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なでしこを見習おう。 [スポーツ]

ロンドンオリンピックが終わった。

開会式、閉会式を観て、英国の懐の深さを感じて、いたく感動をした。

007出現で女王を飛ばしてしまうなんて…。閉会式ではモンティパイソン…。
開会式のトリがポール・マッカートニーで、閉会式はTHE WHO。

すごいな。懐の深さだけではなく、財産をいっぱい持っているような感じ。贅沢に感じた。

きっと日本でオリンピックを開催することになったら、だれが演出家に選ばれるだろうか、だれが出演するだろうか、なんて妄想した人も多いと思う。

できれば少し斜に構えた映画監督を採用してほしいと私は思う。宮本●門はやめてくれ~と心の中で叫んだ人は多かったんじゃないかな(笑)

そんな意味では、日本は財産を有効活用できないんじゃない? なんて思ったりした。

こんな妄想までさせてくれた今回のロンドンオリンピックの開会・閉会式はすごくよく、そして面白かった。


さて、そんなロンドンオリンピック。サッカー好きの私としてはもちろん、なでしこジャパンも、侍ブルー(U23)もTV観戦していた。

前回の女子W杯は優勝したので何も書かなかったけれど、今回はなでしこは優勝を逃し、侍ブルーはベスト4に終わってしまったのでやっぱり感想を書こうかと思う。



まず、なでしこ。

初戦を勝ち抜いてから、危なげなく決勝トーナメントに進んで、ブラジル戦は勝てるだろうと思っていたら、案の定勝ったし、うん、大丈夫! と思ったものの、準決勝のフランスは手こずるのではないかと思った。

そしてやっぱり手こずったわけで、準決勝でフランスに勝ったのは、とにかく大きかった。

宮間選手の技術に助けられた印象があった。


でも今回の試合運びを見ていて一番心配だったのは宮間選手で、それから澤選手もちょっと心配のもとではあった。

なぜなら、どちらも動きにキレがない。何度もパスミスを繰り返す。え、どうしたの? と思うようなプレーが多かったように思う。

それでもW杯のときよりほかの選手が力をつけていて、落ち着いたプレーを続けられたように感じた。

今回キレていたのはとにかく大野選手。

大野選手がボールを持ったとき、安心して見ていられたし、ドリブルで突破していこうとする姿が頼もしく見えた。

それから大儀見選手。頑固さが薄まったように思う。典型的なフォワードだけれど、傲慢さが少なくなってチームプレーに貢献していた。そのおかげか、彼女らしいシュートも決まっていた。

今回はこの二人の頑張りはよかった。

そして決勝のアメリカ戦。

W杯のときより断然強くなっているのに目を見張った。試合運びもうまくなっている。

夫T君は「アメリカより弱い」と嘆いていたけれど、「何をおっしゃいます!」と私は反論。W杯のときより互角に戦っていたと思うのだ。

W杯のときは、強くはなかったけれど、「絶対に勝ってやる!」という気持ちが強力に作用していた。それよりも彼女たちの思いだけではなく、見えない何かの力が働いていたように思う。震災直後だったということもあるけれど、澤選手が言ったように神様がいたのではないかと思った。

それくらい彼女たちを後押しした何かがあったように感じたし、あのときの試合の雰囲気そのものもなでしこのものだったのではないかと思う。

なので、アメリカより弱くても得点ができ、PK戦で勝てたのだと思う。みんなの勝利。

では今回の決勝戦はどうだったのかというと、それはそれは互角の戦いで、どちらも素晴らしいプレーをしていた。

でも、勝利の女神はアメリカに微笑んだんだ。

ハンドのファールはとられず、ゴール前のホールディングのファールもとられず、本当だったらPKで日本に得点のチャンスがあったように思うのだけれど、どちらも実現しなかった。

これは不運。

でもね、それをなくしても、ゴールを揺らせなかったシュートが何本もあり、なでしこは互角に戦った。

そしてちゃんと1点はもぎ取ったのだ。

とにかく負けはしたけれど、それはとっても惜しい負けで、勝ってもおかしくないような試合だった。

毎回、こういう大きな大会で勝つときには、ラッキーガール、ラッキーボーイが出現する。

前回のW杯では、川澄選手、丸山選手、海堀選手がそうだったけれど、今回はだれだったろうと考えた。


でも今回は…いなかったんだ。なんかね…それだけ強くなっていたよ、なでしこは。

きちんとそれぞれのポジションで仕事をしていて、ちゃんとFWが点を取った。そういう試合だったように思う。

だから、それだけ日本女子のサッカーは強くなっているということ。

素晴らしい粘りも見せてくれたし、観ていて負ける気がしないチームだったんだ。

なでしこをバカにしちゃいかん。


一方男子。侍ブルー(U23)。

代表にずっと選出されていた比嘉選手をはずし、OA枠に吉田麻也選手などディフェンス陣を招集すると決めたとき、おお、関塚監督はやっとやる気を出したか? と思った。

そのくらい残念なチームだったんだ、オリンピック前までは。

トゥーロン国際を観ていても、大丈夫か? このチームは…と感じるほどひどかったし、ただもうコチャコチャするばかりで決定力がなく、相手の攻撃を防ぐこともできないような厳しいチームだった。

それより…トゥーロンで調子がよさそうだった高木選手や指宿選手をなんで呼ばなかったかなあ~と、いまも思う。

宇佐美選手は呼ばれたものの、いい使われ方がされていなかったね。これは非常に残念。


それで予選では想像を覆しスペインに勝ちゃって、その後もドローだった試合はあったものの、勝ち進んじゃって、決勝トーナメントに進出。

このまま快進撃を続けるのか、と思ったけれど、ちょっと調子に乗っちゃったねえ~っていう感は否めなかった。

いい気になっている分、点を取られた時のショックが大きくって、全く足は動かなくなるし、頭も動かなくなって、オリンピック前のコチャコチャした動きに舞い戻ってしまっていた。

