やってくれるぜ、おっかさん(笑) 恐るべし義母チン。 [家族の話]
こぎんさんのイタ~リアなダビデさんのエプロンを見て、「そういやあ、うちにもダビデさんがいたなあ」と思い出し、ごそごそ掘り出してみたけれど、どこかに入り込んでしまっているらしい。見つからなかった。
4年前にこの家に引っ越してきたときに、なにかの箱か袋に入れたという記憶が最後……。きっとどこかからある日突然出てくるだろうと思って諦めました。残念^^;(こぎんさん、ごめんちゃい。)
4年前の引っ越しの話が出たついでに、義母がやってくれた話をひとつ。
もうね、忘れられないの
現在住んでいる家は、T君と私が「終の棲家」としようと強い決意で建てた家である。何たって子どもがいない。しかも次男次女夫婦。自分たちで何とかするしかないのだ。
ローンを組むにしても、年齢的にこれが最後のチャンスだろうと思った。(定年までにローンを完済したいもんね。)
さらにありがたいことに、最期を看取った遠い親戚のおばあさんがT君に残してくれた土地があった。相続するとき、税金を払うお金が全くなかったのでそれを売ったのであるが、少なからずお金が残っていた。その残ったお金を使い、我が家を建てる土地の予算にあてることができた。これは大変ありがたかった。
しかし土地の一部と建物の資金は、T君と私がコツコツと貯めてきた預金。そしてローンである。
まさに私たちの家を建てるという意気込みで取り組んだのだ。借金嫌いの夫婦が、借金をしたくらいなのだから。
しかし息子を持った親というものはこういうものなのか…と不思議な行動を目の当たりにした。
まるで自分の家を建てるかのようなのである。地鎮祭も、上棟式も、我先にとはせ参じてくるし、建てている最中は私たちよりもハイテンション(笑)
建物が完成したときは、自分の知り合いを勝手に連れてきては家を見せて喜んでいるのだ。
「え? ここはお義父さん、お義母さんの家なのか?」と自問自答する私。
「お金はT君と私が払っているんだよ~」と心のなかでつぶやく。
まあ、ここまでは義父母もやったことがないことばかりであったらしく、好奇心が勝っていたのだと思う。まだ可愛いものであった。
さて、引っ越しの日のこと。
引っ越しの作業はほとんど業者さんに頼んだので、T君は仕事にでかけ、私は業者さんが家具や荷物を運び入れるのを見ていた。
要するに自分だけで片付けてしまおうと思っていたのだ。
しかし、こんなときに黙っている義父母ではない。
のこのことやってきて、何とはなしに手伝いをしてくれている。留守番を頼んだりできて、その点は大変感謝したのであったが……。
引っ越し後すぐに必要となるのは、水まわりで使うものである。
なので、キッチンで少しずつ片づけを始めた私であった。
すると、義母が段ボール箱を勝手に開け始めて、中にある食器をどんどん出し始めるではないか。
「お義母さん、片づける順番を考えながらやっていきますので、出さなくていいですよ」という私。
「荷物は出しちゃった方が片づくのよ」
「いや、だから、入れるところを考えながら出していくんで……」
「どっちにしたって出すんでしょ。出しちゃった方が早いのよ」
「いや、だから、早いとかそういう問題ではなくて……」
全く手を休めない義母。人の話を聞く耳も持っていない。
このとき、私の母も手伝いに来てくれていたのだが、その様子を見てビックリしているのがよくわかった。
「え?」ってなもんである。
私も唖然。。。
片づけを手伝いに来てくれたのではなく、散らかしに来たのか?
あれよあれよとテーブルやカウンターの上に並べられていく食器。
傍らでは義父がニコニコと見ている。
広げられていく食器を見て私は思ったよ。
「これを片付けるのは誰よ!? ……そう、私じゃん!」
本当にやってくれるぜ、おっかさん(笑)
全くマイペース(自分勝手)もここまで来ると笑い話となるけどさ。
恐るべし義母である。一事が万事こんな調子。
まっ、これが悩みのタネでもあるわけさ。。
内心、食器をどんどん出す義母が、人の持ち物を値踏みしているようでいや~ という気分にもなったっけ。けけけ。ふう~。
おしまい。。。
家を建てるときの家族の関わりと苦悩が描かれた漫画。
T君はこれを読んで「よくわからない」と言っていた。
う~ん。女性しかわからないのかも。
マダ~ムのお屋敷にあるダビデとは、一体どんな立派なモノだったのか、気になっていましたが・・・出てこない?? そのうちもっこり出て来るかもです。
義母さま、いろいろやってくれましたね。義父も空気を読めないのかしら??
by (2006-02-15 20:13)
*こぎんさま* ありがとうございます。
こぎんさん、すみませええんm(。_。)m うちのダビデさんは、もっこりを隠すアイテムがあってですねえ…(笑) あ~どこにいっちゃったんだろう;; ぜひ見てもらいたかったです。
義理の両親は、どうも世界が狭い人のよう。。。違う世界を知らないというか、受け入れられないんだろうなあ~。家族の中での予定調和とか、そんな感じで過ごさざるをえないのです。いろんなエピソードがあるんで、また書くかもしれません^^;
by toro (2006-02-16 13:20)