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メリークリスマス&ハッピーニューイヤー [芸術・文化]

今年最後の投稿になります。

早いもので12月25日。平成29年もあと6日です。

クリスマスという行事は、子どものいない家庭で、この年齢になるとかなり遠いものであり、世の中の華やいだ風景とはちょっと不釣り合いな感じなのですが。

でもやるんだよ、と(笑)

とりあえず、毎年、家のシンボルツリーとして植えているヒメシャラの木にイルミネーションを飾り、今年は友人のお店で行われているクリスマスリースのワークショップに参加して作った、ハンドメイドのリースを玄関に飾りました。
リース.jpg

そして、昨日の夕飯は小樽の「なると」の半身揚げ!←こういうのはお酒のつまみですね^^;

そんなこんなで、今日はクリスマス。

リースとイルミネーションはそのままに、通常営業です、はい。

プレゼントもまったく考えなくなり、若かった頃はそういう意味では楽しかったなあと遠い目になっております。

とにかく遠い(笑)

けれど。

Merry Christmas!
と世界に向けて叫んでおきます。



さて、ちょっと前のことですが、11月11日~12月10日に開催されていた、三軒茶屋にある「生活工房」へ「ミャオ族の刺繍と暮らし展」に行ってきました。

中国西南部の貴州省に多く暮らしているミャオ族(苗族)の刺繍とその暮らしぶりを紹介する展覧会です。

ミャオ族は「天に三日の晴れ間なく、地に三里の平野なし」といわれる地域で、棚田を作り、稲作で暮らしている民族だそう。

農作業の合間に作られる衣装、それに施される刺繍がミャオ族独特のものだということです。

刺繍のモチーフはそれぞれ意味を持ち、蝶はミャオ族の始祖、龍は雨と風を呼ぶ五穀豊穣の象徴、唐辛子の花は子だくさん等々。

緻密で細かい作業で作られたものだと、一目でわかる衣装(作品)の数々でした。
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こぎん刺しやアイヌ文様の刺繍もそうなのですが、こういった刺繍を見ると、心がざわついてしまって、何ともいえない気持ちになってくるのです。

しかも、この寒い時期になると刺繍がしたいと(笑)

一時、こぎん刺しのキットを購入し、せっせと針を進めたことがありました。でもキットがないとできないという壁にぶち当たり、布や刺繍糸は買ってみるものの、自己流のこぎん刺しができないというありさまで、情けない限りで……^^;

アイヌ文様の刺繍に至っては、本を買ってみたものの、その文様の意味を知らずして刺繍ができるわけがないと、またも壁にぶち当たってしまいました。

時間があるときに、いつかはトライしたいと思っているのですけどねえ。ははは。



なお、ミャオ族のこれら作品については、愛知県常滑市にある「苗族刺繍博物館」で見られるということです。

常滑の焼き物を見に行きつつ、この博物館に寄ってみるのもいいなと考えています。




ということで、今年最後の投稿になります。もう年内はいろいろと忙しくて、PCに向える時間を作れそうにありません。

一年を振り返ると、何だか怒りに震えていた日々が多かったように思います。うんざりすることが多かったです。

それを思うと、来年はもっと心穏やかに過ごすことができれば、もうそれだけでありがたいだろうと。

あとは健康第一ですね。健康であればこそ。



皆様におきましては、よい年を迎えられるようお祈り申し上げます。

今年も一年ありがとうございました。



おしまい。
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誕生月間続き [旅話]

誕生月間が終わり、いよいよ年の瀬という感じになってきました。

最近は不況のせいか、はたまた面倒臭いと思いが強くなっているのでしょうか。一般家庭でのクリスマスイルミネーションを見かけなくなってきました。

いくら世知辛いとはいえ、うちはやるよ! と我が家のシンボルツリーに電飾をして、昨晩から点灯を始めました。このことに関しては後半にちょっと……。

さて、誕生月間の続き。

例年通り、ゴルフのふたりコンペを開催し、初めて(ズルなしで)スコア110を切ることができ、真面目にやればできるじゃんと認識できました。もう少し練習しようかなあ。

しかし当日の朝は、東名高速で日曜日の早朝というのにスピード違反で捕まってしまい、(それも少しのスピード超え。通常では捕まらないようなスピードなのに)神奈川県警ってば……図らずも厄落とし^^; というようなちょっと驚きの出来事があり、ゴルフも慎重になったのかな(笑) 嫌になっちゃいますねえ。


