SSブログ

びっくりくりくり [家族の話]

介護保険の話である。

いやさ、実はさ、義父が退院したときのことに備えて、介護保険の申請を義父・義母の2人分していた。それで、義父は要介護認定がされるものを思っていたので、それはまあいいや。。。直後に亡くなってしまったししょうがないんだけど。

その後、義母の分も申請していたので、「まあ、元気だしな、要介護認定はされないだろう」と思っていたのだ。

でもとりあえず申請をしていたので、認定調査だけでも受けることにした。

そして要介護調査が行われ、認定の通知が来た。

で、中身を見てみると…「要支援2」。

「ええええ? 『要支援』って認定されちゃったの~?」 … びっくりくりくりである。

義父が亡くなった直後で、一人暮らしになった不安を調査員の方に切々と訴えはした。だけど、自転車は乗れるし、無理をしなければゆっくりと歩いて出かけられるのだ。…確かに判断力は鈍っているかもしれない。でも、買い物は自分でできるし、銀行も自分で行けるし、、、。

それでね、私の実の母も具合が悪い。そのため、やっぱり介護保険の申請をした。義母から遅れること1カ月だ。

まだ、認定の結果は出ていないが、おそらく要介護1くらいにはなるんじゃないかと思っている。

でもね、義母と同じ認定が来たら、それこそびっくりくりくりの30乗ぐらいになりそうなんだわ。

計らずも同時期に介護保険の申請をしたからね。それがいいのだか、悪いのだかわからないけど、んんんんんと要介護の認定ってゆるいのかな、なんて思った。

 

ところで、ボランティア仲間の一人にこんなことを言われた。

「toroさんの年齢で、介護の問題がどっと押し寄せるなんて大変ね」と。

「まだ早いんじゃないの?」と。

その人は50歳。まだご両親の介護の問題には直面していないと言うのである。

40代も半ばにさしかかろうとする私ではあるが、それを聞いて「はて?」と考えた…。

そして導き出した答えは…。

時代にもよるんだろうけど、私は遅く生まれた子どもだということ。要するに親が30代のときに生まれている子どもであるから、親の介護に直面するのが早かったのだ。

聞けば、その人のお母さんは77歳…。義父と同じ年齢である。

考えてみると、義母のお母さん、、、、T君のお祖母さんだが、義母とお祖母さんの年齢差は17歳だった。義母は母親が10代のときに生まれている子どもだから、70歳になっても親が生きていたんだよ(今年の初めにお祖母さんは亡くなったけれど…)。

そういえばこの前、60代の女性に、「やっと、うちも介護が終わったわ~」なんてことを聞かされた。。。。60代である。

やっぱりそんなもんなんだろうか。

40代では早いのか。

 

これも何となく、びっくりくりくりな話であった。

 

おそまつ。


nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 5

介護保険・・・行政によって格差があるようです。
ぼんの母友達と会うと、結構多いの。姉妹で順番に看ているとか・・・。
諸先輩方に聞くと、当市は冷たいらしい。年をとったら、江戸川区に引っ越すとか・・・(江戸川はいいらしい)。いろいろためになるようで実現不可能な話を聞いております。
toroさんのお母さんは義理母以上に認定されてほしいですわ。
我が家も・・・そろそろいろいろ勉強しないとならん時到来の兆しです。
え~~~ん 。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 いろいろあってさ~~~。
by (2006-11-02 00:03) 

toro

*こぎんさま* ありがとうございます。
そう、市区町村によって違うと、皆、言いますねえ。
うちのあたりだと、町田市に引っ越したらいいという話が出ます。
福祉が充実しているらしくって。
こぎんさま、早め早めの手当てがいいでございますよ。
行政の動きは遅いので、「まだ早いか…」と思うくらいで手続きを
しないと、いつ何時、、、ということになってしまうことも。
手続きするまでのプロセスも結構必要ですし、義父なんか、
手続きができた3日後に死んじゃって…もう、、、全然間に合わなかったし;;
by toro (2006-11-02 09:00) 

