今、読んでいる本 [本の感想]
前世だの来世だの、守護霊だのスピリチュアルガイドだの、オカルト的に捉えられる名称はたくさんある。うさんくさいものもたくさんある。しかし信じるか信じないかは人それぞれであるし、信じない人は読まなくてよろしい本である。
私は「あるだろうなあ~」と思っているから読んでいる。ときどき見えてしまう(ような)ことがあるために理解を深めようという気持ちがある。お陰でスピリチュアル本、オカルト本、トンデモ本が山のようになってきた(笑)
ワイス氏の本はすべて読んでいたはずだ。翻訳者である山川紘矢氏、山川亜希子氏の思慮深さが反映されて、本としては良質なものに出来上がっている。この夫妻がかかわっている本は、どれもよくできていると思う。もちろんなかには(???)という本もあるけれど。
前世に起こったことがトラウマとなり、現世で心の病、あるいは癖として頻出する病はそれが原因ではないか、ということが始点となっているお話だ。実際に心療療法(催眠療法)として前世の記憶をたどり、原因となったことを考えてみるということに用いられているようである。その患者さんたちの声を聞くことができる。
今回のこの本は、未来に行って自分がどのようになっているのか見てみることも、心療療法として役に立つということを説いている。
読むと、「そうだといいな~」と思う。あくまでも想像の範囲でしかないけれど、自分の未来像が描ければ、今どうしたらいいか、ということは考えられるから。
「自分はこれでいいんだ」と確信を得たいと思うから、未来が見られたらいいなとは思う。
ということで、信じられたら安らぎを覚える本といえそうである。
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以下の2冊は「買って損した」と思った本。トンデモ本といってもいい。それくらい質が悪い。
船井氏の言うことは悪いことではないと思うのだが、こんなに付け焼刃的な、意味を汲み取りにくい本を作ってはいけないと思う。
著者が悪いのか、出版社が悪いのか、編集者が悪いのか…。
こんな読みにくく、構成がなっていない本は、本として作ってはいけないよ。
何が言いたいんだろう。
「あしたの世界」は既に出版されている船井氏の本からの引用ばかりだし、あとは池田氏の経験したことをつらつらと書かれているだけとしかとりようがない。
あまりにもだらだらした文章なので、伝えたいことがぼやけてしまっている(のだと思う)。
「皆に伝えなくては」と思って焦って作られているとはいえ、お粗末過ぎる。
考えてみると船井氏の本、もしくは船井氏が関わった本は質の悪いと感じるものが多すぎる。
ついては、「あまり信用できないよな」と思うわけだ。
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