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散骨をするということ。 [家族の話]

ちょいとほろ酔い加減で書くので、いささか心配な記事ではあるのですが、そのあたりを念頭に置きながら読んでいただければ幸いかと。現在、猫のD君も何をか感じているようで、にゃーにゃーと鳴いておりますが(笑)

カテゴリーを「家族の話」としましたが、ちょっとだけ「プンプン」。

母の散骨の話です。

母は生前から「お墓はいらない」「戒名もいらない」「散骨してくれ」という希望を申しておりました。だから無宗教の葬儀にし、お花だらけにしちまったのですが、、、。

娘の私としてみれば、幾分「ワガママな母だこと」と思っていましたが、お墓を作ったところで私たち姉妹が死んでしまえば墓守をしてくれる人は一人としておらず、もちろん私たち姉妹も子供がいないから死んだと同時に無縁仏の末路。

「そんなことはどうでもいい」と早くから自覚をしていた姉妹であります。姉に言わせれば「自分は象のように死にたい」と言っているし、妹の私は「鳥葬」とたわけたこと言っているし…。

だからこそ、母の希望は叶えなければいけないと、その通りにしようと思っていたわけです。もちろん、その通りにするわけですが。

ところが意外や意外な外野から、物言いがつきました^^;

実家のお隣に暮らしている奥様です。

「toroちゃん、お母さんのお墓はどうするの?」と私にある日、聞いてきました。

「ああ、母は散骨して欲しいと言っていましたから散骨するつもりですけれど」というと……。

「そういえば、お母さんはそんなこと言っていたわねえ。でも、そんな寂しいことは言わないで」

……。

きつい言い方をすれば、お隣に住んではいるものの、私にとっては赤の他人です。「寂しいことは言わないで。。。」と言われても、娘たちは納得づくのこと。母の遺骨はいずれは散骨すると決めています。

思わず、「はあ~~?」と言ってしまう私。本音を言えば、お隣さんの気持ちを理解できません。いや、理解はできるけれど、お隣さんの思いを叶えることはできません。

母の希望と私たち家族の思いが合致すれば、それでいいと思っていますから。

そこで、「遺骨は手元に少しは残すつもりですし、供養には問題ないと思っています」と言うと、

「あ、分骨して残すのね。それならよかった」とお隣さん。

私はといえば「??????」。

別にお隣の奥さんが、母の墓守をしてくれるわけではないだろうし、お墓参りに行くんだって疑わしい。だったら何でそんなことを言うんだろうと…。

そして、従兄の奥さん(Mさん)

「toroちゃん、四十九日はどうするの?」と私に聞いてきました。

「いや~、無宗教だし、四十九日も何もないから、特に法要も考えていないけど……」と答えました。

すると、「お墓はどうするの?」と聞いてきます。

「ん? 母が望んでいたとおり散骨するけど。たぶん北海道」……と言うと、彼女は泣き出すではありませんか!

どうしていいかわからなくなる私。一番身近にいた娘がそれでいいと思っているんだから、それでいいじゃんと思うのに。

従兄の奥さんの涙に負け…「私たちは、ペンダントに母の遺骨を詰めて持っているつもりだけど、Mさんもそうする?」と聞いてしまいました。

「うん」と答えるMさん。

何で、従兄の奥さんとはいえ、娘の私が気を使わなくてはいけないのか。多大なる疲労感。

ちなみに、母の兄弟・姉妹は私たちと同様にとってもクール。中国という大陸育ちだからでしょうか。

末の叔父にいたっては「もう死んでいるんだからさ」で終わり。(私もそのとおりだと思う)。

母の姉:伯母は「私だったら、中国に散骨してもらいたいなあ」と言い出す始末。

母の妹は「toroちゃんたちの思うとおりにしたらいいと思うよ」と一言。

その他の母の兄弟・姉妹は無関心だし。

そんな家族なのだから、母の思い通りにすればいいと思うし、娘の私たちが納得するのであれば、それでいいと思っているんだけどね。

なかなか世間に理解を得るのは難しいと思ったことでありました。

散骨については、こちらを参照のこと。http://www.toda-sousaijyo.co.jp/sankotu_shizensou.html

また、手元供養のためのグッズなどはこちらを参照すると分かりやすいです。

http://www.ohnoya.co.jp/ やるなあ~、メモ●アルアートの●野屋・・・って感じです。

 

借金の返済やらなんやらで一銭も残さずに逝った母には「天晴れ!」「お見事!」と言うしかないのですが、妙な外野が出てくると「あ~面倒くさい」とな。

さらに言えばT君も「クールな姉妹だよな」とぽつり。

「はあ~」とため息をつくマダ~ムでありました。

 

まあね、私とT君は、T君の親戚一同の気持ちを考えて、都心で無宗教でも入れる納骨堂の予約をしておこうかなと思っているんですけどね。それも、本音を言えばどうでもいいんだけど…私は…。

どちらにせよ、夫の先祖代々のお墓には入らないつもり。次男だし。無宗教だし(私が)。子どももいないし。即座に無縁仏だし。

それでとりあえず納得してもらおうと思っておるんですよ。

……そんなことに執着したってしょうがないじゃん、と思うんですけどねえ。。。

 

おそまつ。


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コメント 4

なによりも本人の遺言ですから・・・でいいんじゃないの?
それを全うしようとしているのにね~~。
いろいろ感情が豊かな人は言いますね~。
北海道か・・・じゃ~、私も付いて行きます!マダ~ム。
えっ? 結構ですか?? (´▽`)

鳥葬はね・・・ある種、弱肉強食の人間ができる最後のお役目・・・自然界の一員として理想だとは思うけど、それは・・・それは止めましょう。
死んでからでも内臓を食べられちゃうのは、ダメだわ。考えただけでも辛いわ。じゃ、燃えるのはどうよ??
っていうと・・・同じかな。
あ~~~、どうしよう??不老不死の薬草を捜すぞ~~!
案外ジタバタかも。
by (2007-08-07 22:28) 

toro

*こぎんさま* ありがとうございます。
ねえ~、大きなお世話っていったらいいんでしょうかねえ。
いろんなことを言ってくれますよ…マダ~ム、困っちゃう(笑)

燃えて灰になるっていうのが、やっぱり潔いのかもしれませんね。
ある意味で火葬ってすごいと思うんですよ。
ニッポン人ってすごくないですか? 違うか…。
by toro (2007-08-09 10:06) 

もりけん

toroさん、
鬱陶しいですね、そういう輩は。私は実母が死んだ後は、お墓もなし。近くのお寺に遺骨を永代供養してもらってお終いです。私たち夫婦には子どもがいませんし、いかにもビジネスな日本の供養は大嫌いです。心の中にあるものこそ大事なもので、形に残すものではないはずです。なんでお墓があんなに高いんだ!供養する気もないインチキ坊主に払う布施はない!
by もりけん (2007-09-12 03:17) 

toro

*もりけんさん こんにちは。ご無沙汰しています!
そうなんです。鬱陶しい人…母が息をひきとったその晩から、ゾクゾクと
現われました^^; いらんことを言ってくれる人は多いですねえ~。
↑この人たちも、何をそんなにこだわるんだろうと、分からないです。
いや、分からなくはないけど、押し付けるような言い方はいかがなものかと
思います。
ホント、いやになっちゃいますねえ。ついでを言えば、インチキ坊主は税金を
納付していないですよねえ…たぶん。
by toro (2007-09-12 08:31) 

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