もうね、何がしたいんだ? というようなプレー。

それが決勝トーナメントに入ってからの彼らだった。

エジプトはまあいいとしても、メキシコは強かったんだよ。それは決勝のメキシコ対ブラジルの一戦を観てもわかった。そりゃ勝てるわけはないと思うくらい力の差があった。

加えて、粘りもないし、スタミナもないし…クレバーさも足りない。

何度「なでしこを見習え」と思ったことか^^;

関塚監督もそんな選手たちに引きずられてしまったのか、選手交代もへたくそなやり方になってしまっていた。

メキシコ戦などは、思い切って後半の頭から選手を代えたほうがいいように思ったよ。


結局、メキシコ戦も、3位決定戦の韓国戦も、途中までは観戦したけれど、まったく勝てる気がしなくて寝てしまったのだった。

足が止まっている瞬間を見たとき、「ああ、これはもう駄目だな」と思った。自分から動いてボールを取りに行けなくなっているし、そんな状態だからディフェンスも隙が生まれてしまって、どんどんシュートを決められてしまっていたんだ。

やっぱりなあという感じ。

なでしこと比較してはいけないと思うけれど、なでしこだったら点を取られても頑張って動こうとするし、頭を働かせてクレバーな試合運びをするんだよ。

ところがオリンピック代表の彼らは、、、とくに中盤、ボール回しにコチャコチャとするだけで、打開しようとする動きが見られず、また指示も出せず、右往左往するばかりで、じゃあ、中盤がシュートを決めるかといったら、枠に飛ばないようなシュートばかりで目を覆いたくなった。

セットプレーも工夫がないし。

どんなに調子が悪くても、なでしこの宮間選手などはきちっとセットプレーを決めてみせるんだけどなあ。


やっぱりA代表でなくてはダメなのか~と思ったのだった。


で、ラッキーボーイですよ。永井選手だったのだと思う。でも、ひと試合中では息の短い選手だったんだ。なので、スタミナも続かず、永井選手頼りのプレーも続かないわけで、大津選手が一人で気を吐いてもこれでは無理と。

戦術が、永井選手ありきになってしまったから…監督の采配にも問題があったのだろうなと思う。

メキシコ戦も、韓国戦も、彼の足が動かなくなったときに、何がしたいのかわからない、というプレーが散見されて、見ていても歯がゆいだけだった。

せっかくのOA枠のディフェンス陣もどうしようもなかったね…。


ただ、3位決定戦の勝敗は気にしなくていいと思う。なかったことにしてもいいくらい。

どちらのプレーも評価に値しないと思うから、侍ブルーの彼らには「気にするな」と言いたい。



てなことで、侍ブルーよりなでしこに思い入れの強かった私は、なでしこがメダルを取ったことがとっても喜ばしく、どんどん頑張ってくれ! と祈るばかりでありました。

あ~面白かった。



そして相変わらずクオリティの高いこの方の作品↓



おしまい。
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ゴルフ観戦 [スポーツ]

キヤノンオープン.jpg

先週金曜日、戸塚カントリーで行われたキヤノンオープンの予選2日目を観に行ってきた。

戸塚カントリーで行われると聞いたとき、「近い、観に行ける」と思い、いつ行こうかなと考えていた。

都心からは程近いし、石川遼選手が出るから観客は多くなるだろう。ということは、土日の決勝戦となるととんでもない人出になるはず…。だったら予選…。でも仕事もある…。う~んと考えた。

そして天気予報を見ていたとき閃いた。「金曜日だ」と。

土曜日は夫T君が法事で家を空けるから、土曜日に仕事ができると。金曜日の仕事の予定を土曜日に回せれば、これは可能だと。

ということで、先週の金曜日に行ったのだった。


家から近くてよかった~^^;

朝、T君の出勤と一緒に家を出たらば、ちょうど池田勇太選手がスタートする時間。「よしよし」と勇太君の後をついて回ることにした。

コースの様子やグリーン面の読みから、プレーに入るまでの決断する時間が短い勇太君のプレースタイルが好きで、これは生で観なくちゃと思っていたのだ。

ゴルフの生観戦はこれで3度目。一度は女子の試合を観に行ったけれど…。

前回は男子プロの試合で、石川遼選手がプロになったばかりの頃…だったかな? まだ幼い感じで、中島常幸選手と同じ組で回っていて、いまほど迫力は感じなかったように覚えている。いまのオーラは半端じゃない^^;

さて、勇太君。スタートの何ホールかは調子よくバーディを繰り返していたが、INに入ると、あれあれ~と失速。どうもよくない。3日目に巻き返せるかな~という様子。なんだろうなあ~あの調子は。何がきっかけだったかはよくわからなかった。

目を引いたのは、一緒に回っていた横田選手のプレーだった。彼はティーショットが他の2人の選手より飛ばないために、いつも2打目の位置にさっさと1人で行ってしまうのだ。そして2打目を打って3打目のところで後の2人を待つという。その様子が、とても潔くて好感が持てた。

わきまえているというか、割り切っているというか。でも飛距離が出ないとはいえ、スコアは変わらないのだから、これこそプロの技というものを観ることができるわけだ。

一番よかったのは、いろんな選手のバンカーショット、あるいはリカバリーで打つアプローチを観られたこと。どこをどう読んで、あれだけうまいショットが打てるのか…勉強になる。ま、私が真似したところでうまくなることはないが…^^;

