Merry Christmas [日記]
先週の頭に突然PCがうんともすんとも言わなくなり(電源からして全く入らない)、あたふたしていました。
いろいろと手を尽くしてみましたが、マザーボードがいかれてしまっているということが分かり、この年末の忙しい時期に修理に出す羽目に……。2,3週間かかるらしく、お手上げ状態です;;
しかし、一方、仕事がない時期でよかった~と胸をなで下ろしております。これが仕事中だったら、泣くどころの騒ぎではなく、PCに入っているデータを救出して、新しいPCを買う勢いだったのではなかろうかと。
ふぅ~。
外付けのHDDに少し前のバックアップがあったので、これも幸い。
まめにバックアップを取るべきであると、本当に思いましたよ。ま~外付けのHDDも壊れたことがあるんでね~。なんかもう不安はつきませんが、そろそろクラウドを利用しなくてはいけないことになるのかなあ、なんて遠い目にもなっておりますが。
なんかITに、ちょっとついて行けなくなりつつある今日この頃。年を感じていますわ~。
ちなみにこの記事は、テレビ兼用で使っているPCがありまして、そこから更新作業を行っています。
このPCとはあんまり相性がよくなくて、キーボードの誤作動に振り回されているんですけどね(笑)
でも、予備に使えるPCがあったのも幸いでございます。
ということで、写真のバックアップもどこへやらということもありまして、今年の更新はこれにて終了といたします。
今年もいろんなことがありました。
新年早々、東名高速道路上で追突をされたり、函館へ飛び立ってみれば着陸できずに札幌まで飛んで引き返されたりと、アクシデントに見舞われたりしました。
その後、何事もなく過ごしていましたが、何度か義母が倒れるということも。
実際は倒れるというより、気持ちと体とのギャップにうまく対応できずに、精神的に病んできているのではないかという感じなのですが、具合が悪くなるたびに救急車を呼んで運ばれてしまうので、近くにいる私が招集されて行くという。
毎回面倒くさいことになるのでね、大変です(現在進行形)^^;
こうやって具合が悪くなる間隔が短くなってきて、本格的な介護が始まるんだろうと思います。認知症ではないのが救いなのですが、いつ呆け始めるのか、時間の問題かなあ。
こんなアクシデントもありましたが、弾丸の旅にいくつか出ました。
雪で飛行機が長い時間も上空待機した函館・札幌の旅(これは弾丸ではないけれど)。
その後、夫T君の出張にかこつけて、弾丸札幌、弾丸京都。T君、永年勤続のご褒美の北海道旅行に弾丸同行で知床。
嬬恋へ一泊ゴルフ旅行をしたし、万座へもスキーをしに行っていました。結構楽しんでた!(笑)
アメリカ在住の友人の帰国に合わせて温泉にも行ったな~。
年の後半は、ライヴ活動と展覧会へいくつか行って、インプットもずいぶんしています。
義兄嫁のお父さんが亡くなり、赤瀬川さんが亡くなったということもあったけれど(これはなぜか続きました)。
大きな災害もなく、どうしようもない政府だけど平和な日々で、自分自身は大きな病気にかかることもなく
健やかに過ごせてよかったと思っています。
皆さんは、どんな一年だったでしょうか。
今年一年、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
Best wishes for a wonderful year !
