最近読んだ本…ダメ人間 [本の感想]
昨日の朝、義母から電話がかかってきた。何かと思えばこんな調子で話し出す。
「D君が出てきたんだけど…」
「は?」
「D君が出てきて、気になってしょうがないんだけど、D君の骨は埋めたの?」
「いえ、まだですけど…。四十九日も過ぎてないし」
「あ、そうか、そうよね。で、新しい猫を迎えるの?」
「いえ、まだ考えてないです」
「何でD君が出てきたのかしら…。気になるんだけど…。骨がまだあるんだったら拝みに行きたいんだけど」
「え? すみません。今日は仕事をしていたいんで」
「あ、そう。私は今日は何もなくて暇でね…○▲■×:;…」
とまあ、うにゃらむにゃらと電話をかけてきて、しゃべって、気が済んだのか電話が切れたのだった。
想像するに、義母の夢に猫のD君が出てきたらしい。そして話をよくよく聞いていると、前日にとあるデパートのペットショップで猫を見ていたらしく、それが記憶に残って夢を見てしまったらしいのだった。
要するに、D君が夢に出てきたことには意味はなく、自分(義母)が寂しい気持ちになっているということを訴えたかっただけだったのだ。
だからといって私が義母を慰める術もなく、むしろ私のほうが寂しい思いをしているんだけど…と言ったところで通じない義母なので、黙っているしかない。
そしていい加減に私が対応をして電話を切りたがっているのを感じると、また夫T君にかけた保険の話を持ち出してくるのだった…。
息子を思って保険をかけてくれたのはありがたいことだけれど、いつもいつも恩着せがましく言うのはいかがなものだろうと。
しかし、それしかない義母も哀れだなと思ってしまう。
* * * * *
さて、この前の土曜日。ゴルフに行ってヘトヘトに疲れたと思ったら、翌日の日曜日。あまりの頭痛で目が覚め、そうこうしているうちに吐いちゃったりして、散々な日曜日となった。
そんな散々な残念な日曜日だったのだけれど、横になりながら読んだ本がこれ。
いま、飛ぶ鳥を落とす勢いで大躍進の、北海道の芸能プロダクション(?)office cueの社長である鈴井貴之氏が書いた自伝。
本人は私小説と言っているが、ほぼエッセイに近いと思う。
浪人生時代から、仕事が少しずつ入ってくるまでのおよそ10年間の話(12~3年かな)。
タイトルどおり、そのダメっぷりは読んでいてひしひしと伝わってくるし、「何やってんだよ、鈴井貴之!」と言いたくなるくらいひどい^^;
思いばかりが先行して、実行されない。プロになることのなんたるかを全然理解せずに突っ走って、そして失敗を繰り返す。若さゆえの過ちといってしまえばそれまでだが、どうしようもない。
しかしその過ちがあったから、いま見る鈴井貴之氏の厳しく取り組む姿というのがあるんだなと、理解できる。
「水曜どうでしょう」を見ていると、ところどころで妥協を許さないミスター(鈴井貴之氏)を見られるけれど、それは、若い頃の失敗が糧になっているということがわかった。
そして、その若くてどうしようもないダメ人間を救う人物が何人か出てくるが、最後に妻となったいまの副社長の「逃げちゃダメ」と言うのが実によくって、本当にこの人は後に妻となる副社長に救われたんだ。
頭が上らないね~。
えーと、本としては面白くはない(笑) 別に読まなくていい。面白くないから。あっという間に読めるから。
ただ、office cueのファンであったり、鈴井貴之…ミスターのファンであるなら、読んでもいいだろうな。
もひとつ。
お医者様が書いた本だけれど、スピリチュアル。感謝の気持ちが大切なんだそうだ。
人に感謝の気持ちで接し、穏やかでいれば病気が治ったり、症状を緩和させたりする…そういう場面を目の当たりにしている医師のお話。
そういえば、欲求不満を残して、文句ばかり言っている人の病気というのは重く、辛いものだと何かで読んだ気がする。
ガンの末期患者の痛みは、文句を言う人ほどひどいらしい、と。
それはそうだろうなと思う。
それから、「冷え」は万病の元。とにかく冷やしてはいけないとこの人は説いている。
腿を暖めるといいらしいっす。それから腰(お尻の少し上)。
シャワーではなく、ちゃんと湯船に入って温まりましょう、と言っている。
はいはい。
どうも薄着が好きな私は、いまも短パンで家の中をうろうろしているし、体を冷やしまくっている。冷たい飲み物も好きだしなあ…^^;
自分の病気のことを考えれば、やっぱり冷えは禁物だし、いつも行っている病院の先生にも「冷やしちゃダメ」と言われていたのだった。
……長ズボンを履くか…。
素直に応じてしまいたくなる本だった。
おしまい。
