2人だけの法事と、そのあとでのこと。 [旅話]
夫T君の遠い親戚のおばさんで、続き柄でいうと、祖母の従妹にあたる人がいました。
大阪で一人暮らしをしていて、晩年はT君と私とで面倒をみることになり、その後他界しましたが、亡くなった後は彼女の両親と彼女が入ったお墓の墓守をしています。
このおばさんの介護の話は以前も書いているので詳しくは書きませんが、血のつながりが遠いので何かと大変でした。遠戚とはいえ親族ですから、放っておくわけにもいかず。ほかに面倒をみてくれる人もおらず。
最期をみとることはできたけど、最後まで心を開いてくれなかった人でした。生い立ちが複雑な人だったようで、いろんな思いが渦巻いていたんだと思います。でも、少しはちゃんと話をしたかったなあといまでも思うのですが、その点は苦い思い出となって残っています。
さて、そのおばさんの13回忌。
えんやこらと、T君と2人で大阪まで行ってきました(前週は群馬で法事でしたよ^^;)。
9月は法事ラッシュで、今度は今週末、T君と義母、義兄夫婦が三重に行く予定(私はいろいろあって、パスさせてもらいました…ほっ…)。
なぜ2人だけでかというと、さかのぼること6年前。T君家族全員でおばさんの7回忌の法要を行う予定だったのですが、直前に義父が急逝。葬儀などもろもろを終え、では大阪へ…となる予定でした。しかし義母は気持ちも落ち込んでいるのか不参加となり(これは仕方がない)、併せてなぜか義兄夫婦も行かないということになり、その日は2人で大阪まで行き、7回忌を執り行ったのでした。
それで今回はどうするか…とT君と話し合っていたのですが、義母は足が悪い上に、最近足指を骨折するなんていうのもあって、お寺やお墓のある場所への急な階段は昇れないであろうと。連れて行くのも大変なので、今回も2人で執り行いますわ、ということになったのでした。
義兄夫婦は義母が行かなければ、一緒に行かないということもわかっているし…。
ま、2人のほうが気も楽ですからねえ。
というわけで、13回忌は無事に終了。
あと23回忌まで2回くらいはできるかなあって感じですね^^;
法事を終えてその後…。
関西方面に行けば、帰りは京都に寄って美味しいものを食べて帰るというのが我が家の定番(笑)
京都で暮らしていたせいもあるのですが、なんとなく足が向いてしまうもので、お墓参りを終えて、十三(じゅうそう)でねぎ焼(やまもと)を食べて、阪急電車で向かいました。
しかし夕食の時間まで3、4時間くらいあると…。じゃあどうするかと考えたとき、T君が「鞍馬でも行ってみるか」と言うではありませんか。
何の気なしに「別にいいけど」と返答したものの、本気で行くとは思っておらず、そのままT君のあとについていくと京阪電車の駅に到着…。「え~本気だったのか?」と私。
「何言ってんだよ。鞍馬に行くって言ったじゃあないか」とT君。
いやいや、結構な山だったことを覚えているので、この時間で登って降りてこられるのか? という疑問符を頭に浮かべてしまいました。
でもT君は行く気満々だったので、「はいよ」と頑張って歩き始めたのでした。
えーと出町柳から叡山電車で鞍馬まで30分くらいでしたでしょうか。
たどり着いたは鞍馬の駅。
なぜか女子が多い(笑)
そこから1,2分歩くと、鞍馬寺の入り口へ。
阿吽の狛犬…ではなく、虎がお出迎えです。
山門。
山門を抜けると多宝塔まで通じるケーブルカーがあり、それに乗ると。
ご寄付で片道100円でございます。
そして多宝塔駅から本堂への道は、こんな。
汗をだっらだら流しながら歩きましたよ^^; お昼に飲んだビールなんて、ここですっかり抜けてしまいました。
たどり着いた先は、ご存じの方も多いかと思いますが、六芒星のある本堂ですねえ。
あー女子が多いのはこのせいか?パワースポットとして有名な場所であります。
T君も乗る。
私は乗りませんでした^^;
いつからここで六芒星の真ん中に乗り、参拝すると力がもらえる…という話が出てきたのか。よくわからないのですが、10年以上前に行ったときはそんな話を聞いたことがありませんでした。
