ホワイトアウト…。 [旅話]
ぎっくり腰もなんのその。いつも行っている整体の先生に無理を言って、4日間で怒涛の治療を行い、治してもらいました。さすがスポーツ選手の体を診ている先生だけあって素晴らしい腕。
「週末に大会があるから何とかして、って言う選手はいるけどさ、週末にスキーに行くからぎっくり腰治してって言うのは…どうよ？」と言われながらも、、、。
「まあまあ、オバサンのワガママだと思ってさ、何とかしてよ」と無理やり治させたという事実。
夫T君がどうしても一度はスキーに行きたいと言い、宿に予約をしていて、仕事の関係もあるし、この日以外に変更は厳しいだろうなあと思っていたのでした。
そんな矢先のぎっくり腰。
キャンセルが頭をよぎったものの、T君がすこぶる行きたがっていたのを知っている。T君の望みを叶えてやるのも妻の役目（ホントか？）……。
大枚はたいての集中治療が功を奏したわけです。
いい天気のなか、浅間山がきれいだわ～。
本当にいい天気ねえ。
こんな程度の雪なら、車を走らせるのは楽よね～。
ほらっ空も綺麗！
てな具合に車でスキーをしに、「万座」まで向かったのでした。
そして、腰をかばいながらもソロリソロリとスキーをし、白濁した万座温泉のいいお湯にもつかり、「極楽だわ～」と思って就寝したのでありました。
（スキーは…ゆっくり滑りすぎて、カーブしたときにそのまま山側へばたっと倒れるなんていう、情けない転倒をしたものの、腰への影響は少なく、『やるじゃん！ K先生！』と整体の先生を褒め称えたりして＾＾； 温泉もよかったですわ～）
そして、朝起きて、「じゃあまた温泉につかりに行こう」と大浴場に向かったのでした。すると、「悪天候のため露天風呂は使えません」とある。
「まあ、じゃあ、内湯でいいわ」と何にも考えずに、温泉につかり、そして部屋に帰って……T君に「露天風呂には入れないよ～」と能天気に伝えたのでした。
それからですよ。
TVをつけて天気予報を見る。
嵐です。吹雪です。大雪です。
宿の窓から外を見れば、外はこんな。
全然先が見えない。
「こ、こ、これはスキーは無理っしょ」とT君に言うと、
「俺もこんな中でスキーするのはやだなあ。だいたいリフトが動かないだろ」と返答。
そうだよね、これは無理だわね…な外の風景。
そして天気予報を見ていれば、このまま一日中降り続き、翌日の昼まで天候は快復しないといっている。
「やや、今日帰らなくちゃいけないんだから…降り積もってしまう前に脱出しなくちゃ！」と……。
もう数年前に大雪の中央道に閉じ込められた記憶が頭をよぎりましたよ。ヤバイってこれは＾＾；
これからが大変でした。
すでに我が家の車は駐車場で雪にすっかり埋まり、出られる状態ではなく、ホテルの人に雪かき用のシャベルを借りて雪かきを続けるも、どんどん降ってくる雪になかなか車を走らせるスペースが作れない。
気温は氷点下10度。しかも吹雪。私は頬も髪の毛も、帽子もコートも凍りつき、T君は思いっきり髭が凍りついている。
死んでしまう～、遭難してしまう～。雪かきで腰が痛い～。
これではラチがアカンと、除雪車を走らせている男性のところへ詰め寄る。
「うちの車がある通路のところを除雪してください！ これでは出られません～！」
前方がほとんど見えない中、必死（笑）
そうして除雪車に除雪してもらい、何とか駐車場を脱出したのでした。
が、この先がまた大変で……。
突風と降雪で、本当に前が見えないんですよ。まさにホワイトアウト状態。
気温が低すぎるとフリーズしてしまう、うちのバカカーナビは使えないし……。
雪道にある例の赤白のポールを目印に、必死に山道を走らせるT君。
夫の運転の腕は信じているものの、しかしこの状態は厳しい…。
バンバンハザードを点滅させながら降りていけば、積もった雪に頭を突っ込んでしまい立ち往生しているワゴン車があり、他の車も一緒に立ち往生。
一蓮托生ですなあ～。
男どもが車を降りて、ワゴン車の救出に向かう。T君も向かう。
必死に雪をかいてワゴン車救出。
「よし、先へ進もう」と車を走らせようとすると、今度は前の車がスタックしてしまい立ち往生。
またも男どもが車を降りて、車の後部を押す、押す。
こういうときの2WDはきっついわ～。
というわけで、その後、ときおり突風が吹き、前が全く見えなくなるという状況の中、低スピードで山をなんとか下りたのでした。
