最近読んだ本…白洲家モロモロ [本の感想]
猫のTBちゃんが立て続けに膀胱炎を2回繰り返し、詳しく調べてもらったら腎臓が弱いということがわかりました。
もうTBちゃんが可哀相でガックリ…。健康で結構と思っていたのだけれど、先天的に腎臓がよくないらしいです。長生きしてもらいたいと思っているので、できることはしてあげようと。でもまだ2歳半なのになあ。療養食は可哀相でねえ。
水をたくさん飲まなくてはいけないのだけど、ご本人はいつもどおりの水分補給で終わってしまうので、これまた可哀相なのですが、シリンジでときどき飲ませています。点滴にも連れて行かねばなりません。
病気を発症しているというわけではなく、悪化させないための早くからの対応ではあるのですが。
療養食が功を奏してくれたらいいねえ。
さて、本をせっせと読むようになってきたのはいいのだけど、相変わらず偏りはあるわけで(笑)
タイトルもまんま「オカルト」。
超能力者といわれる人々を取材し書いた「職業欄はエスパー」、オウム真理教の信者を主人公とし作ったドキュメンタリー映画「A」など、ちょっと際物を採り上げる森達也氏が書いた本。
考えてみると、私はこの人の本を結構読んでいる。少しネガティヴな感じ、妙にノスタルジックな感じが嫌になり、途中で投げ出した本もあったけれど、比較的面白く読ませてもらっている。
この本は「職業欄はエスパー」の続編だったようで、「本の旅人」で連載していた「職業欄はエスパー2」を再編集し、加筆修正、書下ろしを加えたものだという。
なるほど、当初、色として「職業欄はエスパー」と同じように感じたのはその通りだったというわけか…と納得。
内容はスプーン曲げで有名な清田くんから始まって、イタコ、心霊研究科、超心理学者、スピリチュアルワーカーなどなど、いろいろな登場人物の話からなる。
最終的には「わからない」ということになるのだけれど、でも知りたいという気持ちが勝り、見つめ続けたいと著者は言っている。
オカルト好きな私としては、森達也氏のような存在はいて欲しいと思うし、こういう人がいる限りオカルティックなことが表に出されるわけで、葬り去られることはないだろうとほっとする。
面白かったのは、決まった時間に勝手に引き戸式の自動扉が開くというお寿司屋さんの話。
毎日のように来ていたお客さんが亡くなってから、その現象が始まったというのだ。それはよしとして、その現象をお寿司屋さんの職人さんたちは怖いとも思っておらず、「いつものことで」という感じなのだ。ちょっと微笑ましい感じ…^^;
それからデジタルカメラは心霊スポットなどでシャッターが下りなくなることがあると書かれた箇所があって、「あ、それは今年の1月に体験した!」と思い出して、やっぱりそういういことがあるのか…と納得したり(笑)
面白かったです。著者の姿勢も好感が持てるからなおよし、ということで。
そして、武相荘に行ったことの延長線で読んだこの本。
白洲次郎氏・正子さんの娘である牧山桂子さんが書いた本。両親と過ごした日々のことを綴っている。
始めはあまり文章を書いたことがない人が書いたと思うようなぎこちない印象があったが、進めば進むほど上手になっていって読んでいて楽しかった。
こういう人たちを両親に持つというのはどんな感じだったのだろうと思ったけれど、白洲次郎氏は遺言書どおりに潔い男性である一方で子煩悩なお父さんという一面も垣間見られて、ちょっと意外な気がしつつも人間的に本当に魅力のある人だったんだと感じられる。
一方、正子さんはドラマで見た印象と変わらずワガママな感じなのだが、それが可愛らしい雰囲気なのだ。娘からすれば面倒くさいお母さんだっただろうが、その趣味やものを見る目などを注目すれば、変わっているけれど一流のお母さんであることが理解できると思う。
しかしステータスもさることながら、裕福な人の余裕のある生活がなんとも羨ましいと感じた。
こういう余裕ある生活する人々の話を読むたびに、「ノーブレス・オブリージュ(noblesse oblige)」という言葉を思い出すのだけど、そういうことをおそらく地でやっていた人たちだろうなと思う。
しかも屈託がなかったのではないか。
生まれも育ちもよく…ということがあるかもしれないが、持って生まれた人間性というものがにじみ出ている。
こんな両親の下に生まれたということも幸せなんだな。
私にとって父親というのは早々に亡くしているので、父親像というものを想像しにくいのだけれど、白洲次郎氏のようなお父さんがいたならば…と妄想してしまう(笑)
父が健在だった頃は、高度成長期も真っ盛りで、少しは余裕があった生活をしていたのではないかと思う。社宅住まいだったけれど、家を買おうかという感じであったし、夏休みや冬休みになれば旅行もしたし、軽井沢なんてえのも行った。
思えば父にも憧れみたいなものがあったのではないかと思う。
ま、うちは育ちが育ちなだけに…いろんなことがありましたが…(笑)
ともあれ、白洲家のお話…いい話を聞いたという気になりました。
えーと牧山桂子さんのご主人が書いた白洲次郎・正子夫婦の本も最近出たようで、買って読んでみようかと思っております。
