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男性とカメラ [つれづれ]

camera.JPG

前回、Minolta CLEとSonyのNEX-5に何か通ずるものがあるように感じた、と書いたものの、どこかな? と確かめるべく、ごそごそとCLEを出してきて見比べてみた。

似ているような気もするけれど、全然違う^^;

大きさも、CLEのほうが一回り大きかった。イメージでは同じくらいに思っていましたが、NEX-5は相当小さい。そして軽いです。へぇ~。

似ている点を挙げれば、CLEに後付けしたグリップの感じが似ているかな…というのと、正面の顔つきがCLEのレンズフードのせいで似ているような気がすると。

正面の顔つきか…。うん、うん、大事な要素だ(笑)




さて、カメラつながりで、ふと思い出したことがありました。カメラにまつわるハナシといいましょうか、それに対する考察みたいなものですが。

女性がカメラを持って写真を撮っている姿と、男性がカメラを持って写真を撮っている姿を想像してみてください。

プロではなくて、全くの一般の女性と男性です。

その姿を想像したとき…誤解を恐れずに書くのですが、男性のほうが仰々しくカメラを構えているような気がしませんか?

女性のほうが比較的ナチュラル。

これは想像ではなく、私自身の目撃かつ経験でもあるんですけれど^^;


思い出すエピソードがあるのですが、夫T君のお祖母さんのお葬式のときとか、そんな場面でのこと。

T君の叔父や兄がカメラを持ってきていて、パシャパシャと写真を撮っています。

私もそんなときは一応カメラを持って行っていて、T君や義母などは「toroさんに写真を撮ってもらいなさいよ」と他の人に言ったりするわけです。

私が写真を撮っていた経歴があるものだから、彼らはそういう人に撮ってもらえばいいじゃない…って思うのでしょうが。

しかしながら、そうは言っても、叔父や義兄はカメラをしまうこともなく、しっかりと撮り続け、何もしていないときはカメラを撫で回すとか、そんな感じなんです。

それを見て、「あ、あの人たちの仕事を取ってしまってはいけないんだ」と私は思ったのでした。

なぜならば、家族に関わるイベントで、カメラを使った記録係というのは男性の仕事なんだと。

その仕事を取り上げてしまうと、この人たちはやることがなくなってしまうんだなと。

考えてみると、冠婚葬祭での男性の仕事は、車での人の送迎とか、カメラを持って記録する係とか、いかにも男性が行わなければならない仕事なわけで、お茶汲みをするとか、お膳の準備とかは女性の仕事であると、きっちりと分担されている。

なので、私はお茶汲み要員であり、お酒を用意する要員だったりするわけで、カメラ要員とはされていない。

とくにそういう男性の頭の中では、カメラ要員の女性の存在はない、と感じたのでした。

人によっては違うのでしょうが、ステレオタイプ的な家族の中の男性(父・夫)の姿を、男性自身が知らず知らずに演じてしまっているような…そんな感じがするのです。

そのために、カメラというアイテムも重要で、持っているカメラも大きく、高級で、存在感があるものの場合が多い(ような)…。…何だか仰々しい。「もしかして武器なのか?」と見紛うほどです。

だけど、常識的に考えると私のような女性の存在は特殊で、特殊なほうこそ排除されなければいけないのかもしれないですね。

T君などは、私のカメラ好きを知っているので、「俺はカメラのことはわからん。写真はお前に任せた」と言って、ふらふらとお酒を飲んでいるような人なので、私としては楽なんです。

「写真のことは俺に任せろ」と言って、私からカメラを取り上げるようなことはしない。

ただ一方で「写真のことはお前に任せた」とわざわざ言うところは、男としてカメラのことぐらいは知らないといけないと、心のどこかで思っての発言なのかもしれません。

叔父や義兄は、暗黙のもと、カメラを取り上げちゃう人なんだろうなと感じます。なぜならステレオタイプだから。

いいお父さんであり、夫を演じているんだろうなあ~と…ついついそこまで穿った見方をしてしまうのです。

…いじわるだな、私^^;