「D君が出てきたんだけど…」
「は?」
「D君が出てきて、気になってしょうがないんだけど、D君の骨は埋めたの?」
「いえ、まだですけど…。四十九日も過ぎてないし」
「あ、そうか、そうよね。で、新しい猫を迎えるの?」
「いえ、まだ考えてないです」
「何でD君が出てきたのかしら…。気になるんだけど…。骨がまだあるんだったら拝みに行きたいんだけど」
「え? すみません。今日は仕事をしていたいんで」
「あ、そう。私は今日は何もなくて暇でね…○▲■×:;…」
とまあ、うにゃらむにゃらと電話をかけてきて、しゃべって、気が済んだのか電話が切れたのだった。
想像するに、義母の夢に猫のD君が出てきたらしい。そして話をよくよく聞いていると、前日にとあるデパートのペットショップで猫を見ていたらしく、それが記憶に残って夢を見てしまったらしいのだった。
要するに、D君が夢に出てきたことには意味はなく、自分(義母)が寂しい気持ちになっているということを訴えたかっただけだったのだ。
だからといって私が義母を慰める術もなく、むしろ私のほうが寂しい思いをしているんだけど…と言ったところで通じない義母なので、黙っているしかない。
そしていい加減に私が対応をして電話を切りたがっているのを感じると、また夫T君にかけた保険の話を持ち出してくるのだった…。
息子を思って保険をかけてくれたのはありがたいことだけれど、いつもいつも恩着せがましく言うのはいかがなものだろうと。
しかし、それしかない義母も哀れだなと思ってしまう。
* * * * *
さて、この前の土曜日。ゴルフに行ってヘトヘトに疲れたと思ったら、翌日の日曜日。あまりの頭痛で目が覚め、そうこうしているうちに吐いちゃったりして、散々な日曜日となった。
そんな散々な残念な日曜日だったのだけれど、横になりながら読んだ本がこれ。
いま、飛ぶ鳥を落とす勢いで大躍進の、北海道の芸能プロダクション(?)office cueの社長である鈴井貴之氏が書いた自伝。
本人は私小説と言っているが、ほぼエッセイに近いと思う。
浪人生時代から、仕事が少しずつ入ってくるまでのおよそ10年間の話(12~3年かな)。
タイトルどおり、そのダメっぷりは読んでいてひしひしと伝わってくるし、「何やってんだよ、鈴井貴之!」と言いたくなるくらいひどい^^;
思いばかりが先行して、実行されない。プロになることのなんたるかを全然理解せずに突っ走って、そして失敗を繰り返す。若さゆえの過ちといってしまえばそれまでだが、どうしようもない。
しかしその過ちがあったから、いま見る鈴井貴之氏の厳しく取り組む姿というのがあるんだなと、理解できる。
「水曜どうでしょう」を見ていると、ところどころで妥協を許さないミスター(鈴井貴之氏)を見られるけれど、それは、若い頃の失敗が糧になっているということがわかった。
そして、その若くてどうしようもないダメ人間を救う人物が何人か出てくるが、最後に妻となったいまの副社長の「逃げちゃダメ」と言うのが実によくって、本当にこの人は後に妻となる副社長に救われたんだ。
頭が上らないね~。
えーと、本としては面白くはない(笑) 別に読まなくていい。面白くないから。あっという間に読めるから。
ただ、office cueのファンであったり、鈴井貴之…ミスターのファンであるなら、読んでもいいだろうな。
もひとつ。
お医者様が書いた本だけれど、スピリチュアル。感謝の気持ちが大切なんだそうだ。
人に感謝の気持ちで接し、穏やかでいれば病気が治ったり、症状を緩和させたりする…そういう場面を目の当たりにしている医師のお話。
そういえば、欲求不満を残して、文句ばかり言っている人の病気というのは重く、辛いものだと何かで読んだ気がする。
ガンの末期患者の痛みは、文句を言う人ほどひどいらしい、と。
それはそうだろうなと思う。
それから、「冷え」は万病の元。とにかく冷やしてはいけないとこの人は説いている。
腿を暖めるといいらしいっす。それから腰(お尻の少し上)。
シャワーではなく、ちゃんと湯船に入って温まりましょう、と言っている。
はいはい。
どうも薄着が好きな私は、いまも短パンで家の中をうろうろしているし、体を冷やしまくっている。冷たい飲み物も好きだしなあ…^^;
自分の病気のことを考えれば、やっぱり冷えは禁物だし、いつも行っている病院の先生にも「冷やしちゃダメ」と言われていたのだった。
……長ズボンを履くか…。
素直に応じてしまいたくなる本だった。
おしまい。
長ズボン、はいてください。(笑)
by もりけん (2009-10-21 16:51)
体調は回復しましたか??