そして、勇太君が16番ホールをホールアウトしたあたりで、私は帰ったのだった。

天気も非常によく、ゴルフ観戦焼けをして帰ったのは言うまでもない。







で、ゴルフを観に行って、勇太君の4ホール目に移動しようとカート道を歩いていたときのこと。

またですよ、また人に場所を尋ねられました(写真を撮ってくださ~いにつぎ、道を教えてくださ~いと聞かれることが多い私…そして、ここでも;;)。

よりにもよって聞いてきた言葉が「遼君はどこ?」。

……オバハン…私もオバハンだけど、いきなり「遼君はどこ?」はないでしょ、と心の中で思いましたよ。

聞かれた途端、目が点になるというか、絶句とまで行かないまでも、かなりあきれた顔に私はなっていたと思います。

でもそこはちゃんと応えてしまうんだねえ。口惜しいネエ(笑)

遼君(!)は、勇太君より2組後だったので、おそらく2ホール目か3ホール目にいるだろうと思い、言いました。

「遼君を追いかけているわけではないから、詳しくはわからないけど、2ホールか3ホール目にいますよ」と。

ふぅ~。

人がよさそうで声をかけられたわけではなく、相手はおそらく私も遼君(!)目当てだろうと踏んで声をかけてきているんだろうなと想像ができただけに、ちょっとムカついてしまいました^^;

「同類に見られたかあ~_| ̄|○ il||li 」

韓流スターを追いかけるオバサマみたいな人たちと同類と思われるのは…ちょっと痛い。ちょっと涙目になってしまうよ~(笑)




どこに生息しているかわからない人々だけれど、必ず生息しているのだと実感した日でもありました。

パワーがあるわ~。強いわ~。


そんなオバサンに脱帽でございました。





おしまい。



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サッカーを観ていてよかった~。 [スポーツ]

まずは、日本女子サッカー代表、おめでとう!!!

やったねえ~。

頑張り屋さんの彼女たちが世界一になって、ものすごくうれしい。

興奮冷めやらぬという感じです。

長年サッカーを観てきていますが、女子がここまで強く逞しく戦うようになっていたとは、、、。大変驚きました。

私の人生のなかでは、昨年のアフリカW杯から「サッカー熱第3波」が訪れていて、今回のなでしこジャパンの試合もそのサッカー熱第3波が全く衰えておらず、もちろんグループリーグからすべてライヴでテレビ観戦をしていました。

夫T君には「バカじゃないの?」と言われていますが、好きなものは好きなんだから、素直に、人に遠慮せずに観ます。

震災後、いろいろと考えることがありました。いまも継続して考えてします。そのなかで、人に遠慮したり、迎合したりせずに、好きなことを突き詰めようと1つ思っていました。かっこ悪くてもいいやと。

T君も、亡き母も、「スポーツは観るものではなく、やるもの」と言う人たちでした。

でも、「じゃあ、自分たちはやっているの?」「やればいいじゃん」「なんでやらないの?」といつも思っていました。思っているだけで、言葉には出しませんでしたが……(本人たちは、自分がスポーツができると思っているんですよね。だったらそう思っていればいいんじゃない? と私は思うわけで、抵抗はしない)。

私はあまりスポーツができませんでした。徒競走では一等賞を取ることができないし、マラソン大会でも1位になったことはない。せいぜい3位。…いや、いつも3位って感じでした。なので一応クラス対抗のリレーの選手には選ばれるんだけど…という感じでした。

ま、そんなことで、自分がスポーツ選手として秀でることはできないだろうと思っていたわけです。

でも、一方でスポーツ観戦が好き…というのが、なぜか培われてきました。我が家では、私1人だけです。こんなにスポーツ観戦が好きなのは。

考えてみると、小さいときは、父がプロ野球の試合を観に連れて行ってくれたり、スポーツというのは語弊があるかもしれませんが、競馬に連れて行ってくれたりしていました。そういえば、大相撲を父はテレビでいつも観ている人でした。

そして、父の亡き後、誰もスポーツの試合を観に連れて行ってくれる人はおらず、しかたがないので自然と熱心にテレビ観戦を始めることになるのです。

もしかしたら、自覚しているギャンブル好きが転じて、スポーツ観戦好きということなのかもしれませんけれどね(笑)

そこからサッカー観戦が始まるのですが、考えてみると38年くらい…なんだかんだと観続けています。

なんだか夢中になることがかっこ悪いと思っている人が回りに多いので、面倒くさいんですが、もうねえ、好きなものは好きと言おう。いままで遠慮していたこともやっていこうと、そんなことを思っています。

ちょっと自分の話に脱線してしまいましたが…。



それで、なでしこジャパン。

GLのニュージーランド戦、メキシコ戦、イングランド戦と、夜更かしをしたり、早起きをしたりして観ていました。

それは見事に、毎試合ラッキーガールが生まれて、実に楽しかったです。

ニュージーランド戦の永里選手、宮間選手の活躍。

メキシコ戦では大野選手、そしてハットトリックの沢選手。

イングランド戦は、全然走っていなくて、グダグダの試合で…負けるよなあ~という感じの試合。

決勝トーナメントに入ってみれば、ドイツ戦で丸山選手の値千鈞の一発。

スウェーデン戦では、川澄選手、そしてまたも沢選手!