いろいろと手を尽くしてみましたが、マザーボードがいかれてしまっているということが分かり、この年末の忙しい時期に修理に出す羽目に……。2,3週間かかるらしく、お手上げ状態です;;
しかし、一方、仕事がない時期でよかった~と胸をなで下ろしております。これが仕事中だったら、泣くどころの騒ぎではなく、PCに入っているデータを救出して、新しいPCを買う勢いだったのではなかろうかと。
ふぅ~。
外付けのHDDに少し前のバックアップがあったので、これも幸い。
まめにバックアップを取るべきであると、本当に思いましたよ。ま~外付けのHDDも壊れたことがあるんでね~。なんかもう不安はつきませんが、そろそろクラウドを利用しなくてはいけないことになるのかなあ、なんて遠い目にもなっておりますが。
なんかITに、ちょっとついて行けなくなりつつある今日この頃。年を感じていますわ~。
ちなみにこの記事は、テレビ兼用で使っているPCがありまして、そこから更新作業を行っています。
このPCとはあんまり相性がよくなくて、キーボードの誤作動に振り回されているんですけどね(笑)
でも、予備に使えるPCがあったのも幸いでございます。
ということで、写真のバックアップもどこへやらということもありまして、今年の更新はこれにて終了といたします。
今年もいろんなことがありました。
新年早々、東名高速道路上で追突をされたり、函館へ飛び立ってみれば着陸できずに札幌まで飛んで引き返されたりと、アクシデントに見舞われたりしました。
その後、何事もなく過ごしていましたが、何度か義母が倒れるということも。
実際は倒れるというより、気持ちと体とのギャップにうまく対応できずに、精神的に病んできているのではないかという感じなのですが、具合が悪くなるたびに救急車を呼んで運ばれてしまうので、近くにいる私が招集されて行くという。
毎回面倒くさいことになるのでね、大変です(現在進行形)^^;
こうやって具合が悪くなる間隔が短くなってきて、本格的な介護が始まるんだろうと思います。認知症ではないのが救いなのですが、いつ呆け始めるのか、時間の問題かなあ。
こんなアクシデントもありましたが、弾丸の旅にいくつか出ました。
雪で飛行機が長い時間も上空待機した函館・札幌の旅(これは弾丸ではないけれど)。
その後、夫T君の出張にかこつけて、弾丸札幌、弾丸京都。T君、永年勤続のご褒美の北海道旅行に弾丸同行で知床。
嬬恋へ一泊ゴルフ旅行をしたし、万座へもスキーをしに行っていました。結構楽しんでた!(笑)
アメリカ在住の友人の帰国に合わせて温泉にも行ったな~。
年の後半は、ライヴ活動と展覧会へいくつか行って、インプットもずいぶんしています。
義兄嫁のお父さんが亡くなり、赤瀬川さんが亡くなったということもあったけれど(これはなぜか続きました)。
大きな災害もなく、どうしようもない政府だけど平和な日々で、自分自身は大きな病気にかかることもなく
健やかに過ごせてよかったと思っています。
皆さんは、どんな一年だったでしょうか。
今年一年、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
Best wishes for a wonderful year !
誕生月間終了~展覧会の話 [芸術・文化]
誕生月間は終了~! いろいろとイベントを用意し、盛りだくさんの11月でした。
ゴルフには行っていないけど^^;
そして今回の誕生月間は前記事のキヨシロー、赤瀬川さんの展覧会を含め、いくつか展覧会に足を延ばし、とても楽しく過ごしました。
最後に行ったのはこちらの展覧会。
行われたのは、あの懐かしの渋谷パルコのなかにあるギャラリーでした。
私にとって渋谷は鬼門なので、あまり行きたくない場所ではあるのですが、とても好きだったナンシーさんの展覧会とあれば行かないわけにはいきません(以下、敬称略)。
これまで写真撮影不可が多かった展覧会も、最近では撮影可の場所が増えてきました。
ということで、ナンシーの展覧会で写真が撮れたのはこれ。
「馬場かよ」……って突っ込みの声が聞こえてきそうですが(笑)
こんな展示も。
さあ、誰でしょう?
