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覚書、活火山のこと [よく分からない]

とくに登山を趣味にしているわけではないので、どうこう言える立場ではないのですが、今回の御嶽山の噴火に関しては、せめて噴火警戒「レベル2」を出しておくべきではなかったのかと思っています。

スキーやゴルフで山の近くに行くことがあります。そんなとき、浅間山や白根山の情報を得ようと気象庁のサイトに見に行くことがあるのですが、御嶽山の情報はあったかと言ったら、ほとんど見ることがなかったように記憶していて……。(気象とか、いちいち調べるのが好きという^^;)

また、今回の噴火の直後にも気象庁のサイトを見に行きました。でも全く事前に注意を促すようなことは書かれてなく、「火山性地震があったはずなのになぜ?」と思いました。(記されていたのかもしれませんが、見つけることはできず……)。

なんか変なの。

せめて注意情報を出すことはできたのではないか。そんなことを思いました。

さらに川内原発の再稼働のことがあります。この点はちゃんと注視しなくてはいけません。

なんて言ったって「火山の噴火は事前に予測できるから」として、再稼働を認めようとしているところがあるわけなのですから。

今回の御嶽山の噴火は、気象庁は「予測はできなかった」なんて言っているし……なんなんだろうね、と思っています。


さて私の手元には、山と渓谷社が出している「自然災害ハンドブック」というものがあります。

自然災害ハンドブック

自然災害ハンドブック

  • 作者: 山と渓谷社
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2004/05/26
  • メディア: 単行本


このなかに火山に関しての記述もあって、かなりためになることが書いてあります。

ちなみに、新版が出ているので、もしこれからお買いになるのならこちらのほうを……。

新版 自然災害ハンドブック

新版 自然災害ハンドブック

  • 作者: アシトチエプレス
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2011/04/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


それで、2003年現在の日本の活火山は108(←煩悩の数?)あると書かれていて、「常時観測火山」は以下の20だそう。

十勝岳
雌阿寒岳
樽前岳
有珠山
北海道駒ヶ岳
吾妻山
安達太良山
磐梯山
那須岳
草津白根山
浅間山
御嶽山
伊豆東部火山群
伊豆大島
三宅島
九重山
雲仙岳
阿蘇山
霧島山
桜島

なるほど。これだけ、とにかく注意をしなければいけない火山はあると。(富士山は入っていないけど。箱根山も入っていないけど)。

ちなみに、最近の情報は気象庁のサイトのこのページへ→
これによると、2011年6月現在の活火山数は110で、「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」は47にものぼっていました。(富士山も、箱根山も入っている!)。

それだけ火山活動は活発になってきているということなのでしょう。

火山カメラ画像はここ→



私のなかで記憶に新しい雲仙普賢岳の噴火(1990年、もう24年前!?(◎д◎/)のときに被害はどうだったかというと、火砕流により44人の死者・行方不明者だったと書かれていました。

自然災害の恐ろしさを肝に銘じておかねば。

そして、自然に対しては畏敬の念を……。侮ってはいけないということです。


さらにそんな思いを深くした御嶽山の噴火でした。


今回の御嶽山の噴火で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。

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