決勝のアメリカ戦は、もういい加減みなさんも観ているでしょうから、言うまでもないですが、宮間選手、沢選手、海堀選手。。。そして、熊谷選手も、岩清水選手も、、、、。

ああ、どの選手もよかったなあ。

鮫島選手のスピードも、安藤選手のポジショニングも、阪口選手のパス回しも、近賀選手の走り出しも、、、。みんなよかった。

すごく楽しかったです。すべての試合を楽しく観戦できました。それだけ、彼女たちは善戦していたし、頑張っていました。


あれこれと語ろうと思えば、いろんなことが書けますが、やめておきます。プロのスポーツジャーナリストにお任せします。


もうねえ、とにかくよかった。本当によかった。サッカーを観続けていてよかった。生きているうちに優勝する日が来るとは!!!

ありがたいことです。




そして、またも素早い仕事で頭が下がる、女子WORLD CUPハイライトビデオ。youtubeにアップされていました。


いい仕事しています^^
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よくできてる。 [スポーツ]

再生回数もかなりなものだけれど、これは本当によくできています。



ちょっとここではサイズがなんなんで、You Tubeのサイトに行ってご覧になったほうがよさそうです^^;
http://www.youtube.com/watch?v=gDoB3Gtcr-k
かっこいいなあ。
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底上げ。サッカーの話。 [スポーツ]

南アフリカで行われたサッカーW杯のことも書きそびれたので、今回は書いておこうと思う。

書きそびれた理由は体調が悪かったから、ってだけなんだけれど、やっぱりぷすぷすとくすぶるものがあって^^;

根に持つタイプだ(笑)


で、カタールで行われたサッカーアジア杯。4度目の優勝ということで、本当にめでたい。一時はどうなるかと思ったけれど、あの粘り強さには目を見張った。いままでの日本のサッカーでは見られなかった粘り強さだ。だいたい逆転して勝てるという気が全くしなかった、これまでの日本代表。それが変貌を遂げたと感じた。


話は遡るが、南アフリカのW杯のアジア予選から日本代表を見ていて、「なんて華がない選手たちなのだろう」と思っていた。

小さいし、顔や体の輪郭が曖昧に見える。きりっとした印象を受けない。顔立ちも幼い感じがする。そして全くオーラを感じなかった。炎を背負ってるくらいの活きのいいオーラが見えればよかったのに、それが全然ないんだ。

これではダメだなあと思っていた。

案の定、岡田監督もぼこぼこにされるほど批判はされたし、予選もぎりぎりのきわどいところだったと思う。

よくぞ勝ったと。よくぞ予選を通過したと。

そして本大会が始まってみれば、やはり始めはおぼつかない感じがした。それまでの親善試合などで負けが込んでいたし、大丈夫かなあって感じ。ところが、何だかわからない粘り強さが選手たちにあったのだ。「あれ?」と思った。

変わったのは、長谷部選手がキャプテンになってからだと、いまになって思う。

それまでキャプテンだった中澤選手が、キャプテンを外されたときの落胆振りは相当だったようだが、岡田監督の英断で代表選手たちの世代をここで変えたんだと思った。

決して中澤選手が悪いわけではないが、この流れの変化に対応した監督の嗅覚は鋭かったと思う。

すると、ぼやけていた輪郭が途端にきりっとしてきて、選手たちの顔がはっきりと分かるようになってきた。

そこからだ。おかしいことに、私もそこから選手の名前を覚えられるようになった。それまでは、「この人誰?」って思うような選手ばかりで、本当にさっぱりだったのに、松井選手だ、長友選手だ、本田選手だと…面白いように名前を覚えられるようになってきた。

それだけ、顔や姿の輪郭がはっきりしてきたということなのだ。

見ていれば、いや~走る走る。サッカーは走ってなんぼと思っていたから、これはすごいと思った。走る選手がたくさんいる! 「この子たち、すごくよくなってる」と思った。そしたら、当初の予想を覆してベスト16に残ったのだった。

前のオシム監督の功績も大きいのだと思う。ぼこぼこに批判された岡田監督もよく耐えたと思う。批判されながらも押し通して、選手起用がうまくいったのだ。

ここで思ったこと。

Jリーグが発足して18年が経つ。この18年という年月が持つ意味は大きい。

W杯、アジア杯で活躍した選手たちが、小学生の頃にJリーグができているのだ。彼らは、このJリーグを見て育ち、W杯もきっと観ただろう。一層世界を身近に感じることができたはずだ。そういう人たちが、いま代表選手になった。

私は、そこで日本のサッカーが底上げされたんだ、と思った。

じわじわと浸透してきたお陰で、じわじわと強い選手が育っていたんだっていうこと。

きっと意識も変わっている。ただ、サッカーが面白い、強くならなきゃ、というだけではなく、どうしたら強くなるのか、どうしたら世界に通用するのか、そんな意識が潜在的に広く浸透していって、育成する側も、育成される側も、ついでにサポーターたちも変わってきたと思う。それが底上げに繋がったんだ。

私は小学生時代から、夜中に起きだしてTVでサッカーを観るような少女だったけれど、その頃は回りにサッカーを観ている人は少なかったし、サポーターなんて皆無に近かったんじゃないかなと思う。

