アートフェスティバルもろもろ [芸術・文化]
秦野まで友人の個展を見に行ってきました。
4月の終わりから、5月いっぱい行われていた丹沢アートフェスティバルのなかで行われた個展です。
丹沢と一括りにしていますが、秦野市内と足柄、小田原、大磯、平塚、伊勢原、厚木が会場となっていて、かなり広範囲なイベントのようです。
実はこのアートフェスティバルを知ったのは昨年のことで、「へえ、こんなことをしているんだ」と感心していました。
そのなかで、友人もずーっと関わっていたようで……。
絵を描いていると聞いてはいたけれど、同じ県内に暮らしながら全く音信不通だったのです。
ところが恩師が亡くなって、お墓参りに行こうと言い出したことをきっかけに、昨年、20数年ぶりに再会しました。
そして今回、個展の案内状を送ってくれたので、いそいそと行ったのでした。
美術館というけれど、こじんまりとした素敵なgallery。
作品は写真撮影不可だったので、ここに載せることはできないのですが、はがきに印刷してあるような絵がいくつかと、彼女のご主人が作っていた関係から作られた鉄のオブジェがいくつか。
外見やしゃべり方はほわほわしている彼女なのですが、柔らかい風合いながらも意志の強さを感じさせる作品の数々で、見ていてうれしくなりました。ずっと続けてくれていてうれしいというか、羨ましいというか^^;
私は芸術作品を自ら作り出すということを諦めた人間なので、何十年も続けている彼女の姿が眩しくて、そして感動をするという……。
2年前にご主人を亡くされているのですが、そのご主人の作品が秦野駅の南口にあるということで、それも見てきました。
ご主人のこともあんまり知らなくて、いまさら友人だ、なんて言っていいのかと思うくらいで……^^;
外からこの夫婦のひととなりを、最近になって知ることとなり、いままで私は一体何をしていたんだろうと、頭のなかをぐるぐると探ってしまいました。彼女はこういう生活をしていたんだなと。これを読んで泣けてきました。→●
前回の「藤野ぐるっと陶器市」に行ってから、この丹沢アートフェスティバルのなかの個展に行って思ったのは、藤野の陶器市もアートフェスティバルのようなものだったのだなということでした。作品(陶器)を売るから「市」という名をつけているけれど、作品を見せるという役割も担っているのだから、アートフェスティバルだよなと。
友人の作品にも一つひとつ値段がつけられていましたし、芸術作品という売り物と思えば、そうなんだよなあ。
ただ、藤野で覚えた違和感は変わらないですけれど……。
そんななか、丹沢美術館で「逗子でもアートフェスティバルがあるんですよ~」という声を聞きました。
どうやら、丹沢アートフェスティバルよりも歴史は古いようです。
ということで、県内のそういったイベントを検索してみると、あるある。
ASHIGARAアートプロジェクト(アートフェスティバル)
極楽寺・稲村ヶ崎アートフェスティバル
逗子アートフェスティバル
県外、全国を見ても、たくさんのこういったイベントが行われていることを知りました。
これらのイベントに触れてみて思ったことがあります。
ゆとりがあるとき(たとえばバブル経済のとき)に芸術・文化が栄えるということを、これまでの歴史のなかで語られて(学んで)きましたが、これほどまでに経済が回らなくなった日本に必要なのは、やっぱり芸術・文化なんじゃないかということ。
これからは第3次産業だ、サービス業だ、と言われて久しいですよね。介護にしても保育にしても、全く経済の担い手として優遇されていないし、相変わらず第2次産業に力を入れている国に対して、日本の未来を全然考えていない。なぜ? と思います。
うちの地元では「手づくりマルシェ」というイベントが年に2回行われています。年々、集客数も伸び、3万人以上が訪れるというのです。
私自身は、前記事にも書いた通りに、素人に毛が生えたような人の「手づくり」がちょっと苦手なので、あんまり食指が動かないのですが、こういうものを必要としている人が多くなってきているということに着目すべきだと思うのです。
内需拡大をするためには、大手の製造業が作ったものではなく、これからは個人の手による「作品」なのではないかと。