う~ん。
まあ、願いがかなうのならいいのだけれど…。
鞍馬寺に行くと思うのですが、どうも大山の阿夫利神社によく似ているのですよ。片や寺院で、片や神社ですけどね。鞍馬寺は796年創立、阿夫利神社は752年建立だそうで…、できた時期も似ている。
山岳信仰がそうさせているのかもしれませんが、UFO伝説があるところなんてそっくりだし、ケーブルカーで昇っていくその道程もそっくりで、ときどき「どっちだったかなあ」なんて記憶が混乱することがあって…阿夫利神社に行ったとき「あ、六芒星がない…」って思ったこともあったりして(笑)
妙な勘違いをしております、はい。
とはいえ、六芒星の上には乗りませんでしたが、バシバシと写真を撮ってきたのでありました。
そして、下山。
叡山電車に乗り、出町柳駅から四条烏丸までタクシーを飛ばしていった先は、夕食のお店でございます。
しかしこの時点でもうへとへと、グダグダで(笑)
お店の大将に「どないしたん?」と言われる始末。
でまあ、グダグダしながら、T君がよく寄せてもらっている京料理屋さんでそろそろ終いの鱧を堪能したのでした。
いーお仕事してはります。
これは焼き物ですわね。
正統派の京料理のお味で、盛り付けが美しいんですよ~。
いや~しかし日帰りだっただけに、濃厚な一日でありました。
お食事のあとは、とっとと新幹線グリン車に乗り込み、爆睡したのは言うまでもなく…。
そしてタクシーで帰還。
あー散財(笑)
おしまい。
大阪で一人暮らしをしていて、晩年はT君と私とで面倒をみることになり、その後他界しましたが、亡くなった後は彼女の両親と彼女が入ったお墓の墓守をしています。
このおばさんの介護の話は以前も書いているので詳しくは書きませんが、血のつながりが遠いので何かと大変でした。遠戚とはいえ親族ですから、放っておくわけにもいかず。ほかに面倒をみてくれる人もおらず。
最期をみとることはできたけど、最後まで心を開いてくれなかった人でした。生い立ちが複雑な人だったようで、いろんな思いが渦巻いていたんだと思います。でも、少しはちゃんと話をしたかったなあといまでも思うのですが、その点は苦い思い出となって残っています。
さて、そのおばさんの13回忌。
えんやこらと、T君と2人で大阪まで行ってきました(前週は群馬で法事でしたよ^^;)。
9月は法事ラッシュで、今度は今週末、T君と義母、義兄夫婦が三重に行く予定(私はいろいろあって、パスさせてもらいました…ほっ…)。
なぜ2人だけでかというと、さかのぼること6年前。T君家族全員でおばさんの7回忌の法要を行う予定だったのですが、直前に義父が急逝。葬儀などもろもろを終え、では大阪へ…となる予定でした。しかし義母は気持ちも落ち込んでいるのか不参加となり(これは仕方がない)、併せてなぜか義兄夫婦も行かないということになり、その日は2人で大阪まで行き、7回忌を執り行ったのでした。
それで今回はどうするか…とT君と話し合っていたのですが、義母は足が悪い上に、最近足指を骨折するなんていうのもあって、お寺やお墓のある場所への急な階段は昇れないであろうと。連れて行くのも大変なので、今回も2人で執り行いますわ、ということになったのでした。
義兄夫婦は義母が行かなければ、一緒に行かないということもわかっているし…。
ま、2人のほうが気も楽ですからねえ。
というわけで、13回忌は無事に終了。
あと23回忌まで2回くらいはできるかなあって感じですね^^;
法事を終えてその後…。
関西方面に行けば、帰りは京都に寄って美味しいものを食べて帰るというのが我が家の定番(笑)
京都で暮らしていたせいもあるのですが、なんとなく足が向いてしまうもので、お墓参りを終えて、十三(じゅうそう)でねぎ焼(やまもと)を食べて、阪急電車で向かいました。
しかし夕食の時間まで3、4時間くらいあると…。じゃあどうするかと考えたとき、T君が「鞍馬でも行ってみるか」と言うではありませんか。
