おしまいのそのあと [スポーツ]
米子、出雲弾丸旅のお話は少しおいておきまして(書く気があんのか? という感じですが^^;)、リオオリンピックが終わったので、これは書いておかなくてはとPCに向かっております。
大きなスポーツ大会の終わりの毎回のお約束(笑)
なんと言っても、目玉は男子400mリレーの決勝でした。
何しろ前評判が抜群だったのです。
私が体のメンテナンスに通っている施術院(整体)には、陸上のアスリートやコーチ陣が通って来ています。施術師さんが陸上の砲丸投げの選手だったということもあるのですが、ほかに高校バレーの選手とかも来ていました。
そんななかで施術を受けながら噂話を聞くのですよ。コーチ陣との会話とか……。
今回の400メートルリレーに出る選手のことは、夫T君がそこで聞いてきたことなんですけどね。
とにかく「最強」だと。
私は「まじっすか?」と聞き返していました。
でも北京オリンピックのときに、同じ種目で銅メダルを取ったことも記憶に新しいし、あながちウソではないかと思ってはいたのです。
そして予選で、二軍とはいえジャマイカのチームに大きな差を作って1着でゴール。このときに、「これは来るかも?」と大きな期待をしてしまいました。
1走の山縣選手のスタートダッシュは素晴らしいし、アンカーのケンブリッジ選手の度胸のよさはなかなかなものと思いました。とにかく連携さえ失敗しなければ、「行けるんじゃないの?」と、ワクワクドキドキ。
そして決勝の日。
レースが始まる30分前からTVの前で、じーっと待つ。
やっぱりリレーって花形なんですよね。登場の仕方が派手。まあでも考えてみると、幼少期からそれは刷り込まれていることなのでしょう。リレーの選手に選ばれることの華々しさを。
うちは母が陸上の短距離の選手だったので、リレーの選手に選ばれないってどういうこと? くらいに思う人で、私にとっては居心地の悪い家庭でした^^; 姉は足が速かったので選ばれるのは当然。そんなに足が速くない私は小学校から高校まで、選ばれても3番手か4番手で、やっとメンバーに入れてもらえるかどうかという感じだったんですよね。そりゃ母は面白くない。すごくイヤでしたねえ。
と私の悲しい思い出はさておき。
サムライパフォーマンスを見せた4選手。ちょっとぎこちない印象を受けますが、悪くはない。チームとしてうまくいっている証拠と思いました。
で、ですよ。On your mark からset までの胸の高鳴り。心臓が悪い人にはいけません。血圧も上昇というものです。
だけどスタートすれば、400メートルなんてあっという間。固唾をのんで見守ります。
スタートの号砲が聞こえる。山縣選手のダッシュは今日もいい。飯塚選手へのバトンパスはやや乱れるも、飯塚選手は快調にとばす。桐生選手のカーブワークが素晴らしく、ぐいぐい前に出る感じ。速いなあ~。そしてケンブリッジ選手ですよ。なんだか顔が緊張している。ちょっと不安。でもバトンを渡され、後ろで叫ぶ桐生選手に背中を押されるかのように加速。ああ、でもボルト選手が出てきたあ。きゃあアメリカの選手がすぐそこ~!
もう大騒ぎですよ、最後の数秒。
ひとりで「いけ、いけ~!」と叫んでいました。
そしてゴール。ケンブリッジ選手の足、体がほんの少しアメリカの選手より前だ。
「やった~! 銀!」
またも叫ぶ(笑)
素晴らしいレースでした。その後、何度も放送されるたび、何度も見てしまいました。何度見ても美味しい。ご飯が何杯もいける。そんなレースでした。
よかったわ~。
母に幼少期から刷り込まれていた「オリンピックは陸上で勝ってこそ」が、目の前で繰り広げられるという幸せ。銀だけどね。
やっと日本も短距離で勝てる時代が来たかと感慨深いです。
整体の施術師さんとコーチ陣との会話では、ハーフの選手が台頭してきた、ということが出てきていました。やはりハーフの選手は強いのだそうです。体からして違うと。
今回のオリンピックは、ケンブリッジ選手(陸上)、ベイカー選手(柔道)、ダニエル選手(テニス)などが出場していました。7人制ラグビーに至っては、日本に帰化した選手が何人かいます。
それがいいのか悪いのか、議論する人もいますが、私は全く関係ない。ハーフだろうが、帰化だろうが、日本の選手でいいと思います。
まあ、確かに卓球などは、日本のチーム以外は、どのチームも中国から帰化した選手がいたりして。聞けば引退したら中国に帰る選手もいるのだとか。……これはどうなのだろうね、とは思うけれど。