だけど、Jリーグができて、ミーハーでも何でもいいがサッカーを観る人が増えて、サポーターと呼ばれる人たちがどんどんでてきた。

そしてこの人たちもW杯を観るようになり、世界の強さを知るようになった。これがまた意識の変化をもたらしてきたと思う。

選手の底上げに、知らず知らず貢献している。そう思う。


アジア杯では、さらに目を見張るものがあった。それは選手たちが前を向く率が高くなったこと。後ろを向いていない。前へ、前へ向かって行っていた。

いままでに必要にされてきたことが、やっとここになってできるようになってきたんだと思った。これはうれしい。

これまではバックパスばっかりで、前線にボールが行ってもパスを出す相手をキョロキョロと探す選手が多くて、それでボールを相手に取られてしまうというシーンが多かった。

そのたびに「自分で行けえ~!」と叫んでいたものだ。「自分でシュートしろ~!」と。

今回は見ていると、ボールを持ったらさっと前を向く選手ばかりで、実に感動的だった。サッカーはこうでなくちゃ。

香川選手なんて、小さい体で相手ディフェンスの前にひょいっと入ってボールを奪うのだけれど、その機敏なこと。体をうまく使っているし、ボールをちゃんと持てている。

あとは、ディフェンス。もう少し大きい選手がいたらいいのにね、と思う。日本人は小さいからなあ。

川島選手も神がかりなプレーを何度もしていたが、一方でポジション取りでミスかなと思うところもあった。彼は気合で戦っていると一番感じる選手だ。ゴールキーパーというのはそういうものなのかもしれないが。


そんなこんな。



さて、W杯つながりで、今年はラグビーのW杯がある。

あんまり知られていないようだが、私はこれも楽しみ。

しかし、ラグビーも花形選手がいなくなって久しい。平尾選手とか、吉田選手とか、そんな華のある選手がいまはいないのだ。

う~ん。

先日のトップリーグの準決勝、決勝で三洋の山田選手がキラ星のごとく出てきたけれど、どうかなあ。


まだまだラグビーはコテンパンにやられると思うけれど、それでも毎回のごとくW杯には日本は出ているのだから頑張って欲しいと思う。




つくづく地べたを這いつくばるようなスポーツを見るのが好きなんだな(笑)


あとね、雨で中止にならないというのもいいです、はい。
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オリンピック、観ています。 [スポーツ]

バンクーバーオリンピックを観ています。

上村愛子ちゃんも観ました。昨季の愛子ちゃんならば金メダルだったでしょうが、今季はタイミングが悪かったですね。非常に残念。でもあと4年後も行けるんでないかなあ~とちょっぴり思った。

それから、ノルディック複合の小林選手。いいキャラクターです。ムードメーカーとしてもいい人なんではないでしょうか。団体でもさらに頑張って欲しいな~と思いました。

今朝は男子ダウンヒルを観ようと、朝、めざましをかけて、いそいそとTVをつけましたが、上位選手の滑降は終了していました。もうね~、楽しみにしていただけに「ひ~」でした(笑)

スビンダル選手、ミラー選手と順当だなあと思ったら、金メダルのスイスの選手……知りませんでした。デファゴ選手。いつも伏兵が金メダルをかっさらうダウンヒルですが、やっぱり伏兵と言っていいんだろうなあな選手。これだからオリンピックは面白くなるんですなあ。

W杯の成績はどこへやら……。

さて、スノーボードの国母選手のことが、巷では騒ぎになっているようですが、はっきり言ってどうでもいいことなんじゃないの? と私は思っています。

あれは制服を着くずしちゃった高校生と思えば、そのまんまなわけで、そんじゅそこらにいる子どもたちと何ら変わりはない。「こういうときは、ちゃんと着なさいよ」と言わなかった周りの大人たちが悪いと思います。

国母選手をもう大人だと思って扱っていたとしたら、あらあら子どもだったのね…。じゃあ、教えてあげなくちゃ、でいいじゃあないですか。それで十分反省しているみたいだし。

橋本聖子さんがまるでお母さんのように教え諭した感じが窺われて、それはそれで面白かったんですけどねえ、私は。

だけど制服を着くずしたくなる気持ちはよくわかるわけで、学校の制服ではないにも関わらず、学校の制服のように思って国母選手は着ちゃったんだと想像ができる。なので、オリンピックに出る選手の制服の着方は決まっているんだよ、と彼に教えてあげるべきなのでした。それだけの話。

きっとオリンピックの関係者だって、こんなに騒ぎになるとは思っていなかったと思うんだよなあ。



そして朝青龍の問題とは全く別物。別問題。

朝青龍は、いい大人なのに何度も悪事を繰り返したのだよ。その都度反省して見せたけど、繰り返すのは何故か、と考えたらいい。

はっきり言って、朝青龍は悪質です。

品格、品格と言って、朝青龍を責めている人もいたけれど、品格を求められるような関取ではなかったでしょ、始めから。

それをたしなめることもできずにここまで来ちゃったんだから。

だいたい横綱はかっこよくなくちゃいけないと思うのに、朝青龍はかっこいいとは思えなかった。全然かっこよくない。

おそらく、そこに品性とか…内面からにじみ出るものがあるんだと思っています。それがなかったねえ。辞めてくれてよかったと私は(!)思っております。

しかし、散々彼を責め立てていたワイドショーが、引退が決まったら手のひらを返したように美談にしようとしていたのが気持ち悪くて、頭がおかしいんじゃなかろうかと思った。

二枚舌? ダブルスタンダード?