そして翌日は、これも例年通りの関西の夫T君の親戚のお墓参りと、神戸の税理士さんとの打ち合わせに行ってきました。

仕事半分の旅行です。

ゴルフの翌日だったので、体が動かなくてへっとへと。でもいつもは日帰りをするところ、猫のtbちゃんをT君に任せても大丈夫になったので一泊の旅にすることができ、体を休めることができました。

そして泊まりたかったメリケンパークオリエンタルホテルへ。

船が停泊しています。
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ホテルへの階段。
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客室から(夜)。
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客室から(早朝)。
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山がよく見えるなあ。




さて、なぜこのホテルを選んだかというと、メリケンパーク内に震災の遺構があると聞きつけたからでした。

阪神淡路大震災のときは、とにかく怖くて写真に残しておこうとは全く思いませんでした。まだそのころはデジタルカメラもなく、気軽に写真を撮れるような状況ではなかったということもあるでしょう。

ちなみに、たぶんですが、デジカメが一般的に使われるようになったのは、2000年に入ってからだと思います。いまや私のデジカメも4代目ですし、携帯電話で写真が簡単に撮れる時代になりました(遠い目……)。

阪神淡路大震災は1995年のことです。

なので、どのような状態だったのかを写真に撮りたくて、メリケンパークのホテルを予約したのです。

そしてホテルにチェックインした後、てくてくとパーク内を散策しながら遺構を探索。

メリケンパークの一画に「神戸港震災メモリアルパーク」として遺構がありました。

神戸遺構1.jpg

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中国の方々が、一生懸命この遺構の前で記念撮影をしていましたが、どんな思いでいるのかと、少し思いを馳せたり……。

見ての通りです。かなり激しくメリケン波止場の岸壁が崩れたというのが見て取れます。

これを見て、写真に撮って、ともあれ心に刻んでおこうと。



メリケンパークは、なぜかあっちこっちが工事中で、なんでだろうと思っていたのですが、「開港150年」ということで改修が行われているようでした、が、後で知ることになるのですが、「世界一のクリスマスツリーproject」というイベントが行われるとかで、その工事でもあったようなのです。

このイベントを知ったとき、このあすなろの木が氷見から運ばれてくることを知ったとき、このイベントを企画した人のひととなりを知ったとき、そしてイベントを協賛している人々を知ったとき、愕然としました。ばっかじゃないの? と。何が世界一だ、何が鎮魂だ。違うだろと。

生きている木を、それも「あすなろ」を「落ちこぼれの木」と言って、落ちこぼれの木に日の目を見させてあげようというトンチンカンな論法で掘り起し、神戸まで運んだというのです。

これを企画した人は一体どんな人なのだろうかと、この人が属している「そら植物園」のサイトを検索してみました。

するとこの人の肩書は「プラントハンター」なんだそう。もうこの肩書を見たときには崩れ落ちました。「ハンター」って。こんな人に植物の気持ちは絶対にわからないと直感しました。

これを初めて知ったのはこのリプライを目にしたときでした。
発端はこれ。


リプライはまとめてくださっているようなので、こちらをどうぞ。
→●

何がいけないって、「世界一のクリスマスツリー」というために作られたストーリーが最低なんですよ。それも最初に知ったときから情報を追いましたが、後付、後付でひどい。ひどすぎる。

しかも挙句にこれ。

「ツリーが嫌な人は見なければいい」のですって。

さすが、ハンターは違う。吐き気がします。

これにかかわってきた人たちを見ると、もううんざりします。糸井重里氏は昔から好きではなかったけど、偽善的なお金もうけには相変わらず嗅覚があるようで感心しました(皮肉です)。

そして神戸市ですよ。

神戸空港を作ったときにも、神戸の意味不明さにあきれましたが、いまやお荷物となっている空港です。そしてこのツリー。何を考えているんだ神戸市! と思いました。儲けられると思ったのかもしれません。観光客を多く呼べるかもしれないと思ったのでしょう。でも、神戸空港のような失敗であると私は思いました。

見るからに金儲けだけのためのイベントで、震災の鎮魂を食い物にし、植物を食い物にし、結果、被災者の心を傷つけている。踏みにじっている。呆れました。

お粗末であるとも。浅薄であるとも。

きっちりと背景を設定してストーリーを考え、そして企画していればここまで反発は生まれなかったのではないかと考えます。

しかし、あまりに浅はかすぎる。名誉欲か、権力欲か、物欲か。とにかくそれだけしか目に見えてこない。

はあ。


まあ、そんなわけで、せっかく行ったメリケンパークだったのですが、その後に変なオチがついてしまい、複雑な思い出として残りそうです。



何だかなあ。




神戸の町。
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神戸3.jpg

大丸のイルミネーションがきれいでした。


おしまい。
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