快挙 [スポーツ]
どうもご無沙汰をしていてすみません。シルバーウィークなんていう連休があって、調子が狂っちゃいました(笑)
皆様、いかがお過ごしでしょうか。猛暑(酷暑)も終わり、いい気候になってきましたね。
さてさて。このことは書いておかないといけないでしょうというラグビーのこと。
「おいおい、あんたはサッカー好きではなかったか?」とお思いの方も多いと思いますが、ラグビーも好きなんです。サッカーは小学生のころからの筋金入りですが、ラグビーは、夫T君の出身大学がラグビーの強豪校だったということがあります。
結婚して一緒に見るようになってはまりました^^;
因みに結婚した年が第一回ラグビーW杯が開催された年でもあるのですよ。
そりゃ見ちゃうよねえ。
もともとスポーツ競技を見るのが好き(ルールを覚えるのも得意)ということもあって、T君が見ていれば私も見ると。その内、私のほうがたくさん見ていたりするようになる。大学ラグビーだけではなく、社会人ラグビーも見始めていました。
ちょうどこのころの社会人ラグビーは、ほぼ同世代の人たちが選手だったので、結構思い出深いです。平尾選手、大八木選手、林選手と、神戸製鋼が強かった時代。その前は新日鉄釜石が強い時代を築いていました。
ついでを言うと、フルタイムの会社員時代。その会社の社長がラグビーの選手だった(!)ということもあって、会社ではラグビー談議に花を咲かせることも。女性でラグビーを見る人は少なかったですから、社長もうれしくなっていたんでしょうねえ(笑)
で~ですよ。平尾選手等々がW杯に出て、さあ勝てるかと言ったら、世界の強豪相手にラグビーというものは簡単には勝てません。
今回の南アフリカ戦の快挙でも、「ラグビーに奇跡はない」と言われています。つまり実力が物を言うんですよ。運で勝てるものではないと。
なので、これまでラグビー日本代表は勝てた例がない。もちろんアジアでは一番強いですから、アジアのチーム相手(格下相手)には勝てますが、それ以外は「いやいやいや~」と勝てません。格下も少ない。
なんたって今回のW杯予選の2位は香港ですから、推して知るべし。
そのため、快挙となった南アフリカ戦は、実はリアルタイムでは見ていないのです。
お彼岸ですから、翌日早朝にT君家のお墓参りに行くことにしていて、「夜中の試合は見られないよね~」と録画予約をして寝てしまったのです。「どうせ勝てるわけがない」と思っていたので。
ところが翌朝5時に起きて、「さあ、お墓参りに行きますか」と腰を上げたとき、T君が「南アフリカに勝ったてよ!」とタブレット片手に私に言うではありませんか。
「え~~~~~!!!!!!」
真剣に驚きました。「なんで????」って感じだったのです。鳩豆状態(笑)
それからお墓参りに行く道中はネットを漁り、どんな勝ち方をしたのか、検索しまくり読みまくり。
なんかもう大どんでん返しがあったと読んだだけで、わくわくドキドキ。
家に帰って録画を見るのが楽しみとなりました。
そして帰ってきて、じっくりと試合を観はじめました。
初めは南アフリカが日本をなめている感じがありあり。でも、日本が先制ですよ。試合結果を知らなければ、先制しただけで十分と思っていたことと思います。
ペナルティゴールを選ばず、スクラムを選ぶ南アフリカを見て、やっぱりなめられているよなあと思いつつ、だけど点を取られたら取り返すが続きます。
あれ? 思いました。タックルがとても有効だし、反則もない。パスミスもなけりゃ、マイボールのラインアウトは確実に取っている。反対に、南アフリカのほうがミスが目立っていたように思います。
段々と焦り出す南アフリカ。観客も、食らいつく日本代表を応援しだしていることがわかります。会場の雰囲気が日本のホームのよう。
あまりの素晴らしさに泣いてしまいそうになりました。でもまだまだ。
ついには南アフリカが確実なペナルティゴールを選び出したときには、日本をなめてかかってはいけないと気づいたか~! と(興奮^^;)。
そして最後、南アフリカがこれまたペナルティゴールを選び、3点差に逆転。
しかし日本はワントライで逆転できることになります。そうして自陣にボールが進み、南アフリカが反則をします。さあ、日本はどうする。残された時間はほとんどない。ペナルティゴールを狙えばドロー。トライを決めれば勝利は確実。
もうねえ、勝ったのをわかっているとはいえ、この瞬間の日本選手のカッコよさったらなかったです。
トライを決められなければ負けるのに、スクラムを選んだんですよ~。「ひゃ~、カッケ―!!」とオバサンは叫んでいました(笑)
一方、南アフリカの選手は、このとき手を叩いていました。スクラムになれば、自分たちのほうが行けると思ったんでしょうね。
この後、絶対反則を犯してはいけないし、ボールが外に出てしまっては、そこでノーサイド。もちろん、相手にボールが渡ってしまったらそこでおしまいです。