途中、談笑をしながら、楽しそうに万座に向かう車を数台みかけるも…「笑っていられるのは今のうちだぞ」と、つぶやくT君。
その通りですなあ。
お陰様で我が家の車は4WDの雪道モードという機能がついているので、雪道走行に強く、問題なく下りてこれてよかったんですけどね。
そんなこんなのホワイトアウト体験でありました。
ま、タダでは起きない私のこと。
をお土産に買って帰ったとさ。
実は行きにありえない災難が……。
下の前歯が思いっきり欠けました。
ささくれだか、爪だかを無意識に噛んでいたら、プラスチックのようなものが、口の中でガリっと…。
口からその欠片を出してみれば、歯。
前歯が欠けている～。もうビックリ。
これがもう行きです。行き。
帰るわけには行かず。
そして帰ってきてから、20年以上ぶりの歯医者通いが始まりました。
よかったんだかわるかったんだか…ついでに大昔治療した虫歯の詰め物を総取替え。
全部治すことに。
…考えてみれば、毎年2月3月は私にとって鬼門。「またやっちまったか～」な思いであります。
情けない～＾＾；
「週末に大会があるから何とかして、って言う選手はいるけどさ、週末にスキーに行くからぎっくり腰治してって言うのは…どうよ？」と言われながらも、、、。
「まあまあ、オバサンのワガママだと思ってさ、何とかしてよ」と無理やり治させたという事実。
夫T君がどうしても一度はスキーに行きたいと言い、宿に予約をしていて、仕事の関係もあるし、この日以外に変更は厳しいだろうなあと思っていたのでした。
そんな矢先のぎっくり腰。
キャンセルが頭をよぎったものの、T君がすこぶる行きたがっていたのを知っている。T君の望みを叶えてやるのも妻の役目（ホントか？）……。
大枚はたいての集中治療が功を奏したわけです。
いい天気のなか、浅間山がきれいだわ～。
本当にいい天気ねえ。
こんな程度の雪なら、車を走らせるのは楽よね～。
ほらっ空も綺麗！
てな具合に車でスキーをしに、「万座」まで向かったのでした。
そして、腰をかばいながらもソロリソロリとスキーをし、白濁した万座温泉のいいお湯にもつかり、「極楽だわ～」と思って就寝したのでありました。
（スキーは…ゆっくり滑りすぎて、カーブしたときにそのまま山側へばたっと倒れるなんていう、情けない転倒をしたものの、腰への影響は少なく、『やるじゃん！ K先生！』と整体の先生を褒め称えたりして＾＾； 温泉もよかったですわ～）
そして、朝起きて、「じゃあまた温泉につかりに行こう」と大浴場に向かったのでした。すると、「悪天候のため露天風呂は使えません」とある。
「まあ、じゃあ、内湯でいいわ」と何にも考えずに、温泉につかり、そして部屋に帰って……T君に「露天風呂には入れないよ～」と能天気に伝えたのでした。
それからですよ。
TVをつけて天気予報を見る。
嵐です。吹雪です。大雪です。
宿の窓から外を見れば、外はこんな。
全然先が見えない。
「こ、こ、これはスキーは無理っしょ」とT君に言うと、
「俺もこんな中でスキーするのはやだなあ。だいたいリフトが動かないだろ」と返答。
そうだよね、これは無理だわね…な外の風景。
そして天気予報を見ていれば、このまま一日中降り続き、翌日の昼まで天候は快復しないといっている。
「やや、今日帰らなくちゃいけないんだから…降り積もってしまう前に脱出しなくちゃ！」と……。
もう数年前に大雪の中央道に閉じ込められた記憶が頭をよぎりましたよ。ヤバイってこれは＾＾；
これからが大変でした。
すでに我が家の車は駐車場で雪にすっかり埋まり、出られる状態ではなく、ホテルの人に雪かき用のシャベルを借りて雪かきを続けるも、どんどん降ってくる雪になかなか車を走らせるスペースが作れない。
気温は氷点下10度。しかも吹雪。私は頬も髪の毛も、帽子もコートも凍りつき、T君は思いっきり髭が凍りついている。
死んでしまう～、遭難してしまう～。雪かきで腰が痛い～。
これではラチがアカンと、除雪車を走らせている男性のところへ詰め寄る。
「うちの車がある通路のところを除雪してください！ これでは出られません～！」
前方がほとんど見えない中、必死（笑）
そうして除雪車に除雪してもらい、何とか駐車場を脱出したのでした。
が、この先がまた大変で……。
