盗作はいかんよね。 [プンプン]
ある企業のサイトに、私が撮った写真が掲載されています。もちろんギャラをもらって撮影したもの。
風景写真なのですが、目的がはっきりとした商業的な写真です。なので、契約上その写真の著作権は、そのサイトを運営している企業に置かれ、私もそれを了承しています。
その写真をチラシに使いたいと、ほかの企業からサイトを運営する企業に連絡がありました。
著作権はサイトを運営する企業にあるのですから、そこでOKを出せばいいものなのですが、わざわざ撮影者の私に連絡をくれました。「使いたいと言っている企業があるけれどいいでしょうか」と許諾を得に連絡をしてきたのです。
私には著作権はないですから、「どうぞどうぞ」と言うだけですが、真っ当な(良心的な)企業というものは、こうして連絡をしてくるのですよ。
きっと、私の知らないところで、私が撮った写真を目にすることもあるだろうという想像があったのだと思います。そうなる前に連絡をしておかなくては、と思ったのでしょう。社内の人間が撮ったのならまだしも、社外の人間の私が撮った写真であり、全く知らない企業が使用するというのですから、そりゃ一言伝えておかなくてはと思うものです。
今回のオリンピックエンブレムの騒動を見ていて思ったことは、そういったごくごく常識的に行うべきものが行われずに、そのまま来ていたことに驚きを隠せませんでした。
いや全くを持って驚きです。
オリンピックエンブレムをデザインしたと言われる佐野研二郎さんが、ずいぶんとバッシングを受けているようですが、ちゃんとした社会人が、どうしてこのようなことを怠ったのか、不思議でなりません。
ちゃんとした社会生活を送っている社会人が、彼をバッシングしてもおかしくない騒動だと思っています。
こんな個人のブログでも、著作権については非常に気にしてしまうときもあるのに。
他の人の文章を用いるときも、転載ではなく引用と判断できるように、気を配っているのに。
佐野研二郎さんのオリンピックエンブレムのデザインは好きではありませんでした。おそらく初めて見たときに「あれ?」と思った人は多く存在すると思います。「これが優秀なデザインだというのか?」と。
何だか納得がいかない。でも、これに決まったのなら……、という感じだったのではないかと思います。
ところがです。やっぱり初めて見たときに「あれ?」に、妙な既視感があったのだろうと思います。「何かに似ている」と。「何かがおかしい」と。
それからですよ。ぼろぼろぼろぼろと呆れるほど出てきて。
出来レースと言われても仕方のないようなプロセスで、エンブレムは決められていたようですしね。
新国立競技場のゴタゴタを思い出します。
あのデザインも決定までのプロセスが伝わってきていなかったということに、大きな問題があったということ。
つまりはプロセスを伝えたくない人たちがいたのだろうということです。
それはどんな人たちかと考えると、要するに利権に巣食う人々でしょう。
自分たちの思った通りに事を運んで、懐を温めたいと思っているような人々です。
何だかね。
最近、利権まみれの人たちも、益々頭が悪くなっているのではないかな、と思います。「もう少し上手にやったら?」と皮肉に思うほどやり方が杜撰。
国民をバカにしているとしか思えないです。国民はバカだから見つからないだろう、くらいに思っていたのか……。
あまりにもバカバカしくて、ポカーンとなるような騒動の数々です。
安倍さんもね(←一応、「さん」付け)。何度も言っている「丁寧に説明する」という意味がわかっておられないようで。情けない。(ついでに秘密保護法なんていうのは、こういったことが起こる前に蓋をしてしまえ的な法律ですよ。劣化のなれの果ての法律なのかと、いま思いました)。
それだけ、政治家も官僚も、その周辺の人々も、劣化してきているのかとガックリです。
しかし、盗作はいかんよ、盗作は。そして、無断で人の作品を使うのもいかんよ。一言、許諾を得ればいいことなのに。お金が必要ならば、お金を払えばいいことなのに。手抜きしすぎ。
これで一流のデザイナーかと思うと、それこそ世も末。
ほかのデザイナーさんたちがかわいそうだと思った一件でした。
おしまい。
つば九郎もやるなあ~(笑)
