弱っているとき……。 [自分のこと]
本を読むことを生業にしているんじゃないかと思うくらい本好きなのに、全然本が読めない日々が続いている。
何となくヤバイ。
そんなわけで手っ取り早く、マンガなら読めるのではないかと手に取るも…。文庫化されたマンガが全然読めない。読み進められない。頭に入ってこない。
これもヤバイ。何となくヤバイ。
本が読めない自分は、頭が固くなってきつつあることを示している。
結構、ヤバイ。
そしてたどり着いたのがこれだった。
少し前に彼女が描いた「女のはしょり道」を手にしてから、「あ、この人面白いんだ」と気づいた伊藤理佐さん。
実に細かい観察眼で、些細なことにしっかりと価値観を見出すことができる人だとわかる。
例えば、傘の置き方とか。お饅頭の食べ方とか。挨拶の仕方とか。そんな所作から、その人の価値観を嗅ぎとる嗅覚が優れている。
そして、自分に対しても客観的に分析できるのだ。何回か出てくる「境目」の話はとくに顕著に表れている。
それは体重54キロが境目という話(これは「女のはしょり道」から)。
ある友人が「リサちゃん」と呼んだり、「イトウくん」と呼んだり、時によって呼び方が変わるのを何故かと考えたときに、54キロより下だと「リサちゃん」になり、54キロより上になると「イトウくん」になると気がつくのだ。
不思議と、54キロ以下になると「やせたね」と言われ、54キロ以上になると「太ったね」と言われるんだそう。
見事な境目だなあ、と思った。面白い。
あと「あふれる」という表現。
アレルギーを持っている人なら知っている人も多いと思うが、例えば、花粉症が発症するまでの間は体は許容しているが、ある時点でその許容範囲から花粉が「あふれて」しまい、アレルギー反応として発症するという現象。
それをアレルギー反応だけではなく、心象においても「あふれる」ことがあると表現している。
「一杯にたまった水は一滴でもあふれる」と。
夫が爪楊枝で「シー、シー」しているのが、新婚当初から何となくイヤだなあと思っている妻が、長年、夫のシーシーに付き合い我慢している。ところがある日突然、夫のシーシーが最後の一滴となり、イヤな気持ちがあふれてしまって熟年離婚へ……というようなそんなお話。
あ~わかるわ~、と思った。
あふれる瞬間ってあるよな~。ある日、プツっと緊張の糸が切れるような。
そして、弱っているときの話。
笑って口の端がピッと切れるとき、弱っていると思うのだそうだ。
それを読んで「そうそう、あるある」と思った。
私の場合、目頭が切れるのだ。普段は全く切れそうもない目頭…。かゆくてかいていても、切れることはないのに、朝起きてみるとパカッと切れているときがある。
実はいまがそうで、左目の目頭が切れて、少し血が出たようでかさぶたができてしまった。
「……あ、私、いま弱ってる?」
確かに体調がよくない…というか、使っている薬の効きがやっぱりよくないような気がして。ついでに副作用がひどいし。
つらつらと考えてみると、猫のD君の死から落ち込みが続いているような気がする。
D君が死んで、姉が手術して、知り合いが失踪して……。
でもやっぱり一番の痛手はD君の喪失なんだなあ。まだダメだなあ。
そんなわけで弱っています(笑)
本もあまり読めません。
そんなこんな。
皆さんは、弱っているときに出る症状(現象)ってありますか?