それで白洲家の話はおわりかな。
おそまつでした。
もうTBちゃんが可哀相でガックリ…。健康で結構と思っていたのだけれど、先天的に腎臓がよくないらしいです。長生きしてもらいたいと思っているので、できることはしてあげようと。でもまだ2歳半なのになあ。療養食は可哀相でねえ。
水をたくさん飲まなくてはいけないのだけど、ご本人はいつもどおりの水分補給で終わってしまうので、これまた可哀相なのですが、シリンジでときどき飲ませています。点滴にも連れて行かねばなりません。
病気を発症しているというわけではなく、悪化させないための早くからの対応ではあるのですが。
療養食が功を奏してくれたらいいねえ。
さて、本をせっせと読むようになってきたのはいいのだけど、相変わらず偏りはあるわけで(笑)
タイトルもまんま「オカルト」。
超能力者といわれる人々を取材し書いた「職業欄はエスパー」、オウム真理教の信者を主人公とし作ったドキュメンタリー映画「A」など、ちょっと際物を採り上げる森達也氏が書いた本。
考えてみると、私はこの人の本を結構読んでいる。少しネガティヴな感じ、妙にノスタルジックな感じが嫌になり、途中で投げ出した本もあったけれど、比較的面白く読ませてもらっている。
この本は「職業欄はエスパー」の続編だったようで、「本の旅人」で連載していた「職業欄はエスパー2」を再編集し、加筆修正、書下ろしを加えたものだという。
なるほど、当初、色として「職業欄はエスパー」と同じように感じたのはその通りだったというわけか…と納得。
内容はスプーン曲げで有名な清田くんから始まって、イタコ、心霊研究科、超心理学者、スピリチュアルワーカーなどなど、いろいろな登場人物の話からなる。
最終的には「わからない」ということになるのだけれど、でも知りたいという気持ちが勝り、見つめ続けたいと著者は言っている。
オカルト好きな私としては、森達也氏のような存在はいて欲しいと思うし、こういう人がいる限りオカルティックなことが表に出されるわけで、葬り去られることはないだろうとほっとする。
面白かったのは、決まった時間に勝手に引き戸式の自動扉が開くというお寿司屋さんの話。
毎日のように来ていたお客さんが亡くなってから、その現象が始まったというのだ。それはよしとして、その現象をお寿司屋さんの職人さんたちは怖いとも思っておらず、「いつものことで」という感じなのだ。ちょっと微笑ましい感じ…^^;
それからデジタルカメラは心霊スポットなどでシャッターが下りなくなることがあると書かれた箇所があって、「あ、それは今年の1月に体験した!」と思い出して、やっぱりそういういことがあるのか…と納得したり(笑)
面白かったです。著者の姿勢も好感が持てるからなおよし、ということで。
そして、武相荘に行ったことの延長線で読んだこの本。
白洲次郎氏・正子さんの娘である牧山桂子さんが書いた本。両親と過ごした日々のことを綴っている。
始めはあまり文章を書いたことがない人が書いたと思うようなぎこちない印象があったが、進めば進むほど上手になっていって読んでいて楽しかった。
こういう人たちを両親に持つというのはどんな感じだったのだろうと思ったけれど、白洲次郎氏は遺言書どおりに潔い男性である一方で子煩悩なお父さんという一面も垣間見られて、ちょっと意外な気がしつつも人間的に本当に魅力のある人だったんだと感じられる。
一方、正子さんはドラマで見た印象と変わらずワガママな感じなのだが、それが可愛らしい雰囲気なのだ。娘からすれば面倒くさいお母さんだっただろうが、その趣味やものを見る目などを注目すれば、変わっているけれど一流のお母さんであることが理解できると思う。
しかしステータスもさることながら、裕福な人の余裕のある生活がなんとも羨ましいと感じた。
こういう余裕ある生活する人々の話を読むたびに、「ノーブレス・オブリージュ(noblesse oblige)」という言葉を思い出すのだけど、そういうことをおそらく地でやっていた人たちだろうなと思う。
しかも屈託がなかったのではないか。
生まれも育ちもよく…ということがあるかもしれないが、持って生まれた人間性というものがにじみ出ている。
こんな両親の下に生まれたということも幸せなんだな。
私にとって父親というのは早々に亡くしているので、父親像というものを想像しにくいのだけれど、白洲次郎氏のようなお父さんがいたならば…と妄想してしまう(笑)
父が健在だった頃は、高度成長期も真っ盛りで、少しは余裕があった生活をしていたのではないかと思う。社宅住まいだったけれど、家を買おうかという感じであったし、夏休みや冬休みになれば旅行もしたし、軽井沢なんてえのも行った。
思えば父にも憧れみたいなものがあったのではないかと思う。
ま、うちは育ちが育ちなだけに…いろんなことがありましたが…(笑)
ともあれ、白洲家のお話…いい話を聞いたという気になりました。
えーと牧山桂子さんのご主人が書いた白洲次郎・正子夫婦の本も最近出たようで、買って読んでみようかと思っております。
それで白洲家の話はおわりかな。
おそまつでした。
あらら...点滴は水分補給と抗生物質?