おめでたいですわ。





となれば、国母選手がメダルでも取ろうものなら、批判していた人がガラッと変わるんでなかろうかと想像してしまいます。

それもバカバカしい話ですが、彼には頑張って欲しいなあと思っていますよ。





いやそれより、バンクーバーオリンピックの裏で、アメリカさんがアフガニスタンでタリバンの掃討作戦を展開していたということを、TVで誰かが批判して欲しいものだと思いました。よっぽどこっちのほうが重要!!! 開会式をTVで見て、そのあとでCNNを見てみればこれだよ。

一般の人が12人誤爆で亡くなったそうで…。しかし誤爆って……。最悪。ひどすぎる。

オバマさんもアフガニスタンでの作戦は続けるって言っていたし、いつまで経ってもアメリカさんは変わらないようですね。

何がCHANGEなんだか。

オリンピック期間中くらい、休戦しようという気はなかったのか。むしろ、オリンピックを隠れ蓑したりして…。

最低なことだ。


武器以外のものを作って、世界が平和になることを考えて欲しいものだと思いましたよ、ふんだ。





ちょっぴりお怒りなのでした^^;


おしまい。
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W杯→→→→→全くどうでもいい話。 [スポーツ]

日本代表が姿を消して、サッカーW杯の興味が全くなくなってしまった人が多いと思う。

まあ、いいんだけどさ。所詮そんなものだよね。

だけど悔しいから、もう誰も書いていないところに、きっと誰もがどうでもいいと思っているW杯の話を書く。

昨日(違った、今朝)、スイスが負けたのにはちょっと驚いているのだ。

「え~好調スイスじゃあなかったのかあ?」

「スイスの躍進を声高に言っていたスポーツライターとかいなかったけえ?」

とな。

やっぱりサッカーには魔物が棲んでいるね。何が起こるかわからないよ。

PKを決められないって…。気迫の違いだとは思う。

PKになったとき、蹴る選手の顔を見れば決められるか決められないか大体わかる。

夫のT君も蹴る選手の顔を見て「あ、これは外すぞ」とか、よく一人で言っている。

案の定、外すんだけれど。大体、目が泳いでいたり、弱気な雰囲気をかもし出していたら、そこで負けなんだ。ゴールが決まらない。

要するに気迫。「決めてやる」と強い気持ちがあるかどうか。余計なことを言えば、念力にまで達するだろう。

そーか、ウクライナかあ。

へえへえへえ。面白くなってきた^^

 

さて、イタリアVSオーストラリア。

イタリアってば、もうトッティしかいないのね…と思ったのでありました。

 

おしまい。


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一流のサポーターにならなくちゃあかんなと思ったW杯 [スポーツ]

サッカーW杯のことを誰もが書いているので、書くこともないか…と思って書いていなかったが、昨日の夜中(正確には今朝か)、イングランドVSエクアドル戦を観ていて、ベッカムのフリーキックがゴールネットを揺らした瞬間、「あ、やっぱり書こう」と思った。

サッカーW杯の日本代表の戦績は予想通りだった。決勝トーナメントには進めないだろうと私は思っていた。もちろん、勝ち進んで欲しかったし、勝ったら勝ったで私の予想も外れてよかったじゃん、という風に思ったと思う。

だけど、「やっぱりな」の結果だった。

よーく思い出して欲しいのだ、日本代表がW杯に出られるようになった頃のことを。ほんの2大会前からだ。それまでは、アジア予選で中東諸国に苦しめられて勝ち上がることさえできなかったのである。やっとのこと予選を勝ち上がってW杯に出られるようになった日本代表だ。しかも、前回は開催国というアドバンテージをもらっていたし、決勝トーナメントで一試合できただけでももうけもんであった。

そんな日本代表チームが、百戦錬磨のヨーロッパや南米代表チームに簡単に勝てるわけがない。

あのポルトガルだって今回W杯は4回目の出場で決勝トーナメントに勝ち進んだのは40年ぶりというんだから、推して知るべし。前回大会3位のトルコなどは、今回は予選敗退してしまってW杯に出られなかったくらいなのである。そういうヨーロッパや南米代表チームを差し置いて、決勝トーナメント(ベスト16)に残ろうなんて、無理だろうと思うのは当然だろう。

ジーコ監督のミラクルも可能性としてはあったかもしれない。また、稲本選手や鈴木選手、大黒選手のようなラッキーボーイが現われて勝てたかもしれない(ラッキーボーイについては後述)。だけど勝てなかったのは、弱いチームだったからなんだよ。それを認めなくてはいけない。

選手は頑張ったと思う。それはそれで労いたい。でも、「あれ?」と思うようなことが一杯あった。

だって、全然日本の選手ってプロじゃないんだもの。がっくりだったよ。

マスコミの報道にも辟易していたけど、中村俊輔選手の持ち上げ方が普通ではなかったと思っている。私は中村選手が好きではなかった。今も好きな選手ではない。

どんなにフリーキックの精度がよかろうが、よいパスをしようが、ピッチ上で棒立ちになっている姿を何度も見かけたときに、「ああ、この人は相変わらずだ」と思った。いくら疲れているからって、いくら体調が悪いからって、棒立ちになってパスをもらいに行こうとしない選手。それを何であんなにマスコミは持ち上げたのか。不思議でならない。

走れない選手はだめだと思うし、第一、プロであれば本番に備えて体調を整えるものだ。それなのに、ケガではなく発熱していたってあなた…。何でこんな選手をジーコ監督は使い続けたんだろうと思う。でもきっとジーコは中村選手はプロであるということを認めていたんだろう。だから使い続けたのだろう。だけどこの有様だ。

前大会でトルシエ前監督が「中村選手を外す」と決めたとき、「よし!」と思った私であったが、今はやるせなさ感で一杯である。

中田(ヒデ)選手のオレ様パスもどうかと思っていたけど、彼はフィジカル面がしっかりしていて(ケガが少ない!)、イマジネーションも豊かな選手であると思っている。スペースが開いていればそこへパスを送るという彼のやり方は理解できるし、イメージがあってパスしたんだなとわかる。そこへ誰かが走りこんでいれば……と何度思ったことか。結局、自己満足的なオレ様パスにしか見えなくなってしまう。

