アルザス、うま。 [食・料理・酒]
いわゆる常連となっているレストランや居酒屋に行くと、「最近、お客さんの入りが悪くて……」という言葉をよく耳にする。
仲良くしているイタリアンのマネージャーに至っては、気を許してくれているせいか、かなりせきららな部分まで苦しいことを告白したりしてくるのだが……(愚痴にも聞こえる)。
あんまり「厳しい、厳しい」と言っているのを聞いていると、聞いているこっちも苦しくなってきて、何だかお店に行きづらくなってくる。
「行けばまた愚痴を聞かされるのかなあ~」と。
夫T君はやさしいので、「気を許しているから話すのであって、別にいいじゃないか」と言うが、いささかつらい。
黙って耐えて、お客さんが戻ってくれるのを待っているお店もあるのだから、と思うんだ。
確かに安いお店はお客さんの入りが変わらないようだけれど、時期的なものもあるだろうし、いずれ巡り巡って戻ってくるのではないかというのも考えられる。
人は飽きるし、年もとるからね。
ただイタリアンっていうのは、ファミリーレストランでもできてきてしまっているから、そういう意味での差別化は必要なんだと思う。自分たちの違うところを見せなくちゃ。そう考えると、正念場なのかもしれないけれど。
思うに、一時期のフレンチにたどり着いたのではないかなと感じる。
昔のフレンチというのは敷居が高く、だけど味は画一的と思われていて、徐々に人が離れていった時期があった。でも最近では味に対するイメージが変わり、お店の雰囲気も変化し、見直されている印象が強くなってきた。
魅力を感じる「ビストロ」も増えているし。お店の特長をずいぶんと前面に出しているお店が増えた。
きっと、「あそこに行けばこれが食べられる」というのができたらいいんだろうな。
そんなことを思った。
で、フレンチ。
懸案だった「ブラッスリー ジョンティ」http://b-gentil.com/ に行ってきた。アルザス料理を専門としているお店。
(……ね、結局、人は飽きるので、いまの私はどちらかというとフレンチに足が向いているんだ。「ビストロ」とか、「ブラッスリー」と聞くと惹かれてしまう今日この頃)
ジョンティに何故行きたかったかというと、まずは「アルザスのワイン」をいただきたかったから。
以前、ワイン屋を営んでいる友人のところで、アルザスのリースリングを購入したことがあるのだけど、おそらく飲んだときのタイミングが悪くてちょっと印象がよくなかったのだ。
でも「アルザス」と聞くと、何だかおいしいものに出合えるような気はするし、おいしいものがあるんじゃないかと心くすぐられるわけで、このお店を見つけたときは「行きたい!」という気持ちが強くなっていた。
ついでにT君の会社の近く。行かないわけにはいかないと。
それで先日、夕方に都心に出る仕事ができたので、その帰りにT君と行ってきた。
いただいたワインはピノグリ。
たぶんソムリエをされている方なんだと思うが、その彼にお勧めのリースリングを聞くと、「シュークルートに合わせるのなら、日本のキャベツを使っているので『ピノグリ』のほうがお勧めです」とのこと。
ジョスメイヤーのピノグリ2007。
蜜の香りがふんわりして、すいすいいける。美味しゅうございました。
「高いワインをを勧めてくるのではないか」と思ったけど、リーズナブルなものを勧めてきたので好印象。もっとも初めてのお客さんに高いのを勧めては、それはそれでえげつないと感じることもあるしね。基本かな。
ワイン屋の彼に聞けば、「ジョスメイヤーは大手で安定供給。無難だな」と。
そして食べたのもは、前菜盛り合わせ、オニオンタルト、温野菜サラダ、シュークルート。
前菜には、「フォアグラプリン」というのが含まれていて、パンにのせて食べるのだけど、ほんのり甘く、これまたパンもおいしくて…たいそう好み。
こういうのはイタリアンにはないなあ。
で、ワインは一本では足りず、結局、グラスでもう一杯ずつ、今度は違うところのピノグリをいただいたのだけど、これまたおいしい。後で考えると、どこのワインかよく確認しなかったのは失敗……。
残念なのは、うちから遠いってこと。T君の会社は近いけど……。
ま~、また行けたらいいなあって感じでありました。
仲良くしているイタリアンのマネージャーに至っては、気を許してくれているせいか、かなりせきららな部分まで苦しいことを告白したりしてくるのだが……(愚痴にも聞こえる)。
あんまり「厳しい、厳しい」と言っているのを聞いていると、聞いているこっちも苦しくなってきて、何だかお店に行きづらくなってくる。
「行けばまた愚痴を聞かされるのかなあ~」と。
夫T君はやさしいので、「気を許しているから話すのであって、別にいいじゃないか」と言うが、いささかつらい。
黙って耐えて、お客さんが戻ってくれるのを待っているお店もあるのだから、と思うんだ。
