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木の芽時は調子が狂っていかんけど、女の友情も考えてみた(?) [つれづれ]

夜明けの直前が一番暗い、寒いというけれど、、、いままさにそんな感じでクラーイマダ~ムであります。

仕事もずーっとなくって、「そうだ取引先に請求書を送っていなかった」と思って送ったら、「もう振り込みましたよ~」なんて言われてしまうし、かなり焼きが回っている。大丈夫か。

ついでに「何にも書けないなあ~」と思うのだけれど、言葉を吐き出していくことが好きなために、ろくなネタがなくても書きたくなってしまうのだ。懲りない性分である。

 

さて先日、もう終わってしまったけれど、T君と「よみがえる源氏物語絵巻展」を観にいった。

全く興味がない私であったが、T君の仕事の関係上行く羽目になったのである。

「行くぞ」と言うT君に、「へえへえ」とついていくマダ~ム。

なんたって五島美術館だから、マダ~ムだよなあ(意味不明)。

だいたい源氏物語なんて読んだこともないから、何もかもさっぱりな私なのである。

美術館の帰り道での一杯を楽しみついていったようなもの。

それで、上野毛の駅に降り立ってみたら五島美術館に向かう人が多いこと、多いこと。何でも、美術館の中に入るのに3時間待ちという日もあったらしい。

「うへえ~そんなに人気があるのか?」と驚く私にT君も、「ホントだよな~。皆、源氏物語に興味があるのか?」と言うのであった。

「3時間待ちなんて状態だったらやめようね」

「おお」と、やる気のない夫婦。

ま、行ってみればほんの数分で入れたけど、でも人が多かった。

そんな中、とても気になった人々がいたのである。

それは、おそらく60歳は過ぎたであろう女性の集団。何組もいる。

「ねえねえねえ、あの人たち、源氏物語に興味があって来たのかな。それとも復元画に興味があって来たのかな」とT君に尋ねてみた。

「う~ん、俺にはわからん……」

「でもさあ、何で集団で来るのかな。別に観に来るのは構わないけど、何で集団なんだ?」

……要するに、私の目には集団行動する60代くらいの女性が、奇異に映ったのである。

趣味を共にした友人なのだろうか。それとも、とりあえず話題になっているから連れ立って来たということなのだろうか。

う~ん、と唸ることしばし。

肝心の源氏物語絵巻より、そういう人達の行動にばかり目が行ってしまい、困った昼下がりなのであった。

いや、私だったら、展覧会を観にいくというようなときは、一人で行動するよなと思うわけで、年をとったらやっぱり集団行動するようになるのかなあ、と考えてしまったのである。

絵とか写真とか、、、そういうもので同じ趣味の人を見つけるのは難しいと思っているし、いたとしてもなかなか一緒には行動できない。なぜならば、絵も写真もマイーペースで鑑賞したいし、思いついたときに観にいきたい。

なので、「一緒に行きましょうよ」なんて誘う相手を考えることもないし、そんなことをするのも面倒くさい。

だから、展覧会の会場で見かける女性の集団は不思議でしょうがないのだ。それも60代くらいの人々。。。「ヒマなのかなあ~。きっとこの後連れ立ってお買い物とか行ったりするんだろうなあ」と想像をしてしまった。

私ってばやっぱりいやな奴だな(笑)

 

で、その前にこんな映画をケーブルテレビで観ていた。

下妻物語。

下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉

下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2004/11/26
  • メディア: DVD

これがさあ、面白かったのよ^^ 予想外。 これこそ友情…って感じ(笑)

簡単に言ってしまえば、ロリータの桃子とヤンキーのイチゴが出会って、友情を育んでいくという話なのだが、ロリータとヤンキーが出会ったからといって、どっちかが迎合してロリータになってしまうとかヤンキーになってしまうということがなく、自分の趣味を貫きながら友達になっていくのだ。

深田恭子ちゃんは可愛いし、土屋アンナちゃんも可愛かったよ。

脇も好きな俳優たちばかりだったし、「いやこれけっこう面白いじゃん」と一人悦に入ったのであった。

お話の中で、嶽本野ばら氏が書いたのかどうかはわからないが、「自立」という言葉が出てきた。

桃子が言ったんだっけかなあ~。

非常に不釣合いな台詞なんだけど、ロリータ姿の深田恭子ちゃんが言うわけ、「自立…」って。

不釣合いだからこそ、「うんうん」と共感できたんだ、私は。「うまい!」と思った。

ステレオタイプを駆逐してくれるようなものかな……ま、そんな大そうなことではないだろうけど、姿と発想の不釣合いな点が逆にぐっとくるというお話なのだった。

 