ドキドキしました。細かくパスを回して、キャプテンのリーチが右サイドでトライを決めようというときに、外に出されそうになって、「出ちゃダメ―」と叫ぶ^^;
そして左サイドにボールが出て、マフィ選手がボールを持ちつつ相手を押しのけ、大外のヘスケス選手にボールが渡ったとき、「行け~!!」ですよ。アナウンサーも「行けえ~~」と大声で叫んでいました。
トライを決めた直後、アナウンサーが泣いているのがわかります。解説者も泣いていたでしょう。もう、何度見ても感動です。
翌日はスポーツ新聞を買って余韻に浸ると。
なでしこがW杯で優勝したときも、生きているうちにこんな光景が見られるなんて、と思っていましたが、ラグビーの日本代表のこんな試合も見られるなんて、と思いました。
そのくらいすごいことです。生きているうちに見られてよかった;;
五郎丸選手のこの言葉も胸を打ちます。
ちなみに五郎丸選手のあのポーズは、ウィルキンソンという選手が昔イングランドにいまして、その人が五郎丸選手のようなポーズをしていたのです。これは覚えていたので、今回五郎丸選手が注目されていますが、あれはウィルキンソン由来なのでした。
スコットランド戦は中3日という強行スケジュールでした。観れば疲れているのが一目瞭然。ミスが多かったのは集中力がなかったから。疲れが取れていなければ集中力も途切れるというものです。これは不運。でも弱いチームだからこんなスケジュールにもなってしまうのです。
今後、強豪チームに勝つことは(W杯に優勝することは)、まず、ない、と思いますが、この快挙は死ぬまで記憶しておきたいと思います。
いい試合だった~!
おしまい。
次回は、安倍政権のぷんぷんを書く予定。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。猛暑(酷暑)も終わり、いい気候になってきましたね。
さてさて。このことは書いておかないといけないでしょうというラグビーのこと。
「おいおい、あんたはサッカー好きではなかったか?」とお思いの方も多いと思いますが、ラグビーも好きなんです。サッカーは小学生のころからの筋金入りですが、ラグビーは、夫T君の出身大学がラグビーの強豪校だったということがあります。
結婚して一緒に見るようになってはまりました^^;
因みに結婚した年が第一回ラグビーW杯が開催された年でもあるのですよ。
そりゃ見ちゃうよねえ。
もともとスポーツ競技を見るのが好き(ルールを覚えるのも得意)ということもあって、T君が見ていれば私も見ると。その内、私のほうがたくさん見ていたりするようになる。大学ラグビーだけではなく、社会人ラグビーも見始めていました。
ちょうどこのころの社会人ラグビーは、ほぼ同世代の人たちが選手だったので、結構思い出深いです。平尾選手、大八木選手、林選手と、神戸製鋼が強かった時代。その前は新日鉄釜石が強い時代を築いていました。
ついでを言うと、フルタイムの会社員時代。その会社の社長がラグビーの選手だった(!)ということもあって、会社ではラグビー談議に花を咲かせることも。女性でラグビーを見る人は少なかったですから、社長もうれしくなっていたんでしょうねえ(笑)
で~ですよ。平尾選手等々がW杯に出て、さあ勝てるかと言ったら、世界の強豪相手にラグビーというものは簡単には勝てません。
今回の南アフリカ戦の快挙でも、「ラグビーに奇跡はない」と言われています。つまり実力が物を言うんですよ。運で勝てるものではないと。
なので、これまでラグビー日本代表は勝てた例がない。もちろんアジアでは一番強いですから、アジアのチーム相手(格下相手)には勝てますが、それ以外は「いやいやいや~」と勝てません。格下も少ない。
なんたって今回のW杯予選の2位は香港ですから、推して知るべし。
そのため、快挙となった南アフリカ戦は、実はリアルタイムでは見ていないのです。
お彼岸ですから、翌日早朝にT君家のお墓参りに行くことにしていて、「夜中の試合は見られないよね~」と録画予約をして寝てしまったのです。「どうせ勝てるわけがない」と思っていたので。
ところが翌朝5時に起きて、「さあ、お墓参りに行きますか」と腰を上げたとき、T君が「南アフリカに勝ったてよ!」とタブレット片手に私に言うではありませんか。
「え~~~~~!!!!!!」
真剣に驚きました。「なんで????」って感じだったのです。鳩豆状態(笑)
それからお墓参りに行く道中はネットを漁り、どんな勝ち方をしたのか、検索しまくり読みまくり。
なんかもう大どんでん返しがあったと読んだだけで、わくわくドキドキ。
家に帰って録画を見るのが楽しみとなりました。
そして帰ってきて、じっくりと試合を観はじめました。
初めは南アフリカが日本をなめている感じがありあり。でも、日本が先制ですよ。試合結果を知らなければ、先制しただけで十分と思っていたことと思います。