もしかしたら、私がそういう父や夫という存在をバカにして見ているからかもしれないんですけどね。失礼な奴です、はい。すみません;;


じゃあ女性が写真を撮っている姿を見てどう思うかというと、素直に、可愛いもの、きれいなもの、好きなものを記録したい、きれいに写真に残したいという気持ちで、ただ撮っている、という風に見えます。

なので、カメラを構えている姿も仰々しく見えません。



プロの写真家に目を向けると、森山大道さんや荒木経惟さんが日常的に写真を撮っている姿は、全く違和感なく、すっとカメラを被写体に向けて、あっという間に撮っているという感じです。もちろんプロだから、違和感もないのでしょうし、自然にカメラを構えられるということなんでしょうが。

でも、このすっとカメラを構えられる、というのがカッコいいんですよ。ええ、本当にカッコがいい。

できれば父や夫という人はそうあって欲しいと思うわけで。私の願望ですねえ。

結局、私の好き嫌いという話になっちゃいましたが(笑)



でもねえ、やっぱりこういう父や夫という人は、カメラなんですね。好きなのはカメラ。きっと写真はどうでもいいと思っているんじゃないかなあ~。

ただの記録。構図なんて考えてないような気がする……。アルバムを作るときも適当な気がする。  ……あ、またバカにしてしまった^^;


ま、私もカメラ好きではあるので、人のことは言えないですけどね^^;


おしまい。


※後から思ったことですが、日常的に写真を撮っているか、撮っていないかで違ってくるということもあるんだろうなと気づきました。「にわかカメラマン」になるからちょっと仰々しくなるんだなあ。
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こぎん

これから、どんなものをカメラが見るのか楽しみです。

やっぱり、脇をしめてファインダー覗いて撮る姿って、かっこいいよね?
でもでも・・・それすると、鼻のファンデーションがカメラついて・・・
片目つぶるので、結構凄い顔になってないかワタシ?状態。
なによりも、もう、その小窓から覗いても、見えない目になってしまったんで、
ライブビューができてからというもの、写しやすいと思っていますの~、
それも、離してね~~~おふぉふぉ。
私の目代わりですわ。

by こぎん (2010-09-04 09:34) 

toro

*こぎんさま*
そうそう! 脇をしめて、カメラを構える姿ってかっこいいです。
あれは、、、車の運転でバックするときの腕みたいな感じでしょうか^^;
カメラがかっこよさを演出しているというか…。
そして、やっぱりかっこいいカメラがいいな~と転じてしまう私であります(ふふ)。
液晶画面を見ながら写真を撮るというのは、楽になりましたよね。
バッテリーは食うけれど。
私はメガネをずっとかけているので、ファインダーにメガネが当たって、
くっそーとよく思っていました(笑)
by toro (2010-09-06 08:04) 

nakasama

うんうんαはソニー・ミノルタですもんね
遺伝子を受けついでいるのだわ^^
ライブビューがいいと思ってたんですけれど、反応がめちゃくちゃ遅くないですか?(nikonだから?)
イラッとするのですっかりファインダーになってしまいました。
そうなんですよ、メガネがね・・・悲。
by nakasama (2010-09-06 11:42) 

toro

*nakasamaさま*
コンデジとデジイチのライブビューは、もしかしたらシステムに違いがある
かもしれないですね。これは調べてみないと今ひとつわからない話ですが^^;
NEX-5はファインダーがついておらず、後で別売りを買わなくてはならんです。
ほかのデジタル一眼をいじったことはないので、何ともいえないですけれど、
NEX-5さんは反応よいです。AFも早いような。
今まで使っていたコンデジが古いからかな。奴らは遅いです~。
by toro (2010-09-06 12:04) 

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