亡き人の作品展示は、その企画者(キュレーター含む)の手腕にかかっていると思うのですが……たとえばコンセプトとか、メインとするものとか。
前記事でキヨシローの残念な展覧会に対して、ナンシー関の「顔面遊園地~ナンシー関 消しゴムの鬼~」はよくできていました。素晴らしかった。
これは町山広美さんが手がけられていて、ナンシーと友人関係にあり、ずいぶんと対談もしていたと思います。共著もありますね。
そんな人が企画し、展示に携わったからでしょう。ナンシーの文章(名言)を抜き取った垂れ幕のようなものが、展示されていたのですが、それがいちいち面白い。いいところを抜き出していると感じました。
また消しゴムの分類も秀逸で、これはナンシーのことがわかってないとできないと感心しました。
うまい! の一言。いい展覧会でした。
ついでを言えば、渋谷パルコという場所。その文化的背景が、実にナンシー関とマッチしている。キヨシローの宝塚と違って、渋谷はピッタリな感じ。
はじめナンシーのこの展覧会は大阪で行われました。そのとき、やっぱり「なんで大阪?」と思ったものです。果たして大阪での評価というのはどうだったのでしょうか。観に行っていないので、こればっかりはわかりませんが。
今回の渋谷での展示風景はこちらで見られます。→●
好きだった丁稚。
そして12月。師走となったときに行ってきたのは、資生堂ギャラリーで行われている荒木経惟さんの写真展です。
目を凝らしてみると、着ぶくれした私も写っていますが(笑)
「荒木経惟 往生写集-東ノ空・PARADISE」と題された写真展。
荒木さんのいまの心象が写しだされているかのような写真の数々でした。
こちらは太っ腹で、すべて撮影可。
この展示が素晴らしい。
(パノラマ写真はクリックすると大きくなります)
ギャラリーの壁にもう一枚壁を作って、窓枠をはめているのです。その窓枠に空の写真を収めて、地上の写真はその下にマウントせずに貼り付けています。
素晴らしいと思ったのは、この窓枠の位置。まるで本当に空を見上げるような位置に空の写真があるのです。
この写真(空)を見上げるという動作が、なんだかとても感動を呼び起こすわけで、じわーっと心に染み入ってきました。
「ああ、荒木さんは、いまこんな心境なんだ」と。
これは現場に行って観ないとわからないと思います。
もう一つはカラーの写真の数々で、耽美な印象を受けるもの。
つくづく芸術家である荒木経惟を感じました。
こういう、いま生きている人の写真展というのはご本人の意向がはっきりとしていて、観るほうも、その才能をダイレクトに受け取ることができます。
これは生きたもん勝ちという気がしないでもありませんが、本人が選択できる強みというものがあるのでしょうね。亡き人の展覧会については、本当に企画者の解釈だったり器だったり、そんなことで出来上がりが左右されるという、何とも致し方ない現実があると。
今回、キヨシロー、ナンシー、アラーキーの展覧会に行って、しみじみと感じたことでした。
芸術の秋でもありましたわ~。あんまりアカデミックではないですが^^;
あ、そうだ。赤瀬川さんの町田市立文学館で行われている展覧会にも行っていました。こちらは、改めて次回に。
おわりです。
ゴルフには行っていないけど^^;
そして今回の誕生月間は前記事のキヨシロー、赤瀬川さんの展覧会を含め、いくつか展覧会に足を延ばし、とても楽しく過ごしました。
最後に行ったのはこちらの展覧会。
行われたのは、あの懐かしの渋谷パルコのなかにあるギャラリーでした。
私にとって渋谷は鬼門なので、あまり行きたくない場所ではあるのですが、とても好きだったナンシーさんの展覧会とあれば行かないわけにはいきません(以下、敬称略)。
これまで写真撮影不可が多かった展覧会も、最近では撮影可の場所が増えてきました。
ということで、ナンシーの展覧会で写真が撮れたのはこれ。
「馬場かよ」……って突っ込みの声が聞こえてきそうですが(笑)
こんな展示も。
さあ、誰でしょう?