今、この時期に短パンで過ごせるなんて・・・羨ましいです。
もう、だいぶ前から・・・ダメですわ。靴下も履かないとつめた~くなって、
どんどん冷えて・・・我慢できないです。
toroさん、冷え性じゃないんでしょうね。
ダンナも全然、違うんですよ。素足でも足が暖かい。代謝の違いなのかな?
by こぎん (2009-10-22 07:17)
*もりけんさま*
はきます、はきます。もうはかなくっちゃ(笑)
*こぎんさま*
体調はですね~。相変わらず薬で封じ込め作戦が続いていまして、
副作用と格闘中ですね~^^; あと2ヶ月くらいかなあ。
私は冷え性じゃあないのか? と考えますが、よくわからないんです。
でも靴下をこの時期に履かなくても大丈夫ということは、そんな重症な
冷え性ではないということですよね。
しかし、冷えは禁物と…長ズボンをはきます、はい(実はまだ短パン^^;)。
by toro (2009-10-22 07:53)
*ぽんぽちぽちぽちさま*
ありがとうございます。
by toro (2009-10-22 07:54)
私も偏頭痛持ちなので頭痛で吐く事がたまにあります。
頭痛いのに本読んじゃうところがtoroさんですね〜^^;
普通の風邪も流行ってるみたいなので暖かくしてお大事に。
そーそー、これからの季節は長ズボンにお腹の上までのおぱんつでしょう。( ̄w ̄)
最近はレギンスやらトレンカ?やらスパッツと呼ばないいろんなものが短パンの下に履けるみたいなのでいかが?
私は1年中弾性ストッキングのお世話になってる身なので、最近は夏の方が暑くてつらい時があり・・・。^^;
病は気から・・・っていう本当の意味はソコんとこなのだと思いますよね。
医師を信頼出来るか否かでも治療の効果はずいぶん違ってくると思うので・・・信じるものは救われる〜です。^^
by nakasama (2009-10-22 11:01)
*nakasamaさま*
本当にね^^; 暖かくしてお大事にしないといけないのに、まだ短パン(笑)
衣替えをしなくては~と思っているところです。
(部屋着の長ズボン!がみつからないですうう;;)
ああ、それはあのためのストッキングですね~。
しっかりはかないと、ですもんね…。
昨日も病院に行って、ホルモン剤を一発打ってきましたが、だんだんと麻痺
してきている自分がいまして…^^;
きちんと必要な医療行為も自分で選択せねばと思うものの、先生の言われる
がままみたいな。
いや、ポジティヴに笑って、体を温めれば治るかもしれ~ん…て、
早く長ズボンをはかないと(笑) …ユニクロの出番か!?
by toro (2009-10-23 07:32)
*yuki999さま*
ありがとうございます。
by toro (2009-10-23 07:34)
こんばんは。
年よりは寂しがりや。
いつまでたっても息子は子どもなんだね。
なんだかんだ言っても、ちゃんと義母様の相手をしているのだから、マダムは立派ですぞ。
我が家の義母はできたもので、息子に生命保険なんぞ絶対かけないからな。(お金はしっかり自分の懐へ)
朝の見送りさえしてくれなければ文句無いんだけど。
いつまでたっても、私の前に出て見送るのだけは勘弁だわよ。
結婚して以来、投げキッスなんてありえない我が家の事情です。f(σσ*)プッ
冷えは万病の元。
中国医療の先生は、ビールも常温で飲めって言いますぞ。
by mamire (2009-10-26 00:14)
*mamireさま*
そう、子どもは子どもなんですよね、いつまで経っても。
義母の寂しさは理解できなくもないけど、だからといって世話を焼くと
図に乗ってくるんで、そのさじ加減が難しいです(笑)
やったらやったで、兄嫁さんが「次男の嫁がでしゃばるな」…となるんで
ある意味、八方ふさがりなわけで、、、。結局、知らんぷりをするか、
ほうっておくということになりますねえ。
それでもメゲズに電話をかけてくる義母もすごいんですけど。
ビールも常温ですかっ! それは無理だわ~^^;
冷たいものが好きというのも善し悪しだと、つくづく思い知らされました。
by toro (2009-10-26 08:58)
えっ、この季節に短パンですか…?!
私には無理ですわ^^;
by めりっさ (2009-10-30 08:18)
*めりっささま*
さすがに、ユニクロに行って、長ズボンの室内着を買ってきましたわ^^;
それより衣替えもしなくちゃと思っていますよ~。
(たんなるズボラ……あはは)
by toro (2009-10-30 08:55)
長ズボンよりももひき♪
いや、スパッツという手もあります。
最近、スパッツ愛用しています。
ももひきって男性用だけに言うのかしらん(^^;;
by ケイクス (2009-11-02 00:45)
*ケイクスさま*
ももひき…うふふ。最近は、あんまり言わないですねえ^^
ようやく長ズボンを履いたものの、今朝はまた急に寒くなって来ました。
早く衣替えをせねば…です^^;
by toro (2009-11-02 15:27)