kaz-i

私の母の場合は、病院から一時自宅に戻されたときに、看病から介護の問題に直面しました。自分でトイレもいけず、上半身だけはベッドで起こせる状態でしたので、病院で「要介護4もしくは5」と言われたのですが、実際の判定は「要介護3」でした。
それはおかしいと抗議し、再審査してもらったのですが(私も面接されました)
たくさんの質問に正直に答えると、結果はまたも同じく「3」でした。普通にしゃべることはできたので、見た目は元気でしたが、すでにベッドの上でしか生活はできなくなっていたのにです。
質問にも大げさに答え、寝ているところも少し芝居したら、認定の数字が上がるのかねえ、などど母と冗談を言ったことがありました。結果には不満が残りましたね。面接する人や判定する人、市町村のやり方によってかなり差が出てくるものと思います。しかし介護保険のおかげでヘルパーさんたちのお世話になることができたり、ベッドや便器やいろんな設備を借りる助けになりました。
介護に関しては40過ぎから、同級生の親の話をぼちぼち聞いてはいましたが、
私は母が20歳の時の子なので、自分にはまだまだ先のことと思っていました。
しかし元気だった母を病魔が襲ったのは突然でした・・・・・・。
50を目前に控えた今、同年代の友人たちの話題の中心は、子供のことより親のことが多いですね。実家の母が認知症になった、母が亡くなって父一人になった、親戚の伯父さんの面倒も見ている・・・・・・などなど様々な問題が発生しています。地方から東京に来ている友人たちは、子供も何とか手が離れているので、格安チケットを使って、実家と生活している場所を行ったりきたりしているようです。それでも親には長生きしてほしいと思います。
そして健康でいられると言うことが、ものすごく幸せだと感じます。
・・・・・・長くなってスミマセンm(。≧Д≦。)m
by kaz-i (2006-11-02 11:20) 

toro

*kaz-iさま* ありがとうございます。
要介護の認定を考えていて気づいたのですが、
・認知症による介護
・認知症以外の病気による介護
・上の2つによる介護
で、認定の仕方も変わってくるのかもしれないな、と。
義母は認知症に傾きつつあるので、予防のために「要支援」と認定されたのだと思うんですが、実母は病気の介護あるいは看護に当たるんですよね。
なので、どのような判断が下されるのかな、と興味津々です。
おそらくkaz-iさんのお母様のような判断かと思われ、
考えているよりも軽い認定が下されるのではと思っています。
となると、やっぱりおかしいと思ってしまいますよねー。
とはいえ、1割負担ですから、認定の度合いが重くなればなるほど、
必要性が高くなればなるほど負担も増えるわけで、
う~ん、と考えさせられます。相互扶助の大切さを感じます。
実は介護保険が導入されたときは、それほど介護が必要になる人は
出てこないだろうと思っていました。
なので、介護保険の有用性が理解できないでいたのです。
でもいまは、認知症だけではないところで介護の必要性が出てくると
いうことを実感しているところです。
(どうしても負担金の多寡は気になりますけどね)
そう、健康が一番ですね。
そして、すううと他人の手を煩わせることなく逝きたいなあ~と
思っている今日この頃です^^。
by toro (2006-11-03 10:15) 

shappy

介護調査結果は、使おうとしているサービスが少なくて収まっているならば、重くない方がよい場合もあります。
施設入所した時には、介護度が重くなれば、負担金も増えます。

町田市の福祉はよいです。知人が町田市在住で話しを聞いています。
また、夏に福祉住環境コーディネータ2級の勉強をした時の講師が町田市在住でいろいろ話しを聞きました。
江戸川区は子供にはよいですが、老人福祉はさほどでもありません。
家の修繕時の補助は多いですが、、、;
江東区も施設が多かったり、老人に理解のある病院(クリニック)が多いので、結構いいですよ♪
by shappy (2006-12-25 14:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。