亡き人の作品展示は、その企画者(キュレーター含む)の手腕にかかっていると思うのですが……たとえばコンセプトとか、メインとするものとか。
前記事でキヨシローの残念な展覧会に対して、ナンシー関の「顔面遊園地~ナンシー関 消しゴムの鬼~」はよくできていました。素晴らしかった。
これは町山広美さんが手がけられていて、ナンシーと友人関係にあり、ずいぶんと対談もしていたと思います。共著もありますね。
そんな人が企画し、展示に携わったからでしょう。ナンシーの文章(名言)を抜き取った垂れ幕のようなものが、展示されていたのですが、それがいちいち面白い。いいところを抜き出していると感じました。
また消しゴムの分類も秀逸で、これはナンシーのことがわかってないとできないと感心しました。
うまい! の一言。いい展覧会でした。
ついでを言えば、渋谷パルコという場所。その文化的背景が、実にナンシー関とマッチしている。キヨシローの宝塚と違って、渋谷はピッタリな感じ。
はじめナンシーのこの展覧会は大阪で行われました。そのとき、やっぱり「なんで大阪?」と思ったものです。果たして大阪での評価というのはどうだったのでしょうか。観に行っていないので、こればっかりはわかりませんが。
今回の渋谷での展示風景はこちらで見られます。→●
好きだった丁稚。
そして12月。師走となったときに行ってきたのは、資生堂ギャラリーで行われている荒木経惟さんの写真展です。
目を凝らしてみると、着ぶくれした私も写っていますが(笑)
「荒木経惟 往生写集-東ノ空・PARADISE」と題された写真展。
荒木さんのいまの心象が写しだされているかのような写真の数々でした。
こちらは太っ腹で、すべて撮影可。
この展示が素晴らしい。
(パノラマ写真はクリックすると大きくなります)
ギャラリーの壁にもう一枚壁を作って、窓枠をはめているのです。その窓枠に空の写真を収めて、地上の写真はその下にマウントせずに貼り付けています。
素晴らしいと思ったのは、この窓枠の位置。まるで本当に空を見上げるような位置に空の写真があるのです。
この写真(空)を見上げるという動作が、なんだかとても感動を呼び起こすわけで、じわーっと心に染み入ってきました。
「ああ、荒木さんは、いまこんな心境なんだ」と。
これは現場に行って観ないとわからないと思います。
もう一つはカラーの写真の数々で、耽美な印象を受けるもの。
つくづく芸術家である荒木経惟を感じました。
こういう、いま生きている人の写真展というのはご本人の意向がはっきりとしていて、観るほうも、その才能をダイレクトに受け取ることができます。
これは生きたもん勝ちという気がしないでもありませんが、本人が選択できる強みというものがあるのでしょうね。亡き人の展覧会については、本当に企画者の解釈だったり器だったり、そんなことで出来上がりが左右されるという、何とも致し方ない現実があると。
今回、キヨシロー、ナンシー、アラーキーの展覧会に行って、しみじみと感じたことでした。
芸術の秋でもありましたわ~。あんまりアカデミックではないですが^^;
あ、そうだ。赤瀬川さんの町田市立文学館で行われている展覧会にも行っていました。こちらは、改めて次回に。
おわりです。
誕生月間さらにつづき [自分のこと]
仕事半分の関西行でしたが、関西とはいえ大阪ではなく、基本的には兵庫県内で動き回っているという今回の出張。
税理士さんのところへ行き、その後フロイン堂でパンを買った後は、ここへ行ってきました。
宝塚市立手塚治虫記念館。
「忌野清志郎展~手塚治虫ユーモアの遺伝子~」という企画展が行われているというので、せっかくなので足を延ばしたのです。
ドーンとキヨシロー。
手塚治虫さんの長女の手塚るみ子さんが好きだったんでしょうね。彼女がプロデュースした展覧会だそうです。
なんというか、行ってみて、ちょっと残念な気持ちが湧いてきました。
当初から「なんで宝塚で?」という印象が強かったのですよ。
とりあえずキヨシローの絵やアルバムジャケットなどが展示されているのですが、なんとなく不釣り合いに感じるという……。
手塚治虫さんの記念館がそこにあったから、宝塚で行ったということなのでしょうが、心にグッとくるものがあまりなく、「う~ん」と唸るばかり。「手塚治虫ユーモアの遺伝子」と言われても、何のことやらと。
もちろんキヨシローが好きだったから観に行ったんだけど、手塚治虫さんの「それ」とうまく結びついていない印象……。