そういう意味では不幸なことだと思うし、孤独な選手なんだなと思えなくもない。

マスコミは「ヒデはイチローにはなれなかった」とWBCのイチロー選手を引き合いに出して論じたりしているけど、まずWBCとサッカーW杯を比較してはいけないと思う。さらに、イチロー選手と中田選手の個性は全く違う。それを比較して、中田選手がWBCのときのようなイチロー選手になれなかったから勝てなかったっていうのはお門違いな論調だ。「ほえ?」と思ったよ。

だったらね、中村俊輔選手や小野選手がイチローになったってよかったわけでしょ。何で彼らがイチロー選手と比較されなかったというと、一流選手と見なされていなかったという風にとることもできるわけ。変に逆説的に言うけどさ。

クロアチア戦の最後に、皆が皆、足が動かなくなってパスもよく回せないというときに、結局、頼りにされた選手というのは中田選手だった。

「あ、誰にもパスを回せない状態になっている」と思ったとき、最後の力を振り絞って走っている中田選手に日本の選手はパスを出しているんだよね。「他に誰もいないのか」と思った。中村選手は後方でぼーっと突っ立ってボールを見ているだけだったし…。中田選手が可哀相と思った瞬間だった。

いかんせん中田選手は足が遅い。自分でドリブルで突破するのは上手くないとわかっている。だから、パスを回して足の速い選手に突破してもらい、そしてシュート…と狙っていたんだと思うけど、もう誰も走らないし走れない状態になってしまって、どうしろというのだ! と思ったよ。負けて当然。

野球と違って、サッカーは選手が走り続けなければならないスポーツである。選手が走らなければ試合にならないのである。マスコミはいうのだろう。中田選手の性格のせいで他の選手はついていかなかったと。中田選手がイチロー選手のようにチームを鼓舞させなかったのが悪いと。でもそれは違う。最後にパスを回し、最後にメンバーが頼った選手は中田だったんだよ。それを目撃すれば、やっぱり彼がチームを引っ張ったのだし、彼が頑張って走ったお陰だったんだとわかる。これを見て、他の選手は中田選手を信頼していなかったと言えるだろうか。

ブラジル戦で負け、ピッチ上で中田選手が仰向けに倒れて泣いている姿を見たとき、彼の「勝ちたい」と強く思っていた気持ちが伝わってきた。

サッカーは前を向いて走り続けなければならないスポーツである。最後まで前を向き走り続けようとしていた中田選手に、イチロー選手のようなチームを鼓舞させるやり方を求めるのは間違っている。最後まで走り続けていた中田選手に、ついていかなかった他の選手が悪いんだ。プロじゃない。

最後には頼ったくせに、ついていかなかった選手たちが悪い。

さて、今回のW杯でラッキーボーイは現れなかったのかというと、ちゃんと現われていた。

本来であればサプライズで選出された巻選手、また大黒選手や玉田選手あたりにラッキーボーイになってもらいたかったが、それは叶わぬ夢であった。

では、誰がラッキーボーイであったか。

それはキーパーの川口選手である。

宮本選手のファールでPKになったとき、それを止めたのを見れば彼がラッキーボーイであったことをわかってもらえると思う。しかし、キーパーというのはもっともディフェンシブなポジションの選手である。オフェンスにはなれないのだ(チラベルト選手みたいに、攻撃に参加する選手もたまにいるけどね)。となれば、よくて同点。悪くて負け。点を取って勝つことができないポジションの選手である。その川口選手がラッキーボーイ。

要するに、もっともディフェンシブなポジションの川口選手が「勝ちたい」という気持ちを、中田選手と同様に持っていたということだ。だからラッキーボーイとなった。

でもそれは推して知るべし。ものすごく残念な結果である。

夜中にベッカムのフリーキックを観たときに、そんな日本の選手の力の違いをつくづく感じたのである。

そういえばさ、前回大会でベッカム様ベッカム様と言っていた女子たちはどこに行ったのか。トルコのイルハン選手をちやほやしていた女子たちはどこに行ったのかと思う。

一流選手を育てるには、一流の観客(サポーター)がいなくてはいけないのだろう。

このことに関しても日本はまだまだだな、と思った(私も含めて)。


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つらつらといま、考えていること。 [スポーツ]

久しぶりに仕事なんかしちゃったものだから、頭が「仕事頭」になってしまい、なかなか切り替わらないでいた。またso-net blogの調子が悪かったこともあるけれど、、、。

ちょっとお休みついでにうっかりと、ブログに何を書いていいものやらと、わけもわからず考え込んでしまった。

 

 

夫T君の出張週間で一人飯も続いていて…。

       

ほーら、T君の嫌いな納豆だあ~(私は納豆が大好き^^)、とか、

          

ほ~ら、サムライブルーだあ、とか、、、。「オーストラリアビールを飲んじゃうぞお~。これで日本も勝ちだあ~」とか。

                  

えーい、足りないからイタリアも飲んじゃええ~、とか。

挙句の果てに、

        ブレッブレのCKBを撮って遊んだり…。

勢いあまって、夏季限定白ワインを大人買いしてしまうし。。。

              もう2本、飲んじゃった^^;

そんなアホなマダ~ムのことを、ブログネタにしようかと思っていたんだけど……って、十分ネタにしてるな(笑)

 

しかし、これでいいのか?