突風と降雪で、本当に前が見えないんですよ。まさにホワイトアウト状態。
気温が低すぎるとフリーズしてしまう、うちのバカカーナビは使えないし……。
雪道にある例の赤白のポールを目印に、必死に山道を走らせるT君。
夫の運転の腕は信じているものの、しかしこの状態は厳しい…。
バンバンハザードを点滅させながら降りていけば、積もった雪に頭を突っ込んでしまい立ち往生しているワゴン車があり、他の車も一緒に立ち往生。
一蓮托生ですなあ～。
男どもが車を降りて、ワゴン車の救出に向かう。T君も向かう。
必死に雪をかいてワゴン車救出。
「よし、先へ進もう」と車を走らせようとすると、今度は前の車がスタックしてしまい立ち往生。
またも男どもが車を降りて、車の後部を押す、押す。
こういうときの2WDはきっついわ～。
というわけで、その後、ときおり突風が吹き、前が全く見えなくなるという状況の中、低スピードで山をなんとか下りたのでした。
途中、談笑をしながら、楽しそうに万座に向かう車を数台みかけるも…「笑っていられるのは今のうちだぞ」と、つぶやくT君。
その通りですなあ。
お陰様で我が家の車は4WDの雪道モードという機能がついているので、雪道走行に強く、問題なく下りてこれてよかったんですけどね。
そんなこんなのホワイトアウト体験でありました。
ま、タダでは起きない私のこと。
をお土産に買って帰ったとさ。
実は行きにありえない災難が……。
下の前歯が思いっきり欠けました。
ささくれだか、爪だかを無意識に噛んでいたら、プラスチックのようなものが、口の中でガリっと…。
口からその欠片を出してみれば、歯。
前歯が欠けている～。もうビックリ。
これがもう行きです。行き。
帰るわけには行かず。
そして帰ってきてから、20年以上ぶりの歯医者通いが始まりました。
よかったんだかわるかったんだか…ついでに大昔治療した虫歯の詰め物を総取替え。
全部治すことに。
…考えてみれば、毎年2月3月は私にとって鬼門。「またやっちまったか～」な思いであります。
情けない～＾＾；
毎日ばんざ～い！？
みんなで頑張らないと。みんなで支えないと。
吉兆！
招福
あぁ・・・白銀の世界が今は遠い〜です！
なんとその腰でスキーに雪かきしちゃったのですか？＾＾；
山の天気って・・・そうなんですよね、
ご無事で何よりでございます。
あのぅ〜歯は最近自分も欠けた覚えがあります。
骨密度80％イエローゾーンの女の＾＾；もしかして？
・・・という感だけの話なので参考程度に書きますね・・・
婦人科で骨密度検査とかしてますか？
卵巣機能の影響があったりするかもしれないのでカルシウム＆ビタ
ミン摂取をちょびっと心がけてみてくださいませ〜。
by nakasama (2010-02-10 18:19)
大変でしたねー。でも、こういったことがあった旅行の方が、何だか
記憶に残って、後で思い出すと楽しかったりするものですよね。
by もりけん (2010-02-10 18:31)
おおお、大変でしたねえ。
スキーなんて、何年前にいったか、もう思いだせん。
山形の親戚が吹雪のときは勘で車を走らせるっていってた、こわすぎる。
by あじごん (2010-02-10 19:09)
３シーズン位スキー場で過ごしているんで、こっちがこの風の時で荒模様はなんとなく行かなくても想像つくんですわ。
土・日・・・ダンナともこれは大荒れだわな～って話していたとこです。
ええ、冬は冬なりの季節を味わうって～のはいいもんです。
１日は晴れだったんですから・・・よし！ですわ。
私は蔵王と相性が悪く、死ぬかと思いながら下りてきたことが・・・
栂池でも天候急変で、入ったレストハウスは「八甲田山」の映画そのもの。
１歩たりとも隙間がない状態とか・・・
確かに、そういう方が記憶に残るわ～。
でも、ご無事のご帰還でよかったですわ。
私は雪道は怖くて運転できないです。
２０年も歯医者を必要としていないことが驚きです！ 丈夫な歯なんですね。
by こぎん (2010-02-10 22:04)
青空のゲレンデから始まった記事が、こんな結末を迎えるとは…（笑）！
運転の腕を信じられる夫さんで良かったですよー、本当に。
私は夫の運転をまったく信じていないので、もしこんな状況に陥ったらパニックになるかも知れません。