http://tsubamesoku.blog.jp/archives/1039296189.html
風景写真なのですが、目的がはっきりとした商業的な写真です。なので、契約上その写真の著作権は、そのサイトを運営している企業に置かれ、私もそれを了承しています。
その写真をチラシに使いたいと、ほかの企業からサイトを運営する企業に連絡がありました。
著作権はサイトを運営する企業にあるのですから、そこでOKを出せばいいものなのですが、わざわざ撮影者の私に連絡をくれました。「使いたいと言っている企業があるけれどいいでしょうか」と許諾を得に連絡をしてきたのです。
私には著作権はないですから、「どうぞどうぞ」と言うだけですが、真っ当な(良心的な)企業というものは、こうして連絡をしてくるのですよ。
きっと、私の知らないところで、私が撮った写真を目にすることもあるだろうという想像があったのだと思います。そうなる前に連絡をしておかなくては、と思ったのでしょう。社内の人間が撮ったのならまだしも、社外の人間の私が撮った写真であり、全く知らない企業が使用するというのですから、そりゃ一言伝えておかなくてはと思うものです。
今回のオリンピックエンブレムの騒動を見ていて思ったことは、そういったごくごく常識的に行うべきものが行われずに、そのまま来ていたことに驚きを隠せませんでした。
いや全くを持って驚きです。
オリンピックエンブレムをデザインしたと言われる佐野研二郎さんが、ずいぶんとバッシングを受けているようですが、ちゃんとした社会人が、どうしてこのようなことを怠ったのか、不思議でなりません。
ちゃんとした社会生活を送っている社会人が、彼をバッシングしてもおかしくない騒動だと思っています。
こんな個人のブログでも、著作権については非常に気にしてしまうときもあるのに。
他の人の文章を用いるときも、転載ではなく引用と判断できるように、気を配っているのに。
佐野研二郎さんのオリンピックエンブレムのデザインは好きではありませんでした。おそらく初めて見たときに「あれ?」と思った人は多く存在すると思います。「これが優秀なデザインだというのか?」と。
何だか納得がいかない。でも、これに決まったのなら……、という感じだったのではないかと思います。
ところがです。やっぱり初めて見たときに「あれ?」に、妙な既視感があったのだろうと思います。「何かに似ている」と。「何かがおかしい」と。
それからですよ。ぼろぼろぼろぼろと呆れるほど出てきて。
出来レースと言われても仕方のないようなプロセスで、エンブレムは決められていたようですしね。
新国立競技場のゴタゴタを思い出します。
あのデザインも決定までのプロセスが伝わってきていなかったということに、大きな問題があったということ。
つまりはプロセスを伝えたくない人たちがいたのだろうということです。
それはどんな人たちかと考えると、要するに利権に巣食う人々でしょう。
自分たちの思った通りに事を運んで、懐を温めたいと思っているような人々です。
何だかね。
最近、利権まみれの人たちも、益々頭が悪くなっているのではないかな、と思います。「もう少し上手にやったら?」と皮肉に思うほどやり方が杜撰。
国民をバカにしているとしか思えないです。国民はバカだから見つからないだろう、くらいに思っていたのか……。
あまりにもバカバカしくて、ポカーンとなるような騒動の数々です。
安倍さんもね(←一応、「さん」付け)。何度も言っている「丁寧に説明する」という意味がわかっておられないようで。情けない。(ついでに秘密保護法なんていうのは、こういったことが起こる前に蓋をしてしまえ的な法律ですよ。劣化のなれの果ての法律なのかと、いま思いました)。
それだけ、政治家も官僚も、その周辺の人々も、劣化してきているのかとガックリです。
しかし、盗作はいかんよ、盗作は。そして、無断で人の作品を使うのもいかんよ。一言、許諾を得ればいいことなのに。お金が必要ならば、お金を払えばいいことなのに。手抜きしすぎ。
これで一流のデザイナーかと思うと、それこそ世も末。
ほかのデザイナーさんたちがかわいそうだと思った一件でした。
おしまい。
つば九郎もやるなあ~(笑)
http://tsubamesoku.blog.jp/archives/1039296189.html