ちょっと調べただけでも、これだけのアートフェスティバルや(陶器市や手づくりマルシェのような)市場があり、そこに集まる人も増えているという、この現象を考えのなかに入れないわけにはいかないのではないかと。アニメ産業が注目されていますが、一方でこういった個人による手づくり産業もあるのではないかと思うのです。
そう思うと、職人さんの仕事というのも、このなかに入るのかもしれません。
まあ、でもそういう意味では、もう個人個人で頑張るしかないんだよというようなことなのかもしれないけれど、その個人個人が繋がって未来を作っていくしか、日本には残されていないのではないかと感じています。
産直市場にしてもそうだし、第6次産業と言われるものも、こういったものの一つになるのでしょう。
話は壮大になってしまいますが、日本の製造業というのは、どんどん個人の手にかわっていくのではないかということ。
ゆとりがあるから芸術・文化ではなく、もう行きわたったから芸術・文化しか残っていない。個人の選択はそちらに向かっていると、そう感じた次第です。
ちょっとざーっと考えを記したわけですが、でもまだまだ考えが足りないような気もします。
このことは、これからもう少し深く考えてみようかと。
何かまた考えついたら書くかもしれません^^;
最後に、アートフェスティバルを調べていて行ってみたいと思ったところがここ。
てしかが極寒Artフェスティバル
極寒のなか、楽しそうだわ~。
おしまい。
おまけ。
秦野で不思議な場所がありました。観音堂と教会が向かい合っているんですよ。
この観音堂の向かいに・・・・・・。
この教会がある。
観音堂のとなりには神社もあったりして不思議な空間。
結構秦野は面白かったです、はい。
4月の終わりから、5月いっぱい行われていた丹沢アートフェスティバルのなかで行われた個展です。
丹沢と一括りにしていますが、秦野市内と足柄、小田原、大磯、平塚、伊勢原、厚木が会場となっていて、かなり広範囲なイベントのようです。
実はこのアートフェスティバルを知ったのは昨年のことで、「へえ、こんなことをしているんだ」と感心していました。
そのなかで、友人もずーっと関わっていたようで……。
絵を描いていると聞いてはいたけれど、同じ県内に暮らしながら全く音信不通だったのです。
ところが恩師が亡くなって、お墓参りに行こうと言い出したことをきっかけに、昨年、20数年ぶりに再会しました。
そして今回、個展の案内状を送ってくれたので、いそいそと行ったのでした。
美術館というけれど、こじんまりとした素敵なgallery。
作品は写真撮影不可だったので、ここに載せることはできないのですが、はがきに印刷してあるような絵がいくつかと、彼女のご主人が作っていた関係から作られた鉄のオブジェがいくつか。
外見やしゃべり方はほわほわしている彼女なのですが、柔らかい風合いながらも意志の強さを感じさせる作品の数々で、見ていてうれしくなりました。ずっと続けてくれていてうれしいというか、羨ましいというか^^;
私は芸術作品を自ら作り出すということを諦めた人間なので、何十年も続けている彼女の姿が眩しくて、そして感動をするという……。
2年前にご主人を亡くされているのですが、そのご主人の作品が秦野駅の南口にあるということで、それも見てきました。
ご主人のこともあんまり知らなくて、いまさら友人だ、なんて言っていいのかと思うくらいで……^^;
外からこの夫婦のひととなりを、最近になって知ることとなり、いままで私は一体何をしていたんだろうと、頭のなかをぐるぐると探ってしまいました。彼女はこういう生活をしていたんだなと。これを読んで泣けてきました。→●
前回の「藤野ぐるっと陶器市」に行ってから、この丹沢アートフェスティバルのなかの個展に行って思ったのは、藤野の陶器市もアートフェスティバルのようなものだったのだなということでした。作品(陶器)を売るから「市」という名をつけているけれど、作品を見せるという役割も担っているのだから、アートフェスティバルだよなと。
友人の作品にも一つひとつ値段がつけられていましたし、芸術作品という売り物と思えば、そうなんだよなあ。
ただ、藤野で覚えた違和感は変わらないですけれど……。
そんななか、丹沢美術館で「逗子でもアートフェスティバルがあるんですよ~」という声を聞きました。
どうやら、丹沢アートフェスティバルよりも歴史は古いようです。