確かに安いお店はお客さんの入りが変わらないようだけれど、時期的なものもあるだろうし、いずれ巡り巡って戻ってくるのではないかというのも考えられる。
人は飽きるし、年もとるからね。
ただイタリアンっていうのは、ファミリーレストランでもできてきてしまっているから、そういう意味での差別化は必要なんだと思う。自分たちの違うところを見せなくちゃ。そう考えると、正念場なのかもしれないけれど。
思うに、一時期のフレンチにたどり着いたのではないかなと感じる。
昔のフレンチというのは敷居が高く、だけど味は画一的と思われていて、徐々に人が離れていった時期があった。でも最近では味に対するイメージが変わり、お店の雰囲気も変化し、見直されている印象が強くなってきた。
魅力を感じる「ビストロ」も増えているし。お店の特長をずいぶんと前面に出しているお店が増えた。
きっと、「あそこに行けばこれが食べられる」というのができたらいいんだろうな。
そんなことを思った。
で、フレンチ。
懸案だった「ブラッスリー ジョンティ」http://b-gentil.com/ に行ってきた。アルザス料理を専門としているお店。
(……ね、結局、人は飽きるので、いまの私はどちらかというとフレンチに足が向いているんだ。「ビストロ」とか、「ブラッスリー」と聞くと惹かれてしまう今日この頃)
ジョンティに何故行きたかったかというと、まずは「アルザスのワイン」をいただきたかったから。
以前、ワイン屋を営んでいる友人のところで、アルザスのリースリングを購入したことがあるのだけど、おそらく飲んだときのタイミングが悪くてちょっと印象がよくなかったのだ。
でも「アルザス」と聞くと、何だかおいしいものに出合えるような気はするし、おいしいものがあるんじゃないかと心くすぐられるわけで、このお店を見つけたときは「行きたい!」という気持ちが強くなっていた。
ついでにT君の会社の近く。行かないわけにはいかないと。
それで先日、夕方に都心に出る仕事ができたので、その帰りにT君と行ってきた。
いただいたワインはピノグリ。
たぶんソムリエをされている方なんだと思うが、その彼にお勧めのリースリングを聞くと、「シュークルートに合わせるのなら、日本のキャベツを使っているので『ピノグリ』のほうがお勧めです」とのこと。
ジョスメイヤーのピノグリ2007。
蜜の香りがふんわりして、すいすいいける。美味しゅうございました。
「高いワインをを勧めてくるのではないか」と思ったけど、リーズナブルなものを勧めてきたので好印象。もっとも初めてのお客さんに高いのを勧めては、それはそれでえげつないと感じることもあるしね。基本かな。
ワイン屋の彼に聞けば、「ジョスメイヤーは大手で安定供給。無難だな」と。
そして食べたのもは、前菜盛り合わせ、オニオンタルト、温野菜サラダ、シュークルート。
前菜には、「フォアグラプリン」というのが含まれていて、パンにのせて食べるのだけど、ほんのり甘く、これまたパンもおいしくて…たいそう好み。
こういうのはイタリアンにはないなあ。
で、ワインは一本では足りず、結局、グラスでもう一杯ずつ、今度は違うところのピノグリをいただいたのだけど、これまたおいしい。後で考えると、どこのワインかよく確認しなかったのは失敗……。
残念なのは、うちから遠いってこと。T君の会社は近いけど……。
ま~、また行けたらいいなあって感じでありました。
ジョスメイヤー、懐かしい!!
エチケットが個性的だったので昔良く買ってました。^^
フルールドロータス(蓮の花)っていう名前のエチケットには睡蓮(水彩画だったかな?)に、漢字で「蓮」って文字が入ってるんですよ、最近みかけないので作ってないのかな?
リースリングはおちゃめなドラゴンでした。
どれも飲みやすく、何でも合わせやすいワインだった気がしますよ。
by nakasama (2011-03-02 20:58)
*アンさま*
*あんぱんち~さま*
ありがとうございます。
by toro (2011-03-03 09:38)
*nakasamaさま*
リースリングはあんまりいい印象をもっていなかったんですよ~。
なので、なかなか手が出せずにおりましたが、昨年、ソムリエの友人に
勧められたリースリングがいい香りでねえ~。もしかしたら、好みかな・・・
と思って、ちょっとずつですが注目し始めていました。
ワイン屋の友人にもアルザスってどうよ? と聞いたりしまして^^;
ジョスメイヤーの睡蓮のエチケット、見ました。面白いですね。
こういうユニークな感じっていいなあ。
でもやっぱり最近は造ってなさそうですよ。残念です。
訂正!
フルール・ド・ロテュス、ル・ドラゴンの2007年、2006年ヴィンテージを発見。
まだまだ造っておられるようです^^; 数が少ないんでしょうね、きっと。
by toro (2011-03-03 10:00)
*めりっささま*
*いっち~さま*
ありがとうございます。
by toro (2011-03-08 10:22)