おしまい。
※「おいピータン!!」の主人公・大森利夫さんは、なかなかの男前です^^
(見た目は単なる太ったオヤジだけど…)
ちなみに「おいピータン!!」1巻~11巻、「おんなの窓」1・2巻を一気に大人買いしました。大人になってよかった~と思う瞬間(笑)
何となくヤバイ。
そんなわけで手っ取り早く、マンガなら読めるのではないかと手に取るも…。文庫化されたマンガが全然読めない。読み進められない。頭に入ってこない。
これもヤバイ。何となくヤバイ。
本が読めない自分は、頭が固くなってきつつあることを示している。
結構、ヤバイ。
そしてたどり着いたのがこれだった。
少し前に彼女が描いた「女のはしょり道」を手にしてから、「あ、この人面白いんだ」と気づいた伊藤理佐さん。
実に細かい観察眼で、些細なことにしっかりと価値観を見出すことができる人だとわかる。
例えば、傘の置き方とか。お饅頭の食べ方とか。挨拶の仕方とか。そんな所作から、その人の価値観を嗅ぎとる嗅覚が優れている。
そして、自分に対しても客観的に分析できるのだ。何回か出てくる「境目」の話はとくに顕著に表れている。
それは体重54キロが境目という話(これは「女のはしょり道」から)。
ある友人が「リサちゃん」と呼んだり、「イトウくん」と呼んだり、時によって呼び方が変わるのを何故かと考えたときに、54キロより下だと「リサちゃん」になり、54キロより上になると「イトウくん」になると気がつくのだ。
不思議と、54キロ以下になると「やせたね」と言われ、54キロ以上になると「太ったね」と言われるんだそう。
見事な境目だなあ、と思った。面白い。
あと「あふれる」という表現。
アレルギーを持っている人なら知っている人も多いと思うが、例えば、花粉症が発症するまでの間は体は許容しているが、ある時点でその許容範囲から花粉が「あふれて」しまい、アレルギー反応として発症するという現象。
それをアレルギー反応だけではなく、心象においても「あふれる」ことがあると表現している。
「一杯にたまった水は一滴でもあふれる」と。
夫が爪楊枝で「シー、シー」しているのが、新婚当初から何となくイヤだなあと思っている妻が、長年、夫のシーシーに付き合い我慢している。ところがある日突然、夫のシーシーが最後の一滴となり、イヤな気持ちがあふれてしまって熟年離婚へ……というようなそんなお話。
あ~わかるわ~、と思った。
あふれる瞬間ってあるよな~。ある日、プツっと緊張の糸が切れるような。
そして、弱っているときの話。
笑って口の端がピッと切れるとき、弱っていると思うのだそうだ。
それを読んで「そうそう、あるある」と思った。
私の場合、目頭が切れるのだ。普段は全く切れそうもない目頭…。かゆくてかいていても、切れることはないのに、朝起きてみるとパカッと切れているときがある。
実はいまがそうで、左目の目頭が切れて、少し血が出たようでかさぶたができてしまった。
「……あ、私、いま弱ってる?」
確かに体調がよくない…というか、使っている薬の効きがやっぱりよくないような気がして。ついでに副作用がひどいし。
つらつらと考えてみると、猫のD君の死から落ち込みが続いているような気がする。
D君が死んで、姉が手術して、知り合いが失踪して……。
でもやっぱり一番の痛手はD君の喪失なんだなあ。まだダメだなあ。
そんなわけで弱っています(笑)
本もあまり読めません。
そんなこんな。
皆さんは、弱っているときに出る症状(現象)ってありますか?
おしまい。
※「おいピータン!!」の主人公・大森利夫さんは、なかなかの男前です^^
(見た目は単なる太ったオヤジだけど…)
ちなみに「おいピータン!!」1巻~11巻、「おんなの窓」1・2巻を一気に大人買いしました。大人になってよかった~と思う瞬間(笑)
はじめまして。
僕もある日何かがあふれ出して、会社を4ヶ月休むようになった経験があります。ときどき栓を抜く必要があるんですよね。
by KenT (2009-12-05 10:34)
「あ、わかるわかる!」って感じですー!
私の「境目」は52.5キロかな~。小数点以下までついて細かいですよー!!