ということで、県内のそういったイベントを検索してみると、あるある。
ASHIGARAアートプロジェクト(アートフェスティバル)
極楽寺・稲村ヶ崎アートフェスティバル
逗子アートフェスティバル
県外、全国を見ても、たくさんのこういったイベントが行われていることを知りました。
これらのイベントに触れてみて思ったことがあります。
ゆとりがあるとき(たとえばバブル経済のとき)に芸術・文化が栄えるということを、これまでの歴史のなかで語られて(学んで)きましたが、これほどまでに経済が回らなくなった日本に必要なのは、やっぱり芸術・文化なんじゃないかということ。
これからは第3次産業だ、サービス業だ、と言われて久しいですよね。介護にしても保育にしても、全く経済の担い手として優遇されていないし、相変わらず第2次産業に力を入れている国に対して、日本の未来を全然考えていない。なぜ? と思います。
うちの地元では「手づくりマルシェ」というイベントが年に2回行われています。年々、集客数も伸び、3万人以上が訪れるというのです。
私自身は、前記事にも書いた通りに、素人に毛が生えたような人の「手づくり」がちょっと苦手なので、あんまり食指が動かないのですが、こういうものを必要としている人が多くなってきているということに着目すべきだと思うのです。
内需拡大をするためには、大手の製造業が作ったものではなく、これからは個人の手による「作品」なのではないかと。
ちょっと調べただけでも、これだけのアートフェスティバルや(陶器市や手づくりマルシェのような)市場があり、そこに集まる人も増えているという、この現象を考えのなかに入れないわけにはいかないのではないかと。アニメ産業が注目されていますが、一方でこういった個人による手づくり産業もあるのではないかと思うのです。
そう思うと、職人さんの仕事というのも、このなかに入るのかもしれません。
まあ、でもそういう意味では、もう個人個人で頑張るしかないんだよというようなことなのかもしれないけれど、その個人個人が繋がって未来を作っていくしか、日本には残されていないのではないかと感じています。
産直市場にしてもそうだし、第6次産業と言われるものも、こういったものの一つになるのでしょう。
話は壮大になってしまいますが、日本の製造業というのは、どんどん個人の手にかわっていくのではないかということ。
ゆとりがあるから芸術・文化ではなく、もう行きわたったから芸術・文化しか残っていない。個人の選択はそちらに向かっていると、そう感じた次第です。
ちょっとざーっと考えを記したわけですが、でもまだまだ考えが足りないような気もします。
このことは、これからもう少し深く考えてみようかと。
何かまた考えついたら書くかもしれません^^;
最後に、アートフェスティバルを調べていて行ってみたいと思ったところがここ。
てしかが極寒Artフェスティバル
極寒のなか、楽しそうだわ~。
おしまい。
おまけ。
秦野で不思議な場所がありました。観音堂と教会が向かい合っているんですよ。
この観音堂の向かいに・・・・・・。
この教会がある。
観音堂のとなりには神社もあったりして不思議な空間。
結構秦野は面白かったです、はい。
同じ県内だけれど [芸術・文化]
藤野ぐるっと陶器市に行ってきました。
猫のtbちゃんの投薬があるので、遠出ができず、さらに引き篭もりに拍車がかかっているところに、夫T君が車を出してくれるというので行ってきました。一度行ってみたいと思ったので、T君の申し出はありがたい。
車の免許は持っていて、取得した初めのころだけ運転はしてみたものの、これは私には向かないと思って運転を止めて早ウン年。しかし行ってみたいなあと思うところは、車でなければ行けないところが多くて、これでよかったのか、、、とこの年になってまた考えてしまっています。
どうなんでしょうね。まあ、いいや。
それはさておき、藤野ぐるっと陶器市。
「ぐるっと」とうたっているように、20ほどの会場に分かれています。その内の6つに行ってきました。
まずは「ふじのアートヴィレッジ」。
たどり着いてみて「あ、見たことがある風景」と思いました。
いくつかの小屋で構成されていて、その一つひとつでアート作品が販売されています。陶器市と言っていますが、陶器だけではなく、ガラス製品、革製品、木工などいろいろ。
