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何となく、目の前の靄が晴れつつあり。 [自分のこと]

自分の病気の検査結果が出た。お腹の中に腫瘍はあるものの、治療はせずに経過観察でよしとなった。うれし~。とりあえず、また4ヵ月後に検査である。

ただでさえ、医者に脅されて意気消沈していたのに、それも杞憂に終わった。

ナンだね、骨密度なんて、検査結果を見てみれば、同世代の人の2割り増し。

「あなた、骨太よ!」と先生。

「ぷっ」と噴出す私。

<薬の副作用で骨粗しょう症になっていたら、しゃれにならないじゃん>と思っていたのであるが、蓋を開けてみれば全く反対の結果であった。よかったね~。

なんたって骨粗しょう症は治りにくいとされているから、この年齢で、それは困ったと頭を抱えていたのである。

スポーツが出来なくなるのでは、とな。

でもお墨付きだよ。1.2倍だ!死んだらきっと骨壷に納まりませんわ~。おーほっほほ。(←罰当たり!) 急に元気になる。骨はとーっても健康体だった。親に感謝しなくちゃ。

しかしまあ、なんと現金な。喉元過ぎれば…ってやつか? 先日書いた記事は、いま思えば大げさでした。落ち込みすぎ。陳謝でございます;;

ま、痛みとはお付き合いしていかなくてはならないけれど、しょうがない。

医者には「痛み止めでバファリンを服用しちゃダメ」と言われて、これまたベックリなんだけど。奥様、とにかくバファリンはやめなさい、ということでありますわ。婦人科の病気に限ってだと思うんだけどね。

 

そして、母の介護(というより看護)の方針が決まりつつある。

義母のこともあったし、なんともいえずやきもきしてしまったが、義母と同じところでケアプランを作ってもらわずに済むということがわかり、胸をなでおろした。近いところに住んでいるので、そういうことが起こりえたのだった。

本当ならば、私の母には義母より重い認定を出してもらいたかったのである。もし、義母と同じ認定が出てしまったら、私自身がどうしても比較をしてしまい、感じなくてもいいストレスを抱えてしまうのではないかという恐れがあったからだ。

いらぬ比較である。比較なんてしないでいいはずなのに、人間のいやらしさだ。どうしても比べてしまって自分が苦しくなっていたのだ。

同じ世代の母と義母。

「元気でお金も持っていて遊び歩いている義母」と、「お金もなくて病気のために遊び歩くこともできない母」と、どうして同じ認定が出るのか…そしてどうして同じ扱いをしなければいけないのか、その差をうまく埋めることが私には出来ない。

どうしても差別的に扱ってしまうだろう。

そして、もし同じところでケアプランを立ててもらうとなれば、ことさら、何でも同じようにしなければならないのか、という思いにかられながら、ヘルパーさんやら何やらとお付き合いしなければならなかっただろう。それを思うと、気が重かった。

だが、違うところが担当になるとわかって、異なる主張も心置きなく出来るし、サービスの内容で義母と比較することが必要なくなる。

ひとまず、不安が消え去りつつある。

ふ~。

いらぬ心配だよな。何でこんなに気を使わなくちゃいけないんだと思うよ。

夫T君には申し訳ないのだが、同じ認定ではあるけれど、義母とは異なるケアを母には受けさせたいと思っている。

ただし、誰が先に死んでしまうかなんていうことは、神のみぞ知るで、もしかしたら元気な義母のほうがポックリなんてあり得るとは思う。

そうしたときに私の心の中でどうやって折り合いをつけるか、ということがあるけれど、こればかりは血を分けた家族ということだ。母を優先して当然、と考えようと思う。T君にもそういう宣言をしているけれど、、、理解しているのかどうか…。

万が一責められようとも、突っぱねるしかない。強い心を持とう。

ということで、ずいぶんと目の前の靄が晴れてきた。

方針も決まりつつあって、ただ前を向いて進むのみだなと、覚悟。

 

昨日読了した本。

母のいる場所―シルバーヴィラ向山物語

母のいる場所―シルバーヴィラ向山物語

  • 作者: 久田 恵
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 文庫

親の介護の葛藤がとっても共感できるお話だった。また、こんな有料老人ホームだったら、私も入りたいな、と思った。でも介護保険が始まる前のことだから、どうなっているやら。そして私たちの世代の介護もどうなっているやら……。