そして、60代女性集団に戻る。

生きてきた環境がそうさせているのかもしれないけれど、「ひとりでは外出なんてできないわ」という年代かもしれない……わかんないけど。

何となくね、そういう匂いというのかな。振る舞いから感じられるというのか。。。

彼女らが自分を生きていないように見えてしまうのだ。集団になればなるほど。

たぶん、一人で行動していればそんな風には見えないとは思うのだけどね。

ただ半強制的にそういう集団行動しなくてはいけない、と思っているのではないかという風に、私の目には映るのだ。

これが友情なのかいなあ~。

もし、集団で行動するということが女の友情なんてえ言うのであれば、そんなのは要らないな、と思う。うん。

まあ、私の趣味に合わなかったということで…(だって集団行動の女性達って邪魔なんだも~ん←いやな奴の発言だねえ^^;)。

桃子とイチゴの友情はなかなかいいっすよ^^

 

おしまい。

 

<追記>                                                     考えてみたら、私の趣味ってヘンだったんだ^^; もともと集団行動ができない趣味の持ち主であった。。。すまん。


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源氏物語テーマの講演をすると
ものすごい数のばーさんが集まったりするのだ。
果たして彼女たちはあの物語を
自分の脳裏の中にどう画像をかたどっているのか
知りたいもんだ。
あ、おいらも集団行動は苦手。
集うのは好きなのに、群れているのはどうにも苦手。
by (2006-03-28 22:12) 

pu-yama-gorogoro

これ、私は名古屋の徳川美術館で観ました。
やっぱりおばちゃん軍団すごかった。
私も、「ホントに観たいなら一人で観に来いよ」って思うけど、
日本の美術館がおばちゃん軍団に支えられているのも事実・・・。
まあ、何にでも好奇心があるっていうのはいいことですな。
ちなみに私も下妻ファンです♪
実は映画見てから続編の本も買っちゃいましたよ(笑)
by pu-yama-gorogoro (2006-03-29 01:48) 

五島美術館・・・マダムが集うのね( ..)φメモメモ
映画も美術館も散歩も一人が好き・・・ダンナさえも気を遣う・・・
でも、群れるのも嫌いじゃないけど・・・ほぼ1日近く群れていると・・・「ひとりになりて~~」と思うのです。ひとこっりだからかな??って思ってたけど・・・
どうなんでしょ??
下妻はおっ! と思うらすぃ~ですね。結構、同世代にも評判いいっす。
まだ見てないな~~。
by (2006-03-29 07:09) 

toro

*あくえるさま* ありがとうございます。
源氏物語は、ばーさまたちの琴線に触れるんですかねえ~。
何の琴線だろう…。自分があまりに興味がないので、
さらにそんな場所での集団行動はようわかりまへんのです^^; 
復元画…ということであれば、多少は興味ありなんですが。
「集う」と「群れる」。。。うむ、確かに。

*ぷうやまさま* ありがとうございます。
やっぱりおばちゃん軍団総出ですか…^^; 
確かに、彼女たちが支えてくれているという側面はあるかもしれないですねえ。そういう意味じゃありがたいのかなあ~。
でも「おばちゃんたち、何かわかってんのかい?」と、つい問いたくなってしまう私であります(笑)←やな奴;;
下妻、いいっすよね^^ うんうん、続編があると知って、私も買おうかと思っているところです。

*こぎんさま* ありがとうございます。
五島美術館は邸宅街にあるんで、マダ~ムな様相なんですよ~(笑)
田園調布も近いし…。でも何となくやっぱり群れるというには、
マダ~ムのわりには微妙な感じなんですわ~。
マダ~ムの群れというのも微妙~だし。「本当にマダ~ム?」(笑)
下妻! 一度、観てくだっさい。面白イッスよ^^ おすすめ!
by toro (2006-03-29 15:39) 

ao

源氏~はわかんないけど、下妻物語は好き~!
映画も見に行きましたよ~!もう舞台挨拶でのフカキョンが可愛かった~♪
私は阿部 サダヲさんが大好きで、阿部 サダヲ目当てにこの映画を見たのですが、ロリータファッションにも若干興味を持ってしまいましたが、すぐに自分の年齢を思い出して目が覚めました。やばいです。
by ao (2006-03-30 01:59) 

toro

*aoさま* ありがとうございます。
おお! aoさんも下妻ファンでしたか。
阿部サダヲさん、ええですよねえ~。生瀬勝久さんも好きなんですけどね^^;
岡田義徳さんもええっ!! って言い出したらキリがないっす(笑)
フカキョンの「何いちびってんだよっ!」という台詞(だったと思う)はしびれましたねえ~♪
by toro (2006-03-30 09:59) 

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