またも猫飼いあるあるで、猫をモチーフにした陶芸作品を販売しているところで、猫の小さな植木鉢を購入してしまいました。
屋根にも猫。
次に向かったのが、「日だまりの家」、「静風舎」、「F's gallery」、「FOREST MARKET」の4つが集まった場所。
F's galleryは古民家を改装したような建物に設えられていて、テラスには食堂があり、面白い造りの場所でした。
ただし、テラスがまさに崖の上で、高所恐怖症の私にはNGなところでそそくさと退散^^;
FOREST MARKET、F's galleryも陶器だけではなく、藍染めがあったり、鉄の小物があったりといろいろ。
日だまりの家の外では、地場の無農薬のハーブや野菜が売られていて、いくつか購入しました。さすが、無農薬でしっかりと栽培しているせいか、食べてみると野趣あふれるというか、しっかりと野性味のある野菜でびっくり。普段どれだけ軟弱な野菜を食べていることか(笑) とはいえ、ちょっと強すぎる野菜は生では厳しいかもと思ったのも事実。火を通していただきましょう、はい。
そして最後に向かったのは、「gallery studio fujino」。
車を路上駐車して、この川を渡って会場に向かうように作られています。川から会場までの土手が急な階段状になっていたため(写真の階段ではありません)、ちょっとお年を召した方がのぼるのが実に難儀そうで、途中で「何でこんなところを行かなくてはいけないの」と嘆いていました。まあわからなくはない。
でも、足の悪い人が行くには無理がある。確かにそんな場所。
置いてあるのは陶器や竹製品、骨董などで、購入には至らなかったけれど、なかなか見ごたえのあるところでした。
食べ物もおしゃれな感じで用意されていて、あっちこっちを巡るのではなく、ずっとここでのんびりするというのもありかもしれないと思いました。
茶畑もあるんですよ。
「藤野里山茶」あるいは「足柄茶」という名で売られているようです。なるほど。
もうひとつ。「龍夢万華鏡工房」というところにも行ってみたかったのですが、なにしろ細い山道。山道は大丈夫だけど細い道を好まないT君に車の運転をしてもらうのは申し訳なく、その上、遅くなったら渋滞が心配でここで撤退。
とても天気の良い日だったので、いいドライブになりました。
なんというか、陶器市とは名ばかりのイベントとは思いました。芸術を見せるイベントですね。陶器市とはちょっと違うなと。(出店紹介を見ると確かに陶器ばかりなのだけれど、訪れた場所の違いか……。)
本音を言うと、田舎暮らしを始めた人たちの、「趣味」を見せられたような気が少ししたのも事実でして。
環境や作りは、実にいいところで、確かに田舎暮らしを始めるにはうってつけのところだと思うのだけれど、芸術を楽しんでいる人の集まり……。
田舎で現金収入が必要だという人もいるでしょう。一方で、ちょっとお金に余裕があって、田舎暮らしがしたくて、そして趣味の芸術作品を売ってもいいかなあ、という人たちもいるかなと感じたのです。
そういうのは私は苦手でして、共感できません。
なかには、欲しいと思うようなものを作っている人もいると思いますが、基本的には、そういう人の作ったものはあまり買う気にはならないのです。
才能があって、これからの成長を見てみたいと思うこともあるけれど、やっぱり素人にちょっと毛が生えた程度では「むむむ~」と思ってしまうんですよね。覚悟が感じられないと。
そうだな、覚悟。責任感と言ってもいい。自分の作ったものに覚悟があり、責任感がある人のものを見たいし、買いたいと思う。
益子の陶器市に行っても、そんなことを考えた一瞬がありました。作家さんの陶器も伝わって来るものと伝わって来ないものがある。それはある種の覚悟なんだろうなあと。
藤野では、芸術作品として販売している、とてもお高い陶器がありました。でもこれも違うな、と思ってしまい、実に複雑な心境になりました。「陶器市」なのですから、おそらく一般市場に比べればお安く設定していると思うのですが、それにしても高い。要するに、ただのgalleryなのではないかと受け取れる、そんな会場もありました。