ただ、オリンピックに出るための基準記録が壁となって、小さな国では出られないということもあるわけで、そう思うとオリンピックって何なんだろうなと思ってしまいます。
オリンピック憲章には、以下のことが記されています。
『オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない。大会にはNOC(国内オリンピック委員会) が選抜し、IOC(国際オリンピック委員会) から参加登録申請を認められた選手が集う。選手は関係IF(国際競技連盟) の技術面での指導のもとに競技する。』
国家間の競争ではない、と言っているんですよね。なので、基準記録というのが必要なのだということはわかるのですが。
でも国別でメダルの数を競っているし、NHKではオリンピックのメリットに「国威発揚」なんて言っちゃってるし、オリンピック憲章に全く則っていないという^^;
反対にそういう意味では、ハーフだからとか、帰化した選手だからということは関係ないわけです。
むしろ、ドーピングや八百長はいけない。
純粋にスポーツを楽しめればいいということなんですよね。そして記録を競うということ。
そこに精神が宿っているということなのでしょう。
陸上だけではなく、もちろんほかの競技も見ていました。
卓球の水谷選手、競泳の萩野選手、バドミントンの高橋・松友選手が印象深く残っています。
あと、ほとんど報道がされませんでしたが、ひっそりと女子のバスケットボールを応援していました。ラムちゃん頑張れと。吉田選手の活躍も素晴らしく、いいところまで行ったんですけどね。アメリカが強い。大きさが違う。そして派手(笑)
いろいろな国の選手が見られて面白かったです。
今回のオリンピックのお話はこれにて。
おしまい。
大きなスポーツ大会の終わりの毎回のお約束(笑)
なんと言っても、目玉は男子400mリレーの決勝でした。
何しろ前評判が抜群だったのです。
私が体のメンテナンスに通っている施術院(整体)には、陸上のアスリートやコーチ陣が通って来ています。施術師さんが陸上の砲丸投げの選手だったということもあるのですが、ほかに高校バレーの選手とかも来ていました。
そんななかで施術を受けながら噂話を聞くのですよ。コーチ陣との会話とか……。
今回の400メートルリレーに出る選手のことは、夫T君がそこで聞いてきたことなんですけどね。
とにかく「最強」だと。
私は「まじっすか?」と聞き返していました。
でも北京オリンピックのときに、同じ種目で銅メダルを取ったことも記憶に新しいし、あながちウソではないかと思ってはいたのです。
そして予選で、二軍とはいえジャマイカのチームに大きな差を作って1着でゴール。このときに、「これは来るかも?」と大きな期待をしてしまいました。
1走の山縣選手のスタートダッシュは素晴らしいし、アンカーのケンブリッジ選手の度胸のよさはなかなかなものと思いました。とにかく連携さえ失敗しなければ、「行けるんじゃないの?」と、ワクワクドキドキ。
そして決勝の日。
レースが始まる30分前からTVの前で、じーっと待つ。
やっぱりリレーって花形なんですよね。登場の仕方が派手。まあでも考えてみると、幼少期からそれは刷り込まれていることなのでしょう。リレーの選手に選ばれることの華々しさを。
うちは母が陸上の短距離の選手だったので、リレーの選手に選ばれないってどういうこと? くらいに思う人で、私にとっては居心地の悪い家庭でした^^; 姉は足が速かったので選ばれるのは当然。そんなに足が速くない私は小学校から高校まで、選ばれても3番手か4番手で、やっとメンバーに入れてもらえるかどうかという感じだったんですよね。そりゃ母は面白くない。すごくイヤでしたねえ。
と私の悲しい思い出はさておき。
サムライパフォーマンスを見せた4選手。ちょっとぎこちない印象を受けますが、悪くはない。チームとしてうまくいっている証拠と思いました。
で、ですよ。On your mark からset までの胸の高鳴り。心臓が悪い人にはいけません。血圧も上昇というものです。
だけどスタートすれば、400メートルなんてあっという間。固唾をのんで見守ります。
スタートの号砲が聞こえる。山縣選手のダッシュは今日もいい。飯塚選手へのバトンパスはやや乱れるも、飯塚選手は快調にとばす。桐生選手のカーブワークが素晴らしく、ぐいぐい前に出る感じ。速いなあ~。そしてケンブリッジ選手ですよ。なんだか顔が緊張している。ちょっと不安。でもバトンを渡され、後ろで叫ぶ桐生選手に背中を押されるかのように加速。ああ、でもボルト選手が出てきたあ。きゃあアメリカの選手がすぐそこ~!
