いいお話を聞いた [本の感想]
急に暑い日があったりしましたが、めっきりと寒くなってきました。
体調を崩されている方はいらっしゃいませんか? どうかご自愛ください。
さて私はというと、ブログの更新を怠るほどの怠惰な生活を送っています。
函館弾丸のあとに、大阪へ法事をしに行ったりしましたが、とくに他には目新しいイベントもなく、ネタもなく、いまに至ってしまいました。いやはや。
そんななか、いい本を読みました。
読後、いい本を読んだというより、いいお話が聞けたという気分になりました。
なぜなのだろうと思ったのですが、あとがきを読んでから気づきました。ラジオで流れたもの(インタビュー)を本にしたのだそうです。
あ、帯にも書いてあった。全く帯も読んでいなかったので、ラジオのロングインタビューとは気づかず……。
しかしいいお話でした。
内容は、昨年2月に亡くなったシーナ&ロケッツのシーナについて、夫である鮎川誠氏が語ったものです。
シーナが亡くなったとき、私はその訃報に接して大きなショックを受けたとともに、「鮎川は大丈夫か?」と心配していました。
ものすごく仲のよかった夫婦でしたし、シーナあっての鮎川だと思っていたからです。(鮎川と呼び捨てにするのは、なぜか昔から鮎川と呼んでいるんですよね……うん。だから鮎川……)。
だけどこの本を読んで、鮎川は大丈夫だったと安心しました。どんなにシーナを愛していたか、どんなに濃密に一緒にロックバンドをやってきたかを知ることができました。
さらにシーナの出身地である若松という土地。その魅力がふんだんに語られています。いい町で育っているのですよ。いい距離感でやさしい町の人たちに育まれ、支えられてきている。
そんなシーナが鮎川と出会い、どうして歌うようになったか、どんな生活を送ってきたか、そして最期はどうだったのか、鮎川の口で語られているのです。それが実に愛情深い。
シーナもやさしい、いい人だったんだ。
私がシーナ&ロケッツを知ったのは高校生のときでした。日本でもパンクバンドブームが起こり、YMOを代表としたテクノポップが流行し出したころです。音楽もとんがっていた時期なのではないかと思います。
で、「レモンティー」という曲があるのですが、それが初めての出合い。
昨日、たまたま山下達郎さんのラジオ番組をラジコのタイムフリーで聴いていたら、ヤードバーズの「Train Kept A Rollin'」がかかって、「これはエアロスミスもカバーしているし、シーナ&ロケッツでも替え歌にして歌っている曲」と、夫T君に説明をしたところなのでした。
レモンティーをネットで検索してみると、パクリという表現をしているサイトが多くありますが、パクリというより「替え歌」であると私は思っています。歌詞も秀逸だし、鮎川のギターリフもカッコいいし、いまとなっては清志郎さんが「Daydream Believer」を日本語の詞で歌ったものと同じと思っています(変な説明だな^^;)。
そのくらい名曲と言っていい仕上がりであると。
これを聞いたとき、ただ単純にカッコいいと思った私がおりました。
ああ、ちょっと筆が進まないです。なんかね、あの頃の日本のロックシーンが好きだった人には、読んで聴いてもらいたいなと。それだけですね。感想をうまく表現できない……。(すみません)
シーナは「you may dream」を歌う前に必ず「みんな夢を持ってね!」と言っていたそうなのですが、最後のステージでは「私の夢はこのバンドで歌うこと、ずっと歌い続けること」と言ったのだそうです。
それまでは突然の病いで逝ってしまうなんて、思っていなかったんだろうなと。歌い続けたかったんだろうと。そんなシーナの気持ちを考えると、胸が痛くなりました。
そうそう、こんなエピソード。
下北沢に住んでいた鮎川家ですが、同じく下北沢に住んでいた金子マリさんとシーナの二人で、子どもが小さい頃に、いわゆる緑のおばさんをしていたのだそう。これを聞いたとき、風景を想像しただけでも「下北沢ってロックだわ~」と思ったものです。羨ましい……。
そういえば、東京都内に住んでみたいと思ったことはないのですが、高校を卒業したら下北沢に住みたいと思っていたことを思い出しました。ロックな町です。
シーナの葬儀は、金子マリさんが営む葬儀屋さんが行ったというのも聞きました。感動です。
