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霊に教えられた不思議な体験 [霊感]

霊に教えられた不思議な体験は、T君が義父と大喧嘩をして帰ってきたときの後に起こった。

この喧嘩は、私たちとT君の親兄弟との関係を決定づけるものになった。めったに激怒しないT君が、それも自分の親を相手に爆発させるなどということは考えられず、義父をどなりつけて帰ってきたのには驚きを隠せなかったが、結局、この日を境にT君の親兄弟とはほとんど関係を絶つことになる。

T君が義父と大喧嘩をしたときより3年ほど前まで、私はT君の遠い親戚の介護をし、フルタイムの仕事もし、家事もやりという非常に忙しい日々を送っていた。ところが、その介護を終えてばたばたしていた日常が止んだとき、私は急速にバーンアウトしてしまったのだ。そのためフルタイムの仕事を辞め、家で仕事ができる状態を作って、心のリハビリを始めていた。

こんな状況下だったので、義父にされたことは、簡単に人の心を落ち込ませるものだった。T君が喧嘩をしてきた翌日には義母が我が家にやってきて、前日のことを取り繕うようにいろいろと話をしてきたが、義母の言葉は全く耳に入らない。全く説得力のない話だったということもあるだろうが、私の心の落ち込みは消えなかった。

その後、一人になると不思議なビジョンが見え始める。小さな男の子の姿がチラチラと見え隠れするのだ。

「なんだろう?」と考えてみるのだが何もわからない。男の子の特徴を捉えてみようとするのだが、幼稚園児くらいの半ズボンをはいた男の子であるということしかわからなかった。それが数日続いた。

ずっと考え続けたある日、ぱっと閃いた。「あっ、これはT君だ。T君の小さいときだ」と。しかし、なぜT君の小さいときのビジョンなのか。不思議でならなかった。ただ、寂しそうな印象が拭えないビジョンであったことは確かだ。

それから聞こえてきたのは「ご先祖様が心配している」という声。それが何度も何度も聞こえてきたのだ。どうやら、T君の父方のご先祖様が心配しているらしいということ。そしてT君は小さいときから義父によって、心に傷を負わされてきているということがわかった。

だが、私は霊能者でもなんでもない。

何度か不思議なことが起こっていたので、ある人から「見てもらうといいんじゃないかな」ということで、一人の霊能者を紹介されていた。以前、一度会ったことがあって、すうっと目の前の霞を払ってもらったことがあった。普通の主婦である。しっかりと日常を送っている力強い女性で、華奢な身体ながらも4人の子どもを育てている母親でもある。その彼女に、なぜこんなことが起こるのか聞きに行こう、と思いたった。

彼女に会うために約束をし、電車を乗り継いで行った。彼女の開口一番「昨日から私のところに来ているよ」というものだった。おそらく私の守護霊様だろう。

小一時間、彼女から話を聞くと、「T君は前世からお父さんのパシリのようなものだったみたいね。T君を養子として引き取ったみたいだわ。それでいいように使われていた。それから、お父さんはT君が困ったり失敗したりすることを待っているのよ。そうすれば自分に頼ってくるだろうと。そういう風にいまも思っているわね。だから、T君を困らせようと難癖をつけてくるのよ」というものだった。要するに、何事もなく幸せに暮らし始めていた次男夫婦が気に入らなかったのだ。

義兄については「お兄さんは要領がいいから。それとお父さんはお兄さんを一心同体のように思っていて、2人でうまいことをしようと思っているみたいね」ということだった。

つまり、これは前世から関係していることで、T君は前世で義父の養子として引き取られていたために父親に頭が上がらないでいたのだ。「父親のお陰で生活させてもらっている」ということが頭から離れないのかもしれない。そして、エリートとして育てられた要領のいい義兄と比較され、暗に「ダメな奴」と傷つけられ続けたT君がいた。ちなみに義兄は前世では、義父の側近のようなもの、といっていた。

「では、私はどうすればいいのかな?」と聞くと(自分のことが全くわからないところが困ったものなのだが^^;)、「toroさんの好きなことをしなさい、って言っているわよ。いままで皆が頼ってきて、それを解決してしまうものだから、もっと頼ってこようとしてくるでしょう。それに振り回されてきてしまったこともある。もうそんなことはしなくていい。好きなことをして自立しなさいって言っている。T君もそれを望んでいるわよ。だからT君の家族と離れることよ。そうすると状況が変わってくるから」と言われたのだ。

ストンと心に落ちてきた。本当はT君は、義理の親兄弟の面倒をみて欲しいなんて思っていなかったんだ。私はそれまで、よかれと思って世話を焼きながら義理の親兄弟との付き合いをしてきていた。それがT君のためになるのかと思っていたのだ。だがそうではなかった。目からウロコがぽろぽろと落ちてきた。そして彼女に感謝しつつ、家路についた。

帰ってきてから電子メールを見ると、霊能者の彼女からメールが届いていた。それは「ご先祖様に感謝してね。お線香でもあげてよ。お墓参りに行くのもいいかもしれない」というものだった。

このとき「やはり、私の守護霊を通してT君のご先祖様が今回のことを伝えてきたんだ。ご先祖様だったんだねー」と納得したのだった。

この後、T君とご先祖様のお墓参りに行った。ちょうど義父がお墓を改修した後だった。その改修のされ方を見たとき…「これはちょっとまずい直し方なんじゃない?」と思うのだが、、、。

「もしかして、ご先祖様はこれも伝えたかったのか?」

…T君と義父との大喧嘩から2年が経った。この話はまだ続くかもしれない。


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