もう大騒ぎですよ、最後の数秒。
ひとりで「いけ、いけ~!」と叫んでいました。
そしてゴール。ケンブリッジ選手の足、体がほんの少しアメリカの選手より前だ。
「やった~! 銀!」
またも叫ぶ(笑)
素晴らしいレースでした。その後、何度も放送されるたび、何度も見てしまいました。何度見ても美味しい。ご飯が何杯もいける。そんなレースでした。
よかったわ~。
母に幼少期から刷り込まれていた「オリンピックは陸上で勝ってこそ」が、目の前で繰り広げられるという幸せ。銀だけどね。
やっと日本も短距離で勝てる時代が来たかと感慨深いです。
整体の施術師さんとコーチ陣との会話では、ハーフの選手が台頭してきた、ということが出てきていました。やはりハーフの選手は強いのだそうです。体からして違うと。
今回のオリンピックは、ケンブリッジ選手(陸上)、ベイカー選手(柔道)、ダニエル選手(テニス)などが出場していました。7人制ラグビーに至っては、日本に帰化した選手が何人かいます。
それがいいのか悪いのか、議論する人もいますが、私は全く関係ない。ハーフだろうが、帰化だろうが、日本の選手でいいと思います。
まあ、確かに卓球などは、日本のチーム以外は、どのチームも中国から帰化した選手がいたりして。聞けば引退したら中国に帰る選手もいるのだとか。……これはどうなのだろうね、とは思うけれど。
ただ、オリンピックに出るための基準記録が壁となって、小さな国では出られないということもあるわけで、そう思うとオリンピックって何なんだろうなと思ってしまいます。
オリンピック憲章には、以下のことが記されています。
『オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない。大会にはNOC(国内オリンピック委員会) が選抜し、IOC(国際オリンピック委員会) から参加登録申請を認められた選手が集う。選手は関係IF(国際競技連盟) の技術面での指導のもとに競技する。』
国家間の競争ではない、と言っているんですよね。なので、基準記録というのが必要なのだということはわかるのですが。
でも国別でメダルの数を競っているし、NHKではオリンピックのメリットに「国威発揚」なんて言っちゃってるし、オリンピック憲章に全く則っていないという^^;
反対にそういう意味では、ハーフだからとか、帰化した選手だからということは関係ないわけです。
むしろ、ドーピングや八百長はいけない。
純粋にスポーツを楽しめればいいということなんですよね。そして記録を競うということ。
そこに精神が宿っているということなのでしょう。
陸上だけではなく、もちろんほかの競技も見ていました。
卓球の水谷選手、競泳の萩野選手、バドミントンの高橋・松友選手が印象深く残っています。
あと、ほとんど報道がされませんでしたが、ひっそりと女子のバスケットボールを応援していました。ラムちゃん頑張れと。吉田選手の活躍も素晴らしく、いいところまで行ったんですけどね。アメリカが強い。大きさが違う。そして派手(笑)
いろいろな国の選手が見られて面白かったです。
今回のオリンピックのお話はこれにて。
おしまい。
弾丸! 出雲&米子 その③ [旅話]
ちょっと間があいてしまいました。
とくに何をやっているわけではないのですが、ここのところずーっと心が忙しない。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと、心のなかではいろんなことをやっているんですよね。でも、何も完成も達成もされていないという……。
ただ忙しない。
一方では、イライラというものなのかもしれないけれど、イライラしながら焦っている感じです。何を焦っているのか、「落ち着け!」と自分に言ってみたりして。でも何もしていないんですよ。まったくね(笑)
そういえば、先月の後半にオスプレイが6機ほど厚木基地にやってきていましたね。実に振動音が不気味な航空機です。なんだか「不穏」。しかし沖縄のことを考えると、どうにかならんか! と思ってしまいます。いっそのこと厚木にヘリパッドを作ったらいいんじゃね……くらい。
東京都内にでも作ればいいのにね、とも思います。羽田空港の新しい航空路が発表されて、都民の皆さんは怒って反対運動もされているようですが、沖縄では、いろんなことを押し付けられているんですよ。それに対する理解ぐらい示してくれてもいいようなものを、と思ってしまいました……。所詮、自分たちがよければ、ほかはどうでもいいんですものね。あ~あ。
高江ヘリパッド問題についてはこちら→ ●
さて、出雲&米子の写真はまだまだ残っています。出雲大社に行った次は、「島根県立古代出雲歴史博物館」に立ち寄ったのですが、それは後に回して、宍道湖。