何の気なしに「別にいいけど」と返答したものの、本気で行くとは思っておらず、そのままT君のあとについていくと京阪電車の駅に到着…。「え~本気だったのか?」と私。
「何言ってんだよ。鞍馬に行くって言ったじゃあないか」とT君。
いやいや、結構な山だったことを覚えているので、この時間で登って降りてこられるのか? という疑問符を頭に浮かべてしまいました。
でもT君は行く気満々だったので、「はいよ」と頑張って歩き始めたのでした。
えーと出町柳から叡山電車で鞍馬まで30分くらいでしたでしょうか。
たどり着いたは鞍馬の駅。
なぜか女子が多い(笑)
そこから1,2分歩くと、鞍馬寺の入り口へ。
阿吽の狛犬…ではなく、虎がお出迎えです。
山門。
山門を抜けると多宝塔まで通じるケーブルカーがあり、それに乗ると。
ご寄付で片道100円でございます。
そして多宝塔駅から本堂への道は、こんな。
汗をだっらだら流しながら歩きましたよ^^; お昼に飲んだビールなんて、ここですっかり抜けてしまいました。
たどり着いた先は、ご存じの方も多いかと思いますが、六芒星のある本堂ですねえ。
あー女子が多いのはこのせいか?パワースポットとして有名な場所であります。
T君も乗る。
私は乗りませんでした^^;
いつからここで六芒星の真ん中に乗り、参拝すると力がもらえる…という話が出てきたのか。よくわからないのですが、10年以上前に行ったときはそんな話を聞いたことがありませんでした。
う~ん。
まあ、願いがかなうのならいいのだけれど…。
鞍馬寺に行くと思うのですが、どうも大山の阿夫利神社によく似ているのですよ。片や寺院で、片や神社ですけどね。鞍馬寺は796年創立、阿夫利神社は752年建立だそうで…、できた時期も似ている。
山岳信仰がそうさせているのかもしれませんが、UFO伝説があるところなんてそっくりだし、ケーブルカーで昇っていくその道程もそっくりで、ときどき「どっちだったかなあ」なんて記憶が混乱することがあって…阿夫利神社に行ったとき「あ、六芒星がない…」って思ったこともあったりして(笑)
妙な勘違いをしております、はい。
とはいえ、六芒星の上には乗りませんでしたが、バシバシと写真を撮ってきたのでありました。
そして、下山。
叡山電車に乗り、出町柳駅から四条烏丸までタクシーを飛ばしていった先は、夕食のお店でございます。
しかしこの時点でもうへとへと、グダグダで(笑)
お店の大将に「どないしたん?」と言われる始末。
でまあ、グダグダしながら、T君がよく寄せてもらっている京料理屋さんでそろそろ終いの鱧を堪能したのでした。
いーお仕事してはります。
これは焼き物ですわね。
正統派の京料理のお味で、盛り付けが美しいんですよ~。
いや~しかし日帰りだっただけに、濃厚な一日でありました。
お食事のあとは、とっとと新幹線グリン車に乗り込み、爆睡したのは言うまでもなく…。
そしてタクシーで帰還。
あー散財(笑)
おしまい。
画像は涼しげに感じますが...鞍馬山もやっぱり暑かったですか?^^;
行った事はありませんが、義経の天狗のお寺ってイメージでした。
六芒星は知らなかったです〜。
阿吽の虎もいい顔してますね^^
なるほど、大山に似てるというのはわかるような気がします。
いいな〜鱧...そういえばしばらく頂いてませんわ!
by nakasama (2012-09-12 17:14)
*nakasamaさま*
鞍馬は京都の町中より涼しくはありましたが、暑かったですよ…^^;
京都で暮らしていたころを思い出しました。
鞍馬寺~貴船神社というのがパワースポットのようで、女子に人気(?)
みたいですね。不思議な印象のところではあります。
紅葉のシーズンになると、人がいっぱいになるんだろうなあ、と思って
下山しました。
でもなんかね…やっぱり大山・阿夫利神社に似ているんですわ~。
鱧は、久しぶりに美味しいのをいただきました。
こっちではなかなか美味しいのに出会えないですよねぇ。
ここは大将がその場で骨切りをしてくれるので、ありがたい美味しさでした。
by toro (2012-09-13 08:35)