ペナルティゴールを選ばず、スクラムを選ぶ南アフリカを見て、やっぱりなめられているよなあと思いつつ、だけど点を取られたら取り返すが続きます。
あれ? 思いました。タックルがとても有効だし、反則もない。パスミスもなけりゃ、マイボールのラインアウトは確実に取っている。反対に、南アフリカのほうがミスが目立っていたように思います。
段々と焦り出す南アフリカ。観客も、食らいつく日本代表を応援しだしていることがわかります。会場の雰囲気が日本のホームのよう。
あまりの素晴らしさに泣いてしまいそうになりました。でもまだまだ。
ついには南アフリカが確実なペナルティゴールを選び出したときには、日本をなめてかかってはいけないと気づいたか~! と(興奮^^;)。
そして最後、南アフリカがこれまたペナルティゴールを選び、3点差に逆転。
しかし日本はワントライで逆転できることになります。そうして自陣にボールが進み、南アフリカが反則をします。さあ、日本はどうする。残された時間はほとんどない。ペナルティゴールを狙えばドロー。トライを決めれば勝利は確実。
もうねえ、勝ったのをわかっているとはいえ、この瞬間の日本選手のカッコよさったらなかったです。
トライを決められなければ負けるのに、スクラムを選んだんですよ~。「ひゃ~、カッケ―!!」とオバサンは叫んでいました(笑)
一方、南アフリカの選手は、このとき手を叩いていました。スクラムになれば、自分たちのほうが行けると思ったんでしょうね。
この後、絶対反則を犯してはいけないし、ボールが外に出てしまっては、そこでノーサイド。もちろん、相手にボールが渡ってしまったらそこでおしまいです。
ドキドキしました。細かくパスを回して、キャプテンのリーチが右サイドでトライを決めようというときに、外に出されそうになって、「出ちゃダメ―」と叫ぶ^^;
そして左サイドにボールが出て、マフィ選手がボールを持ちつつ相手を押しのけ、大外のヘスケス選手にボールが渡ったとき、「行け~!!」ですよ。アナウンサーも「行けえ~~」と大声で叫んでいました。
トライを決めた直後、アナウンサーが泣いているのがわかります。解説者も泣いていたでしょう。もう、何度見ても感動です。
翌日はスポーツ新聞を買って余韻に浸ると。
なでしこがW杯で優勝したときも、生きているうちにこんな光景が見られるなんて、と思っていましたが、ラグビーの日本代表のこんな試合も見られるなんて、と思いました。
そのくらいすごいことです。生きているうちに見られてよかった;;
ラグビーが注目されてる今だからこそ日本代表にいる外国人選手にもスポットを。彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ。
#JapanWay
— 五郎丸歩 (@Goro_15) 2015, 9月 20
五郎丸選手のこの言葉も胸を打ちます。
ちなみに五郎丸選手のあのポーズは、ウィルキンソンという選手が昔イングランドにいまして、その人が五郎丸選手のようなポーズをしていたのです。これは覚えていたので、今回五郎丸選手が注目されていますが、あれはウィルキンソン由来なのでした。
スコットランド戦は中3日という強行スケジュールでした。観れば疲れているのが一目瞭然。ミスが多かったのは集中力がなかったから。疲れが取れていなければ集中力も途切れるというものです。これは不運。でも弱いチームだからこんなスケジュールにもなってしまうのです。
今後、強豪チームに勝つことは(W杯に優勝することは)、まず、ない、と思いますが、この快挙は死ぬまで記憶しておきたいと思います。
いい試合だった~!
おしまい。
次回は、安倍政権のぷんぷんを書く予定。
2015-09-28 09:47
nice!(2)
コメント(2)
昔からラグビー好きな友人がおりますが、自分はルールもよくわからず、
生身で痛そうだなぁ〜と(笑)いうイメージがあって、見たことがなかったのですが、先日のゲームの断片を見ただけで“おおおーーーっ”と感動してました。
toroさんの文章で、さらにあの熱い想いと興奮が伝わってきます♪
でもやっぱり、痛そう。^^;
by nakasama (2015-09-29 09:19)
*nakasamaさま*
ははは、痛そうですよね、確かに。流血は日常茶飯事のようですし。
でもあのFW陣の活躍がラグビーなんですよ~。
スクラムやモールで押し勝つ姿はカッコよくてたまらんです(笑)
また「ノーサイド」もラグビーのカッコよさたる所以ですねえ。
試合が終われば、「どちらのサイドもなし」と宣言するするところがまた……。
いや~もう^^;
できればサモア戦の試合開始を見てください。
サモア代表の「ハカ」が見られるはずなので。
これも醍醐味なんです。
*大和さま*
ありがとうございます。
by toro (2015-09-29 11:19)