湖なのだから穏やかなのはもちろんですが、人が少なくてわさわさしていないのがよろしいと。なんだかとても静かなところでした。でも本当にいい天気で、真夏のよう……。
そして、車を走らせ行った先は「美保神社」。
「三穂津姫命(みほつめひめのみこと)」と「事代主神(ことしろぬしのかみ)えびす神」が祀られています。
なんでも、えびす様の総本山なのだそうです。
島根半島の東端に位置し、目の前は小さな漁港で、ひっそりと佇む神社でした。非常にのどかな印象。
「えべっさん」というと、有名なのは大阪の今宮戎神社ですよね。こちらはどちらかというと賑やかなイメージ。西宮のえびす宮総本社は、駆け抜ける福男で知られています。それにくらべると、美保神社はなんて静かで穏やかなんだろうと。
後ろに森があるのですが、厳かな雰囲気を醸し出します。
拝殿は不思議な造りで壁がありません。
この造りだと、とても音響効果がよいのだそう。鳴り物を好む神様へ、音楽の奉納がなされるということです。
能舞台とまではいかないでしょうが、そんな舞台のような拝殿でした。興味深い。
そしてここも立派なしめ縄。
狛犬さん。嘉永3年(1850年)銘とあります。
美保神社では「福種銭」をいただいてきました。
それは祈祷された10円玉なのですが、50円を奉納するといただけます。そしてその10円を使って、お金を巡らせると、さらに商売繁盛、お金も返ってくるということです。
早速、使いましたよ。生活費の一部ですけどね^^;
お金が巡って来るだけじゃなくて、いいことがあればいいなあと参拝してきました。
もちろん、出雲大社と同様に「世界平和」を祈ることもわすれずに。
つづく。
とくに何をやっているわけではないのですが、ここのところずーっと心が忙しない。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと、心のなかではいろんなことをやっているんですよね。でも、何も完成も達成もされていないという……。
ただ忙しない。
一方では、イライラというものなのかもしれないけれど、イライラしながら焦っている感じです。何を焦っているのか、「落ち着け!」と自分に言ってみたりして。でも何もしていないんですよ。まったくね(笑)
そういえば、先月の後半にオスプレイが6機ほど厚木基地にやってきていましたね。実に振動音が不気味な航空機です。なんだか「不穏」。しかし沖縄のことを考えると、どうにかならんか! と思ってしまいます。いっそのこと厚木にヘリパッドを作ったらいいんじゃね……くらい。
東京都内にでも作ればいいのにね、とも思います。羽田空港の新しい航空路が発表されて、都民の皆さんは怒って反対運動もされているようですが、沖縄では、いろんなことを押し付けられているんですよ。それに対する理解ぐらい示してくれてもいいようなものを、と思ってしまいました……。所詮、自分たちがよければ、ほかはどうでもいいんですものね。あ~あ。
高江ヘリパッド問題についてはこちら→ ●
さて、出雲&米子の写真はまだまだ残っています。出雲大社に行った次は、「島根県立古代出雲歴史博物館」に立ち寄ったのですが、それは後に回して、宍道湖。
湖なのだから穏やかなのはもちろんですが、人が少なくてわさわさしていないのがよろしいと。なんだかとても静かなところでした。でも本当にいい天気で、真夏のよう……。
そして、車を走らせ行った先は「美保神社」。
「三穂津姫命(みほつめひめのみこと)」と「事代主神(ことしろぬしのかみ)えびす神」が祀られています。
なんでも、えびす様の総本山なのだそうです。
島根半島の東端に位置し、目の前は小さな漁港で、ひっそりと佇む神社でした。非常にのどかな印象。
「えべっさん」というと、有名なのは大阪の今宮戎神社ですよね。こちらはどちらかというと賑やかなイメージ。西宮のえびす宮総本社は、駆け抜ける福男で知られています。それにくらべると、美保神社はなんて静かで穏やかなんだろうと。
後ろに森があるのですが、厳かな雰囲気を醸し出します。
拝殿は不思議な造りで壁がありません。
この造りだと、とても音響効果がよいのだそう。鳴り物を好む神様へ、音楽の奉納がなされるということです。
能舞台とまではいかないでしょうが、そんな舞台のような拝殿でした。興味深い。
そしてここも立派なしめ縄。
狛犬さん。嘉永3年(1850年)銘とあります。
美保神社では「福種銭」をいただいてきました。
それは祈祷された10円玉なのですが、50円を奉納するといただけます。そしてその10円を使って、お金を巡らせると、さらに商売繁盛、お金も返ってくるということです。
早速、使いましたよ。生活費の一部ですけどね^^;
お金が巡って来るだけじゃなくて、いいことがあればいいなあと参拝してきました。
もちろん、出雲大社と同様に「世界平和」を祈ることもわすれずに。
つづく。