覚悟のあるちゃんとした芸術作品だけど、「市」という趣旨に反しているよねと。人に見てもらうには、いい環境(イベント)ではあると思います。でもねえ。だったら銀座ででも開催したら? という感じ。
プライドなのかなあ。
切り詰めて、一生懸命生活して芸術作品を作っているんだなと思う一方で、こういうのを見せられてしまうと本当に唸るしかなく、眉間にしわを寄せてしまいました。斜めに見すぎなのかもしれないけれど。
ともあれ、藤野自体はいいところで楽しかったです。
次回は「丹沢アートフェスティバル」のことを少し。
おしまい。
猫のtbちゃんの投薬があるので、遠出ができず、さらに引き篭もりに拍車がかかっているところに、夫T君が車を出してくれるというので行ってきました。一度行ってみたいと思ったので、T君の申し出はありがたい。
車の免許は持っていて、取得した初めのころだけ運転はしてみたものの、これは私には向かないと思って運転を止めて早ウン年。しかし行ってみたいなあと思うところは、車でなければ行けないところが多くて、これでよかったのか、、、とこの年になってまた考えてしまっています。
どうなんでしょうね。まあ、いいや。
それはさておき、藤野ぐるっと陶器市。
「ぐるっと」とうたっているように、20ほどの会場に分かれています。その内の6つに行ってきました。
まずは「ふじのアートヴィレッジ」。
たどり着いてみて「あ、見たことがある風景」と思いました。
いくつかの小屋で構成されていて、その一つひとつでアート作品が販売されています。陶器市と言っていますが、陶器だけではなく、ガラス製品、革製品、木工などいろいろ。
またも猫飼いあるあるで、猫をモチーフにした陶芸作品を販売しているところで、猫の小さな植木鉢を購入してしまいました。
屋根にも猫。
次に向かったのが、「日だまりの家」、「静風舎」、「F's gallery」、「FOREST MARKET」の4つが集まった場所。
F's galleryは古民家を改装したような建物に設えられていて、テラスには食堂があり、面白い造りの場所でした。
ただし、テラスがまさに崖の上で、高所恐怖症の私にはNGなところでそそくさと退散^^;
FOREST MARKET、F's galleryも陶器だけではなく、藍染めがあったり、鉄の小物があったりといろいろ。
日だまりの家の外では、地場の無農薬のハーブや野菜が売られていて、いくつか購入しました。さすが、無農薬でしっかりと栽培しているせいか、食べてみると野趣あふれるというか、しっかりと野性味のある野菜でびっくり。普段どれだけ軟弱な野菜を食べていることか(笑) とはいえ、ちょっと強すぎる野菜は生では厳しいかもと思ったのも事実。火を通していただきましょう、はい。
そして最後に向かったのは、「gallery studio fujino」。
車を路上駐車して、この川を渡って会場に向かうように作られています。川から会場までの土手が急な階段状になっていたため(写真の階段ではありません)、ちょっとお年を召した方がのぼるのが実に難儀そうで、途中で「何でこんなところを行かなくてはいけないの」と嘆いていました。まあわからなくはない。
でも、足の悪い人が行くには無理がある。確かにそんな場所。
置いてあるのは陶器や竹製品、骨董などで、購入には至らなかったけれど、なかなか見ごたえのあるところでした。
食べ物もおしゃれな感じで用意されていて、あっちこっちを巡るのではなく、ずっとここでのんびりするというのもありかもしれないと思いました。
茶畑もあるんですよ。
「藤野里山茶」あるいは「足柄茶」という名で売られているようです。なるほど。
もうひとつ。「龍夢万華鏡工房」というところにも行ってみたかったのですが、なにしろ細い山道。山道は大丈夫だけど細い道を好まないT君に車の運転をしてもらうのは申し訳なく、その上、遅くなったら渋滞が心配でここで撤退。
とても天気の良い日だったので、いいドライブになりました。
なんというか、陶器市とは名ばかりのイベントとは思いました。芸術を見せるイベントですね。陶器市とはちょっと違うなと。(出店紹介を見ると確かに陶器ばかりなのだけれど、訪れた場所の違いか……。)
本音を言うと、田舎暮らしを始めた人たちの、「趣味」を見せられたような気が少ししたのも事実でして。