弱ってるときは、食欲はあっても味をあまり感じない、とか、環境に適応するのが難しいときは口内炎が出来るとか、身体からの訴えっていろいろありますね。
ところで、本好きな人が本も読めないというのはかなり心配ですね。
私も若い頃に本がまったく読めなくなったことがありましたが、後で思えばあの頃はやっぱり正真正銘の「ウツ」だったと思います。
そのまま数年を過ごし、あるとき、近所のクリニックで、「早朝覚醒で身体がだるい」と訴えたところ、軽い安定剤を処方され、その後、徐々に本も読めるようになっていった経験があります。
どうぞ、ご自愛くださいね。
by めりっさ (2009-12-05 11:44)
マンガ・・・大好きなんですよ~~。漫画喫茶に入り浸りたいくらい(^w^)
それは、老後に取ってあります。
むか~しは貸本屋ってあったけど・・・今、ないですね~。
弱り目は肉体と精神と両方ありますね~。
老化しちゃってるんで、目には蚊を1匹飼っているし、他に光は飛ぶし、流れるし・・・
万年肩こりがひどくなると頭痛も起こる・・・膝も痛い・・・口角がピキって切れるのはありますが、
目頭がっていうのは・・・初めて聞きました。
精神的に参っちゃった時の合図って、あったんだけど・・・
忘れちゃったな~^^;
若い頃は落ちるとこまで落ちてしまえ・・・底まで落ちたら、這い出るさ~
って思ったけど、年々、這い出るパワーが落ちていると感じます。
穴に落ちないように、適度にリフレッシュしてます。
D君の喪失感・・・わかります。家はまだファーちゃんがいるんで救われていますが、
ダンナがファーが居なくなった時のおまえを想像すると恐いと言います。
by こぎん (2009-12-05 23:28)
*kenTさま*
こんにちは、はじめまして^^
栓を抜く必要…そうですよね。リフレッシュというと軽々しい感じがしますが、
抜いて、あふれさせないようにするということも大切ですよね~。
なかなか自分のことはあふれさせてみないと気づかない、、、なんて
情けないこともありますが、気をつけないといけないですよね。
*めりっささま*
あ、細かい^^; 小数点以下までつきますか(ふふふ)。
もうねえ、いまの私は境目をだいぶ超えてしまったんで、ヤバイです。
境目付近まで、せめて戻りたいなあ。
ああ、口内炎っていうのもありますよね。うんうん。
そうなんですよ、ちょっとウツっぽい感じはしています。
なんとか、嵐が通り過ぎるのをじっとして待っているみたいな…。
何の嵐かはわからないのですが、とりあえず暴風雨的な嵐ではないので、
少々呑気かもしれません^^;
*こぎんさま*
漫画喫茶はパラダイスですよ~^^ て、一回しか入ったことがないんですが。
でも、買うまではいかない漫画を思う存分読みたい欲求ってありますね~。
目は足が早いです;; 魚の鮮度を見るには、目を見ろ、っていうのがあり
ますよね…まさにあんな感じで、弱っているとき、目の周辺に出やすいです。
私も蚊が何匹か飛んでいるのですが、眼科に行ったら、しょうがない…で
終わっちゃいました。要するに老化だと_| ̄|○ il||li
なかなかこの年齢になると、這い上がるパワーがありませんねえ。
失速気味ですよ~。
なんかねえ、不謹慎だとは思うのですが、もう一匹D君の仲間の猫を連れて
きておけばよかったと、いまさらながら。
そうすれば傷も浅く済んだかもしれないなあ~なんて。
ただ、新たに連れてこようと思うも、また病気になってしまったら、という
余計な想像がブレーキになってしまっていて、苦しいです。辛いですね~。
ファーちゃん、長生きして欲しいですね~。
by toro (2009-12-07 08:52)
弱ると偏頭痛がひどくなり、たいてい吐きますね〜。( ̄∇ ̄;)
そうなる前はイライラして攻撃的になってるかもしれないです。
この時にイロイロあると上がってくるまで時間がかかりますが、
時間的に余裕があれば散歩に出てお花を買ったり、お酒を飲んだりして(あーこれは日常か?^^;)上手くガス抜きするようにはしています。
んでも、秋はさらにヤバいみたいですよね〜、更年期ウツや不定愁訴。うまくおつきあいしないと・・・なお年頃なのかも?
