催のお花見…もう９回目になるそうで、そんなに経つかなあ～なんて思ったりもしましたが、つらつらと思い出してみると「そうだよな、そんなに経つかな」。

もうね、散り始めている桜だけれど、このくらいになるとこの場所も空き始めるので、少々遅いお花見となりました。

この仲間で、いつまでお花見ができるのかなあ。

本当に桜の花を見ると切ない気分になるのは、こんなところからなんですよね。

「この次のオリンピックは観られるのかなあ」とか…。





ちょっと切ない話は続きで書きます＾＾；




つらつらと思い出したお花見のこと。

「そうだ、母と一緒にこのお花見に参加したことがあったんだ」ということを思い出しました。

まだ元気だった母で、２次会までも参加できる体力があったのです。

それを考えると、９回目を迎えたこのお花見。さもありなんと思いました。

少なくとも、６年前くらいには母が参加していたんだなあと。

それと、昨年はあの失踪してしまった男性も参加していたのです。あのときは病気も克服して元気だったのに。「コーヒーとパンのお店をやりたいんだ」なんて話もしていたのに。

昨年のお花見のときの会話を思い出すと、とても失踪してしまうような雰囲気はなく、いまだに不思議で不思議で仕方がありません。

ね、いまここにいない人を思い出し、切なくなってしまうという…。



もう１つ、頑張って欲しいことも…。

友人の病気の再発が見つかってしまい、現在鋭意治療中ということを聞かされました。本人は至って元気で、「副作用をあんまり感じないんだよね～」と言います。「ゴルフもできるよ～」と言うから、ゴルフ場へ予約を入れたりしていますが、とにかく頑張って欲しいとそれだけ…とにかく祈る。

同い年ということもあって思いは強いです。

＜桜の花の下で、そんな話しないでよ～；；＞と思いましたが、本人の気丈に振舞うその姿に、反対に励まされるようで、私も頑張らなくちゃと思いました。

いろいろある春です。


自分も、桜の花が咲く前に病気で入院して、退院する頃にはすっかり散ってしまって、初夏に向かうような陽気になってしまっていたことを経験しています。そのときのなんとも言えない雰囲気がいまも忘れられないです。

冬の洋服で緊急入院したもので、退院するときもそのいい加減な洋服しかなかったというのも、切なさが倍増＾＾；

せめて晴れ晴れとした服装で退院したかったなあ～なんていまさらながら思ったりしています。






また来年も、みんなで桜の花を楽しむぞ。

おしまい。

コメント 4

特に桜は・・・来年も観られるのだろうか・・・今年も観られてよかった～って強く思わせる花です。
お若い頃はそんなことな～んも思わんかったのに。

今回の旅行は・・・近場は別として・・・たぶん、最後の旅行かな？って感じですわ。

by こぎん (2010-04-15 19:24) 

土日はお天気に恵まれて、花見客は意外に少なくて、花吹雪がすてきでしたね。
桜は特別な花ですよね。
先日自分の花見の記事にリンクを貼っていて3年前の治療中の記事に亡くなった方のコメントがあるのを読み返していました。
一緒に頑張ってたんだな〜って思うことと、忘れないようにしようって思う事を毎年桜を見ては振り返ることにしています。
だからね〜、お花見で食べて飲んで〜は供養でもあります。＾＾
自分はたまたま今年も生きてるだけなんだもんね〜。
お友達の治療がうまくいきますように・・・。
by nakasama (2010-04-15 22:42) 

そうですね。我が家の前にも桜並木があり、毎年、あと何回この桜を見られるのだろう？と思ってしまいます。
by もりけん (2010-04-15 22:48) 

*こぎんさま*
若い頃にはそんなこと思わなかったですよね…。
ここ数年、急に「次は見られるかなあ」なんて思うようになってしまいました。
こぎんさんの八重山の旅の記事を読んで、いろんな思いが頭を去来して
おられるのだろうなあと想像しておりました。
いい旅になったようですね＾＾

*nakasamaさま*
そうそう、花吹雪という感じでしたよね＾＾　飲んでいるワインのコップに
花びらがやたらと入ってきていました。

今回、桜の花をきっかけに、思い出すことが一杯あると気づきました。
そこに切なさが生まれると＾＾；
でもこうして思い出すこともいいことなんだろうなあって、私も思います。
昨晩もその友達と飲んだんですけどね…。元気にしているんだけど…。
……病気は憎いですね～。

*もりけんさま*
あと何回かなあって思ってしまいますよね…。
そう思うたびに、切なくて切なくて＾＾；
by toro (2010-04-16 09:40)