環境や作りは、実にいいところで、確かに田舎暮らしを始めるにはうってつけのところだと思うのだけれど、芸術を楽しんでいる人の集まり……。
田舎で現金収入が必要だという人もいるでしょう。一方で、ちょっとお金に余裕があって、田舎暮らしがしたくて、そして趣味の芸術作品を売ってもいいかなあ、という人たちもいるかなと感じたのです。
そういうのは私は苦手でして、共感できません。
なかには、欲しいと思うようなものを作っている人もいると思いますが、基本的には、そういう人の作ったものはあまり買う気にはならないのです。
才能があって、これからの成長を見てみたいと思うこともあるけれど、やっぱり素人にちょっと毛が生えた程度では「むむむ~」と思ってしまうんですよね。覚悟が感じられないと。
そうだな、覚悟。責任感と言ってもいい。自分の作ったものに覚悟があり、責任感がある人のものを見たいし、買いたいと思う。
益子の陶器市に行っても、そんなことを考えた一瞬がありました。作家さんの陶器も伝わって来るものと伝わって来ないものがある。それはある種の覚悟なんだろうなあと。
藤野では、芸術作品として販売している、とてもお高い陶器がありました。でもこれも違うな、と思ってしまい、実に複雑な心境になりました。「陶器市」なのですから、おそらく一般市場に比べればお安く設定していると思うのですが、それにしても高い。要するに、ただのgalleryなのではないかと受け取れる、そんな会場もありました。
覚悟のあるちゃんとした芸術作品だけど、「市」という趣旨に反しているよねと。人に見てもらうには、いい環境(イベント)ではあると思います。でもねえ。だったら銀座ででも開催したら? という感じ。
プライドなのかなあ。
切り詰めて、一生懸命生活して芸術作品を作っているんだなと思う一方で、こういうのを見せられてしまうと本当に唸るしかなく、眉間にしわを寄せてしまいました。斜めに見すぎなのかもしれないけれど。
ともあれ、藤野自体はいいところで楽しかったです。
次回は「丹沢アートフェスティバル」のことを少し。
おしまい。
GW中のできごと2 [スポーツ]
GW中はゴルフ、陶器市と行って、週末には秩父宮ラグビー場までラグビースーパーリーグの試合を観に行ってきました。サンウルブズの試合です。
前日本代表のヘッドコーチ、エディ・ジョーンズさんの肝いりでスーパーリーグの参加が決まったサンウルブズでしたが、参加するまでは揉めに揉め、いろいろあったようです。登録する選手の問題とか、何だかいろいろ。
それでも1チーム、アジアからの参加というのはすばらしいことなのではないかと私は思っています。
南半球のオーストラリアとニュージーランド、南アフリカのチームばかりですからね。アジアはラグビーの辺境地みたいな感じを打開するためにも、サンウルブズができたというのはいいこと。
日本代表が強くなるためにも、アジアでラグビーが多く観られることになるためにも、必要なこととエディ・ジョーンズさんは考えていたのだと思うのです。
とはいえ、やっぱりあんまり強くない^^;
今回、観に行ったひとつ前の試合で、ようやく勝つことができたという具合です。
まーまーまー。
試合前のウォーミングアップ風景。
控室に戻ろうとする選手たち。いい体をしているわ~。
フォースの選手たち出場。
オーストラリアのチーム、フォースのサポーターさんたちが、恐らくオーストラリアから訪れていたのでしょう。結構、多く観戦客に交じっていました。そのサポーター陣が熱いったらない。わざわざ遠征してくるくらいですから、相当な熱のこもりようなんだろうなあと思って眺めてしまいました。
サンウルブズの入場風景は動画で撮ってしまったので、ちょっとここにはあげられず^^;
そして試合。
なんかね、トゥシ・ピシ選手の調子がよくない。コンバージョンが決まらない決まらない。せっかく4トライあげているのに、コンバージョンは1回しか決まらなくて本当に残念でした。
結果。
まーまーま、しょうがないな。
負傷休場明けの山田選手がひとりキレッキレでしたが、ほかの選手は疲れがあったのか、暑かったということもありましょうが、動きが非常に悪く、フォースの選手たちの動きの速さについて行けていなかったという印象が残りました。
連戦だからかなあ。
この後、14日にシンガポールで行われたストマーズ戦では、いいところまで行ったのに、最後にトライを決められてしまうもったいない試合をしていて、もう一歩という感じですかねえ。