総じてへたくそな文章でした。すみません。
おしまい。
体調を崩されている方はいらっしゃいませんか? どうかご自愛ください。
さて私はというと、ブログの更新を怠るほどの怠惰な生活を送っています。
函館弾丸のあとに、大阪へ法事をしに行ったりしましたが、とくに他には目新しいイベントもなく、ネタもなく、いまに至ってしまいました。いやはや。
そんななか、いい本を読みました。
読後、いい本を読んだというより、いいお話が聞けたという気分になりました。
なぜなのだろうと思ったのですが、あとがきを読んでから気づきました。ラジオで流れたもの(インタビュー)を本にしたのだそうです。
あ、帯にも書いてあった。全く帯も読んでいなかったので、ラジオのロングインタビューとは気づかず……。
しかしいいお話でした。
内容は、昨年2月に亡くなったシーナ&ロケッツのシーナについて、夫である鮎川誠氏が語ったものです。
シーナが亡くなったとき、私はその訃報に接して大きなショックを受けたとともに、「鮎川は大丈夫か?」と心配していました。
ものすごく仲のよかった夫婦でしたし、シーナあっての鮎川だと思っていたからです。(鮎川と呼び捨てにするのは、なぜか昔から鮎川と呼んでいるんですよね……うん。だから鮎川……)。
だけどこの本を読んで、鮎川は大丈夫だったと安心しました。どんなにシーナを愛していたか、どんなに濃密に一緒にロックバンドをやってきたかを知ることができました。
さらにシーナの出身地である若松という土地。その魅力がふんだんに語られています。いい町で育っているのですよ。いい距離感でやさしい町の人たちに育まれ、支えられてきている。
そんなシーナが鮎川と出会い、どうして歌うようになったか、どんな生活を送ってきたか、そして最期はどうだったのか、鮎川の口で語られているのです。それが実に愛情深い。
シーナもやさしい、いい人だったんだ。
私がシーナ&ロケッツを知ったのは高校生のときでした。日本でもパンクバンドブームが起こり、YMOを代表としたテクノポップが流行し出したころです。音楽もとんがっていた時期なのではないかと思います。
で、「レモンティー」という曲があるのですが、それが初めての出合い。
昨日、たまたま山下達郎さんのラジオ番組をラジコのタイムフリーで聴いていたら、ヤードバーズの「Train Kept A Rollin'」がかかって、「これはエアロスミスもカバーしているし、シーナ&ロケッツでも替え歌にして歌っている曲」と、夫T君に説明をしたところなのでした。
レモンティーをネットで検索してみると、パクリという表現をしているサイトが多くありますが、パクリというより「替え歌」であると私は思っています。歌詞も秀逸だし、鮎川のギターリフもカッコいいし、いまとなっては清志郎さんが「Daydream Believer」を日本語の詞で歌ったものと同じと思っています(変な説明だな^^;)。
そのくらい名曲と言っていい仕上がりであると。
これを聞いたとき、ただ単純にカッコいいと思った私がおりました。
ああ、ちょっと筆が進まないです。なんかね、あの頃の日本のロックシーンが好きだった人には、読んで聴いてもらいたいなと。それだけですね。感想をうまく表現できない……。(すみません)
シーナは「you may dream」を歌う前に必ず「みんな夢を持ってね!」と言っていたそうなのですが、最後のステージでは「私の夢はこのバンドで歌うこと、ずっと歌い続けること」と言ったのだそうです。
それまでは突然の病いで逝ってしまうなんて、思っていなかったんだろうなと。歌い続けたかったんだろうと。そんなシーナの気持ちを考えると、胸が痛くなりました。
そうそう、こんなエピソード。
下北沢に住んでいた鮎川家ですが、同じく下北沢に住んでいた金子マリさんとシーナの二人で、子どもが小さい頃に、いわゆる緑のおばさんをしていたのだそう。これを聞いたとき、風景を想像しただけでも「下北沢ってロックだわ~」と思ったものです。羨ましい……。
そういえば、東京都内に住んでみたいと思ったことはないのですが、高校を卒業したら下北沢に住みたいと思っていたことを思い出しました。ロックな町です。
シーナの葬儀は、金子マリさんが営む葬儀屋さんが行ったというのも聞きました。感動です。
総じてへたくそな文章でした。すみません。
おしまい。