すぱっと整理が出来る状態にしておきたいな、とも思った。

 

おしまい。

 


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コメント 6

pu-yama-gorogoro

ああ~良かったですね~。手術などしないに越したことないですからね。
それにしてもバッファリンはなぜダメなのですか?
セデスは大丈夫なのかしら?
最近こらえ性がなくなってきて、つらいとすぐ薬に頼ってしまうので、ちょっと
不安になりました。
誰だって、自分の肉親優先ですヨ。
少なくとも私は絶対そうです。
by pu-yama-gorogoro (2006-12-07 14:10) 

うんうん、よかった! 
骨太で肝も太い! 晴れてよかった! ゴルフもできる!
Eveもダメなのかしら??? 頭が痛くてもめったに薬も飲まないけど・・・。
介護認定・・・やばくて善人ほど、認定時にしゃん!としてしまうのでしょうね。
義理のお母さんって、どこがお悪いのでしょう?
家はね~、相談に行ったら、ご一緒に来ていただくか、訪問させてくれ・・・と。
それを伝えたら・・・「まだ、いい!」と母。そういう状況じゃ~ないんですけど!
超える壁がまたできたよ~~。
toroさんの場合、自分のことと、実のお母様のことで、精一杯でしょ?それ以上を望まれても・・・toroさんが壊れてしまいますよ。
by (2006-12-07 21:36) 

toro

*ぷうやまさま* ありがとうございます。
本当によかった~、と思っています。これが入院・手術なんてことになったら
えらいこっちゃと怯えていたんですけどね…。
セデスがいいようですよ。その先生が言っていました。
私はバファリンばかり飲んでいたので、ここでも「えええ?」と思って
さっそくセデスを買ってきました。
バファリンには「血小板の働きを抑える抗血小板作用」というのが
あるので、このせいかなと、ちょっと思いました。真実はわからず。
何故ダメなのか、今度行ったときに聞いてみますね(4ヵ月後だけど^^;)。

*こぎんさま* ありがとうございます。
骨太バンザイ! でございますよ~。
義母は認定されないと思っていたんですけど、亡くなった義父と同時に
認定の申請をしていたもので、モノはついでに認定をしてもらったという
経緯があり。夫を失った直後だったんで、切々と調査員に自分の不安を
訴えたんですね。それで、要支援2に認定されてしまったと。
脳梗塞をやったものの、後遺症はほとんどなく、足がちょっと
悪いというだけで、歩くし、自転車は乗るし、この前は一人で映画を
観にいっていたし…と。。。う~ん。次の調査のときは芝居をしそうだな(笑)
こぎんさんのお母様。家事が出来なくなってしまっていることとか、
お買い物をするのが大変、ということでもあれば、ぜひ訪問してもらって
相談した方がいいですよ。「それは受ける権利としてあるんだから」と
おっしゃってみてはいかがでしょうか。ダメかな…。
ちなみに、夫の実家のことは、
考えることも、何かをやることもほとんど放棄しました^^;
by toro (2006-12-08 09:30) 

けいぞう

はじめまして。もりけんさんを経由して、遊びにきました。アイコンが猫だし、ワインもお好きのようなので、気が合うかもしれません。私のほうはめったに更新しないブログですが、よかったらお越しください。
by けいぞう (2006-12-09 09:57) 

toroさま
本日、第二の壁・・・介護支援センターに連れて行きましたよ。またまた、強行突破の感ありですが、介護認定の申請もしちゃいました。おそらく「要支援」程度かな? とは思いますが・・・リハビリのマシンのあるデイサービスがすぐ近くにもあると分かったし・・・少し外にも目を向けてくれて、ぼ~~っと過ごす時間が減るといいのですが・・・。
ご心配ありがとう!報告です!
by (2006-12-09 13:59) 

toro

*けいぞうさま* コメントを有難うございます。
はじめまして! こちらこそ、よろしくお願いします。
けいぞうさんのところへもお邪魔させていただきますね。

*こぎんさま*
第2の壁、突破、よかった~!
外へ出てお友達ができると、また変わってくるかもしれないですよね。
よい作用が、お母様にあることを祈っています。
by toro (2006-12-11 09:26) 

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