次は五郎丸選手がいるレッズ戦。TV観戦となりますが、楽しみにしています。
そしてラグビー観戦後は、のろのろと外苑前から渋谷まで歩いて早めの夕食。
むかーしからある渋谷の台湾料理屋さん「麗郷」で、名物料理(シジミ、腸詰)をいただいてきました。
金針菜は私の大好物で、メニューを見て即決め。美味しかったです^^
そんなこんなのGWでした。
おしまい。
前日本代表のヘッドコーチ、エディ・ジョーンズさんの肝いりでスーパーリーグの参加が決まったサンウルブズでしたが、参加するまでは揉めに揉め、いろいろあったようです。登録する選手の問題とか、何だかいろいろ。
それでも1チーム、アジアからの参加というのはすばらしいことなのではないかと私は思っています。
南半球のオーストラリアとニュージーランド、南アフリカのチームばかりですからね。アジアはラグビーの辺境地みたいな感じを打開するためにも、サンウルブズができたというのはいいこと。
日本代表が強くなるためにも、アジアでラグビーが多く観られることになるためにも、必要なこととエディ・ジョーンズさんは考えていたのだと思うのです。
とはいえ、やっぱりあんまり強くない^^;
今回、観に行ったひとつ前の試合で、ようやく勝つことができたという具合です。
まーまーまー。
試合前のウォーミングアップ風景。
控室に戻ろうとする選手たち。いい体をしているわ~。
フォースの選手たち出場。
オーストラリアのチーム、フォースのサポーターさんたちが、恐らくオーストラリアから訪れていたのでしょう。結構、多く観戦客に交じっていました。そのサポーター陣が熱いったらない。わざわざ遠征してくるくらいですから、相当な熱のこもりようなんだろうなあと思って眺めてしまいました。
サンウルブズの入場風景は動画で撮ってしまったので、ちょっとここにはあげられず^^;
そして試合。
なんかね、トゥシ・ピシ選手の調子がよくない。コンバージョンが決まらない決まらない。せっかく4トライあげているのに、コンバージョンは1回しか決まらなくて本当に残念でした。
結果。
まーまーま、しょうがないな。
負傷休場明けの山田選手がひとりキレッキレでしたが、ほかの選手は疲れがあったのか、暑かったということもありましょうが、動きが非常に悪く、フォースの選手たちの動きの速さについて行けていなかったという印象が残りました。
連戦だからかなあ。
この後、14日にシンガポールで行われたストマーズ戦では、いいところまで行ったのに、最後にトライを決められてしまうもったいない試合をしていて、もう一歩という感じですかねえ。
次は五郎丸選手がいるレッズ戦。TV観戦となりますが、楽しみにしています。
そしてラグビー観戦後は、のろのろと外苑前から渋谷まで歩いて早めの夕食。
むかーしからある渋谷の台湾料理屋さん「麗郷」で、名物料理(シジミ、腸詰)をいただいてきました。
金針菜は私の大好物で、メニューを見て即決め。美味しかったです^^
そんなこんなのGWでした。
おしまい。
GW中のできごと [旅話]
GW中は泊まりの旅行はできないので(猫のTBちゃんに薬を飲ませないといけないため)、日帰りでいくつか遊んできました。
まずはGW恒例のゴルフ。一昨年まで一緒に行っていた友人のひとりが、体調が悪くてゴルフができなくなってしまったために、最近では夫T君との2人ゴルフとなっています。
仕方ないっちゃー仕方がないのだけど、ちょっとさびしいゴルフになりました。ま、練習ですよ、練習(笑)
もっともコンペなどには出場しないので、練習もへったくれもないのですが。
ゴルフの帰りは御殿場で3重事故が発生していて、何時に帰れるか全く見当がつかず、結局箱根の山越えを選択して帰ってきました。T君、大活躍^^;
そんなに渋滞が起きそうもないと思っていたのに、事故じゃあねえ。
そして、その後もう一つ、ゴルフの予定が入っていたのですが、暴風雨の予報が出ていたために延期。(←これは本当に延期してよかったです。プレーを予定していたゴルフ場は房総半島にあって、予定の日のお昼前からアクアラインが通行止め! 行ったとしても帰ってくるのが大変だったはず。)
で、その日、ゴルフが延期になったから、益子の「陶器市」へGO!