by nakasama (2009-12-07 19:54)
弱ってると。。ブログ書けないです。
人に弱音吐けないです。引きこもって。。しまいます(^^;;
更年期ただ中のようですが、母が老年性の更年期の
ような症状で10kg痩せたときは、更年期障害って
侮れないと思いました。病院行かないと。。
職場の同僚も愛犬を癌で亡くして、もう犬は
飼えないと言ってましたが、やはり犬や猫は家族
ですもんね。
私も愛猫、亡くしたら、どうなるか。。
想像するのも怖いです。
by ケイクス (2009-12-07 23:39)
toroさま
しばらくご無沙汰している間に、まさかD君が天に召されたなんて…。
ショックです。
私には猫との別れほど辛いものは無いです。
どれだけ手を尽くしても、私が助けてやれなかった…とか私が死なせた
のでは…と思ってしまって、罪悪感がぬぐえないのです。
でも、動物には動物だけが行く先があって、いつまでも人間が悲しんで
いると、こちらのことが気になって、行くべき所にいけなくなるんだと
言う人がいましたよ。
いまごろD君もお仲間が沢山いるところで楽しく過ごしているのかも。
ところで、私も父が死んだあとしばらく漫画喫茶に入り浸りでした…^^;
あのころ、会員カード持っていたし~。
by ぷうやま (2009-12-07 23:56)
*nakasamaさま*
あ~、弱っているときは症状がドッカーンと出るんですね。
これは辛いなあ~。私も頭痛がひどくて吐いてしまうときがありますが、
そんなときはしんどいですもんねえ。
だんだんとガス抜きが下手になってきました^^;
スポーツをしたりすればいいんですけど…(やたらと走るとか…)。
昨日、実家の犬の散歩に行ったのですが、散歩っていうのもいいのかも
しれないですね。
羅漢さんを見に行こうかなあ(byこぎんさん)。
*ケイクスさま*
そうなんですよね。更年期障害は侮れない…。
いま使っている薬の副作用が、更年期障害のような症状、と言われている
ので、その原因はわかっているのですが、全くねえ、って感じです。
まあ、お年頃でもあるわけで^^;
しかし可愛がっていた猫を亡くすことで、こんなに痛手を負うなんて思って
いませんでしたよ~。ペットロス症候群ってあるんだなあ、なんて。
だからといって先のことを考えてもね…。
チャミちゃんのこと、たっぷり可愛がってくださいね~。
たぶん、きっとまた猫と一緒に暮らすことになると思います…私^^;
*ぷうやまさま*
そうなんです。
D君…病気が発症したと思ったら、20日ほどで逝ってしまいました。
老衰とかだったらよかったんですけど、突然の病気は辛いですね;;
人間がいくら頑張っても、どうしようもないことがあるんだなあって、
当たり前ですが、実感しました。
たぶん、亡き母が抱いているイメージがあるんで、母がD君を迎えて
くれたのではないかと思っています。
ただねえ、夫がD君の「生まれ変わり」を待っていまして(笑)
ダライ・ラマのように探すんだって。何か印はあるのかなあ^^;
ねえ、漫画喫茶はいい癒しポイントかもしれないですね。
*ぼんぼちぼちぼちさま*
*SORIさま*
ありがとうございます。
by toro (2009-12-08 08:56)
考えてみたのだけれど、私は弱っているときに出る症状ってないなぁ。
というか、弱るってことがあんまりないのかも。
娘は疲れると目尻に涙を流した跡の様な腫れ物がでます。
本人には(鏡を見ないと)見えないのだけれど、親としては、疲れているのだなと、はらはらします。
症状って、人に訴えるものなのかもね。
カタルシスには、陥ります。
忙しいときはもっと忙しくしたり、悲しいときは涙がかれるほど本を読んだり。
toro様と、反対で、多忙になっている今は、本あさりばかりしています。
一日抜けると禁断症状がでてきます。
by mamire (2009-12-08 22:08)
*mamireさま*
お嬢さんのことはよく見ているから、わかるんですね。お母さんだなあ。
きっと反対にお母さんのことを見ているお嬢さんは、お母さんの弱っている
症状を知っているかもしれませんよ。
そういえば、私が弱っているときを、母はズバリと当てていましたよ。
母は強し!
悲しいときは、悲しい音楽を聴くようにしています。
明るい音楽は、そういうときほどキツイですから。
…カタルシスかな~。
多忙なときほど本が読めるというのもわかります~。
頭の回転も速くなっているから、不思議と言葉が頭に入るんですよね。
いまは暇だからいけないのかなあ~。
忙しくしてみようかな~^^;
by toro (2009-12-09 08:25)