 

なんていうかね~。

ブログというのは、何を書いてもいいとは思っている。

だけど、ネット上で公開してる限りは、読んでいる人を意識しなければならない。あるいは、読んでもらうことを意識して書かなければならない。

それを考えたとき、果たしてブログに書いていいものというのはどういうものなのか、ということを考え始めてしまったのである。

ブログのお陰で、知らない人(他人)の日常が覗き見れて(野次馬根性で)楽しいということもある。

なるほど、こんな考えもあるのか、ということに出合うこともある。

今までのメディアでは考えられなかったことが、ネタとして書かれることもある。

「あ、いい情報を見つけた!」というときもあれば、それがどこかから持ってきた引用文だったり、転載文だったり、ときとして盗作もあるのだろうけど、信用できないネタの場合もあるわけだ。

まあ、だからあくまでも情報として、仕事に使おうと思うときや、自分がそれを何かに書こうとか、利用しようとか思うときは、必ず裏を取ろうと思うし、他でも調べることにしている。

だけど、コミュニティとして考えると、「いいじゃん、与太話で。。。楽しけりゃーさ」とも思うし、、。

 

 

いやね、全然関係なんだけど、私はスポーツ観戦が大好きである。

昨晩もサッカーW杯を観たと思ったら、今朝は全米オープンゴルフのライヴ中継を、ミケルソンが破れてオギルビーの優勝が決まったところまでずーっと観てしまい、「おお家事をせねば…」と焦ったりもしたぐらいなのであるが…。

ところが、私の母や姉はスポーツ観戦を全くしない。

「何故?」と聞くと、

「面白くない」と言うのである。

なので、私がテレビでスポーツの試合を熱中して観ているのが不思議なことらしい。

いわく、「スポーツは観るより自分でやったほうがいい」と。

私は運痴ではない。ごく普通の運動神経の持ち主である(車はスピードに弱くて上手く運転できないけど)。まあ、極度の近視であるから不得意な運動はある。

母や姉は、スポーツ(陸上)の選手だった。母にいたっては保健体育の先生にまでなってしまったくらいだから何をかいわんやである。そうして視力もよい彼女たち。

そんな彼女たちは「スポーツは自分でやったほうが面白い」と断言するのである。

要するに、自分たちは自分でスポーツができるから、人がスポーツしているのを観るのは、意味が分からん…くらいにまで論理が飛躍するのだ。

まあ、それはいい。

しかしだ。自分でできないスポーツもある。そういうものに対してはどうなのかなあ。。。と思うのだけれど、どうも食指が動かないらしい。

 

で、また話が変わる。

先日の「オーラの泉」を観ていて、はからずも美輪明宏氏がこんなことを言った(すんませんね~、こういう番組を引き合いに出すのもどうかと思うんだけど…)。

「すべてがすべて表現者になることはない」、「観る側の人も必要だ」

ということを言ったのだ。

 

ア・・・と思った。

 

 

この言葉を聞いて、つらつらと考えていることの結論が導かれたかというと、そうではないのだが、モヤモヤがもう一息で晴れそうな感じなのである。

なんだろう、、、適材適所というか、そんな感じかなあ。

 

 

そして、ブログに何を書いていいものやら…と考えていたことだけど、それはそれで書いているうちに精査されてくるんだろうなとふと思った。

そうそうややこしく考えなくてもいいじゃん、と思ったのであった。

 

うふふ。軽く終わらせちゃったな。。。って、さ、

もう一回、腰を据えて考えてみようとは思うけれど、書いているうちにどうでもよくなっちゃった、というのが本音なのであった。

いい加減である。

これが適材適所か(笑)

 

 

いやいや、もっとちゃんと考えようねえ。

 

 

支離滅裂で、とりとめもなく、激しく、お粗末さまでした^^;


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WBCに思うこと……好きだけど嫌いなアメリカ [スポーツ]

WBCでメキシコがアメリカを破り、日本の準決勝進出が決まった。

「これは絶対ないだろう」と思っていたカードになってしまった。

なぜなら、アメリカを必ず準決勝、決勝へ送り込まなければならなかったはずであったから。

「何のための誤審だったの?」なんて笑ってしまう私である。アメリカの球場で行われるのに、準決勝のカードにアメリカチームがないなんて、アメリカ人は絶対に考えていなかったと思う。

アメリカチームと、アジアからのチームが1チーム、中米から1チーム、それともう1チームというようなシナリオを描いていただろうな、と想像できる。

しかし蓋を開けてみれば……(笑) 想定外だろうなあ。

今回のトリノオリンピックにしても、アメリカのエンターテイメント化したXゲームでのつわものたちが、いくつもの金メダルを取っていっている。これに端を発するわけではないが、アメリカのスポーツの在り方を、他の国にあてはめてはいけないような気がする。

例えばサッカーW杯。ヨーロッパや南米、アフリカ大陸からのチームが、比較的平等に扱われて、そして戦いが行われている。そこでのアメリカの活躍はほとんどない。最近はアメリカ代表チームもそこそこ強くなったようであるが、これをどのようにとらえるか。

アメリカという国は常に一番じゃなくてはいけないし、そうするためにお膳立てをするという国であるということではないか。

サッカーW杯であまり強くないのは、お膳立てができないものね(たぶん)。

ま、所詮、野球なんてローカルなスポーツだったのだよと。そして、トリノオリンピックのスノーボードのハーフパイプなんかは、やっぱりローカルなスポーツだったのではないかと、私は思ってしまうのだ。

何とはなしに、それぞれの国のスポーツのとらえ方の違いを考えてしまう。

 

さて、とはいえ、野球を観るのは嫌いじゃない。もともとスポーツ観戦は好きな性分である。

なので、私はメジャーリーグのプレーを本場で観てみたいと、ずーっと思っていた。

(長くなったので…)

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