私もですが、T君も陶器市好き。(もっと遠方まで行ける状況であったならば、有田まで行っているんですけどね、TBちゃんが心配ですからいけません;;)
そんなわけで益子です。
台風一過のようでいい天気でした。
風がとにかく強かったので、テントの設営ができずに四苦八苦している人たちが多くて、朝の内は大変そうでした。
せっかくの作品が割れてしまったところもあるよう……。
昨年は笠間に行ったのですが、暑かった印象があって、今年は半袖のポロシャツを着て行ったのですよ。これ正解。この日はぐんぐん気温が上昇して、帰ってきてニュースを見たら佐野で30℃超えという報道がされていました。夏だわ(笑)
日差しが強くなりました。
作家さんのテント、窯元さんのテントと、さまざまな陶器を見ることができます。
何度か陶器市に行ってみてたどり着いた先(目的)は、最終的には作家さんの作品を購入することかなあ……と。
セットの食器もいいのですが、もうこの年齢になってくると、気に入った陶器をちょっとずつ集めるのがいいかなという気がしています。大皿もそんなに要らなくなりました。
そして一息。
2キロぐらい歩きまわって暑くなったので、ちょっと一杯。
その後、さらに何キロか歩き回って汗がダッラダラでした^^;
戦利品の一部ですが、こんな感じ。
作家さんの名前を聞いてくるのを忘れるという痛恨のミスを犯しましたが……。
左側の作品は、一昨年益子に行ったときに購入した豆皿が気に入って、同じ人の作品が欲しいなあと思っていたものでした。長皿が欲しかったのですが、なかったのが残念。右上は絵柄が気に入って即購入。
右下のリサ・ラーソンの絵皿と猫の置物は、たまたま展示会が開催されたので、せっかくだからと手に入れたものでした。リサ・ラーソンさんの面白いところは、益子焼、波佐見焼で陶器を作っているという点。どちらも普段使いの多い焼き物というのが好印象。もっともちゃんとした作品はべらぼうにお高くて、手が出ませんでした~。
そんなGW。
もう一回だけつづく。
まずはGW恒例のゴルフ。一昨年まで一緒に行っていた友人のひとりが、体調が悪くてゴルフができなくなってしまったために、最近では夫T君との2人ゴルフとなっています。
仕方ないっちゃー仕方がないのだけど、ちょっとさびしいゴルフになりました。ま、練習ですよ、練習(笑)
もっともコンペなどには出場しないので、練習もへったくれもないのですが。
ゴルフの帰りは御殿場で3重事故が発生していて、何時に帰れるか全く見当がつかず、結局箱根の山越えを選択して帰ってきました。T君、大活躍^^;
そんなに渋滞が起きそうもないと思っていたのに、事故じゃあねえ。
そして、その後もう一つ、ゴルフの予定が入っていたのですが、暴風雨の予報が出ていたために延期。(←これは本当に延期してよかったです。プレーを予定していたゴルフ場は房総半島にあって、予定の日のお昼前からアクアラインが通行止め! 行ったとしても帰ってくるのが大変だったはず。)
で、その日、ゴルフが延期になったから、益子の「陶器市」へGO!
私もですが、T君も陶器市好き。(もっと遠方まで行ける状況であったならば、有田まで行っているんですけどね、TBちゃんが心配ですからいけません;;)
そんなわけで益子です。
台風一過のようでいい天気でした。
風がとにかく強かったので、テントの設営ができずに四苦八苦している人たちが多くて、朝の内は大変そうでした。
せっかくの作品が割れてしまったところもあるよう……。
昨年は笠間に行ったのですが、暑かった印象があって、今年は半袖のポロシャツを着て行ったのですよ。これ正解。この日はぐんぐん気温が上昇して、帰ってきてニュースを見たら佐野で30℃超えという報道がされていました。夏だわ(笑)
日差しが強くなりました。
作家さんのテント、窯元さんのテントと、さまざまな陶器を見ることができます。
何度か陶器市に行ってみてたどり着いた先(目的)は、最終的には作家さんの作品を購入することかなあ……と。
セットの食器もいいのですが、もうこの年齢になってくると、気に入った陶器をちょっとずつ集めるのがいいかなという気がしています。大皿もそんなに要らなくなりました。
そして一息。
2キロぐらい歩きまわって暑くなったので、ちょっと一杯。
その後、さらに何キロか歩き回って汗がダッラダラでした^^;
戦利品の一部ですが、こんな感じ。
作家さんの名前を聞いてくるのを忘れるという痛恨のミスを犯しましたが……。
左側の作品は、一昨年益子に行ったときに購入した豆皿が気に入って、同じ人の作品が欲しいなあと思っていたものでした。長皿が欲しかったのですが、なかったのが残念。右上は絵柄が気に入って即購入。
右下のリサ・ラーソンの絵皿と猫の置物は、たまたま展示会が開催されたので、せっかくだからと手に入れたものでした。リサ・ラーソンさんの面白いところは、益子焼、波佐見焼で陶器を作っているという点。どちらも普段使いの多い焼き物というのが好印象。もっともちゃんとした作品はべらぼうにお高くて、手が出ませんでした~。
そんなGW。
もう一回だけつづく。