歯って思いがけない時にポロっと…(-_-;) そうそう、２０年前の詰め物、ガタが来る時期らしいです。私もボツボツと…。治療済みだからって安心していられないんですねー。
by めりっさ (2010-02-11 01:34)
*nakasamaさま*
それっ！ 「カルシウム不足かも」と、まず頭に浮かびましたよ～＾＾；
強い薬を使ったあとで、白髪がどっと増えたときに美容師さんに、
「それカルシウム不足」と指摘されていたんです。
そして今回、歯が欠けたときには、「この歯もだ！」と思いました。
今月末にお医者さんに行ったとき、骨密度はどうなっているか、
検査してもらうようにします。
歯医者通いに、整体通いに、婦人科通いかあ～。はあ～（笑）
*もりけんさま*
そうなんですよね。アクシデントがあったり、奇妙な出来事があったり
したほど、記憶に残りますよね～。
きっと来年の今ごろには、「バカだねえ～」なんて笑いながら話して
いると思います。バカですよね～＾＾；
*あじごんさま*
ご親戚は勘で車を走らせるとナ。それはすごい。野生の勘？
しかしこんなに大雪になるとは思っていませんでした＾＾；
勘働きがよくないですね～。だから歯が欠けるのか…（笑）
*こぎんさま*
大荒れでしたわ～。一日中、こんな調子が続くと天気予報が言い放ったので
頑張って下山した次第ですが…もう一泊は部屋がなくてだめだっただろうなあ。
（金・土で行ったんですよ）。
中央道で何十時間も閉じ込められたことを思い出しました＾＾；
記憶に残りますねえ～。後に笑い話になるんでしょうね。
歯医者さんに行ったのは20年以上ぶりなのですが、歯の治療は、なんと
35年ぶりなのですよ。自分でもビックリしています。そんなに放っておいて
よかったのかっ！ と。歯が欠けたのは、忠告であったと思っております、はい。
*めりっささま*
本当にね～、こんな結末を迎えるとはっ！（笑）
神様の思し召しというか、示唆にとんだスキー旅行となってしまいました。
いませっせと歯医者通いをしていますよ～。詰め物も35年前のに比べれば
保険の範囲内で治療しているとはいえ、いい詰め物になりましたね～。
白いのがステキ＾＾； 接着もしっかりされるそうで。。浦島太郎な私です（笑）
*あんぱんち～さま*
ありがとうございます。
by toro (2010-02-12 08:31)
こんにちは。
これって、新潟で数十台が地吹雪で立ち往生って頃でしょうか。
雪って怖いですよね。
今の時代は、携帯やらGPSやらで、救助の手は届くとは思いますが待つ時間を思うと本当に怖いです。
無事ご帰還できて本当によかったです。
私も去年の１０月頃から、歯が欠けだしまして、月に一回は歯医者通いをしていました。
やっぱり、１０年ぶりくらいでしょうか。
それ以来、歯医者は間があかないようにと、詰め物も適当にやっているようです。
by ｍａｍｉｒｅ (2010-02-12 14:15)
*mamireさま*
そうですそうです。あの新潟で100台以上が立ち往生したという日で
ありました＾＾； 雪は怖いですね～。
雪を見て和むこともありますが、自然の驚異を感じることもあるわけで、
甘く見てはいけませんね。
あ～、歯が欠け始める時期ってあるんでしょうかね…。
私もせっせと歯医者通いを始めました。
とりあえず痛い思いをしたくないので、痛くならないよう精進したいと
思います＾＾；
by toro (2010-02-13 10:51)
もしかしたら。。あの日本海側が
荒れた週末のあたりでしょうか。。
私も函館行きのJRが1時間近く遅れ
函館に深夜0時過ぎて到着しました。
お天気が荒れると道路危ないです、ほんとに。
よくご無事で。。
歯は大事です。。早期発見早期治療が。。
私は歯は丈夫ですが過信すると痛い目に遭いそうです(^^;;
by ケイクス (2010-02-14 00:17)
*ケイクスさま*
まさに大荒れだった週末です＾＾； 大当たりです。
函館本線も一時間遅れでしたか。それは大雪だったのでしょうね。
私も歯が丈夫だったほうなので、呑気でいすぎました（笑）
今日も歯医者に行ってきますよ～。
またも鋭意治療中のものができてしまって、少々情けないですけどねえ。
by toro (2010-02-15 09:50)