TBちゃんお大事にね;;
えーと、、、実はスプーン曲げの彼は旧友の友人でして^^;
昔何度か目の前で見せてもらったことがあります...。
スプーン曲げだけじゃなくていろいろとスゴい。^^;
職業欄はエスパー....うん、マスコミ露出多かったですもんね、それはそれで大変だったようですけど...
何かイロイロとあってからセラピストみたいなことをしていると聞きましたがどうしてるのかなぁ〜?
by nakasama (2012-06-27 10:51)
*nakasamaさま*
TBちゃんの点滴は水分補給ですね。抗生剤はシロップです^^;
先天性のものは仕方がないと思うのですが、ちょっとショックでした。
清田くん、そうでしたか! 実際を見てみたいなあ。
彼はいろいろありましたが、いまは出雲など日本の聖地を回って
「おいのり」を捧げているようです。
彼なりに考えてのことなんだろうなあ~。
同じ年齢で、あの時代の申し子みたいな感じがありましたものね…。
彼の書いた本も読んでいて、共感できるところがたくさんあったので、
また頑張って欲しいものだと思っています。
http://super-gaia.tumblr.com/ ←清田くんのHPです。
by toro (2012-06-28 09:26)
おぉっ...どうもありがとう!
いいブログですね、本来の彼らしい
何だか安心しました。^^
私の知っている頃の彼は...かなり尖っていたような記憶です。
商売道具にされているようで、ちょっとかわいそうでした。
当時は多分良くない人がまわりにいっぱいいたのでしょうね〜。
(旧友含めてですけど、、、^^;)
by nakasama (2012-06-28 22:45)
TBちゃん大変ですね。お世話頑張ってください。
持病は一生付き合わなくちゃならないし、覚悟が要ります。
レディが病気のために薬を飲みだしたのも二歳過ぎだったかな。
明日から私は手術のために入院です。暇だしいっぱい本を読んできます。
まずは「職業欄はエスパー」からがいいのかしらん?
by mamire (2012-06-29 23:40)
*mamireさま*
ありがとうございます。頑張ります。
mamireさんも何よりもご無事で手術が終えられますように…。
苦手な方は苦手だと思いますが、「職業欄はエスパー」は面白いです^^
暇つぶし(?)にもぴったりだと思います^^;
by toro (2012-06-30 09:16)
いつもコメントありがとうございます。ゆっくり本でも読めるかと思っていましたが、ほんを読むのもかなりのエネルギーが必要です。それに、行事もいろいろあって(>_<)回復の道は遠い。
by mamire (2012-07-05 09:41)
*mamireさま*
いえいえこちらこそ。
ゆっくりと静養なさってください。ストレスも快復を阻みますからね。
な~んにも考えないことがいいかもしれません。
by toro (2012-07-05 10:25)
弦之介も先週、膀胱炎で病院にかかりました。
注射2本でした、飲み薬は苦手なのでありませんが、ストルバイトケアのカリカリご飯ですね!
by お好み焼屋のおばちゃん (2012-07-06 22:47)
*お好み焼屋のおばちゃんさま*
猫に膀胱炎はつきもののようですね…。
悪くならなければいいのですが。
おばちゃんはお元気でしたか?
ログインができない状態が続いているのかしら?
by toro (2012-07-09 07:52)