こんな感じにステージ衣装も展示されています(写真撮影可と不可の場所があり)。
小物も。
まずは宝塚という場所の磁力と、キヨシローの存在が一致していないということ。そして企画者の意図することと、キヨシローの遺産が一致していない、という感じ。
キヨシローは全国的に人気はあったのでしょうが、ゆかりのない地で、あまりゆかりのない人たちが観に来ている印象の強い施設では、相乗効果が見込めないし、パワーに転換することはできないのではないかと思うのです。本当に残念。
「こんなにあんまり感動しない展覧会は初めてだなあ」という感想を胸に抱きながら、手塚治虫記念館を後にしたのでした。
そうそう。記念館の周辺にはこんなレリーフがいくつかあって、やっぱりこういうもののほうが感動しました。
何ていったって手塚治虫記念館ですからね~。
そして宝塚といえば、宝塚歌劇団。「すみれのは~な~さーく~ころ~♪」の本拠地です。
宝塚駅から劇場までの間には「花のみち」があって、宝塚や手塚治虫さんゆかりのものがそこかしこで観られます。
やっぱりこれだわねー、と思った像。
ベルばらですよ^^
ここでは、これが一番感動したかも^^;
中学生の頃、友人から借りた「ベルサイユのばら」をむさぼるように読んだ記憶がよみがえりました。
これはオスカルとアンドレだと思うのですが、やっぱりマリー・アントワネットだよなあ~とか(笑)
いまとなっては、何であんなに夢中になって読んだかはわかりませんが、面白かったという思い出だけが残っています。
そしてこんなものも。
たぶん手塚治虫さんのマンガ(アニメ)を初めて見たのは、「ジャングル大帝レオ」なのではないかと。
「リボンの騎士」はあんまり記憶になく、レオがとにかくかっこよくて、姉と一緒に観ていた記憶があります。
そう考えると、今回の手塚治虫記念館の訪問は、キヨシローがメインではなく、やっぱり手塚治虫さんをメインに観るという姿勢で臨めばよかったなと思いましたよ。いや~失敗、失敗。
さて、宝塚へは阪急電車で向かったのですが、阪急というのは趣のある駅名が多い路線。
「苦楽園」とか「武庫之荘」とか。とくに「雲雀丘花屋敷(ひばりがおかはなやしき)」なんてたまらないですよね。よくこんな駅名を付けたなあって感じで。
今回は、千里線の「山田」から「豊津」。そこから「梅田」。そして神戸線で「西宮北口」、今津線の「阪急国道」。
フロイン堂のある「岡本」へ寄って、今津線で「宝塚南口」へとぐるり。
有川浩さんの小説「阪急電車」では今津線が舞台になっていますが、TVでこの映画を観ていました。なので映画のシーンを思い出しつつ、今津線を乗っているとこの雰囲気があるから、この小説(映画)が生まれたのだなあと感じることができて面白かったです。
阪急電車が好きなのは、駅名もそうだけれど、やっぱり沿線の雰囲気がいいからだと改めて思ったりして。
この写真は、宝塚南口から宝塚の劇場が見える武庫川。
キレイな川の流れでした。
誕生月間、もう一回続きます。
税理士さんのところへ行き、その後フロイン堂でパンを買った後は、ここへ行ってきました。
宝塚市立手塚治虫記念館。
「忌野清志郎展~手塚治虫ユーモアの遺伝子~」という企画展が行われているというので、せっかくなので足を延ばしたのです。
ドーンとキヨシロー。
手塚治虫さんの長女の手塚るみ子さんが好きだったんでしょうね。彼女がプロデュースした展覧会だそうです。
なんというか、行ってみて、ちょっと残念な気持ちが湧いてきました。
当初から「なんで宝塚で?」という印象が強かったのですよ。
とりあえずキヨシローの絵やアルバムジャケットなどが展示されているのですが、なんとなく不釣り合いに感じるという……。
手塚治虫さんの記念館がそこにあったから、宝塚で行ったということなのでしょうが、心にグッとくるものがあまりなく、「う~ん」と唸るばかり。「手塚治虫ユーモアの遺伝子」と言われても、何のことやらと。
もちろんキヨシローが好きだったから観に行ったんだけど、手塚治虫さんの「それ」とうまく結びついていない印象……。
こんな感じにステージ衣装も展示されています(写真撮影可と不可の場所があり)。
小物も。
まずは宝塚という場所の磁力と、キヨシローの存在が一致していないということ。そして企画者の意図することと、キヨシローの遺産が一致していない、という感じ。
キヨシローは全国的に人気はあったのでしょうが、ゆかりのない地で、あまりゆかりのない人たちが観に来ている印象の強い施設では、相乗効果が見込めないし、パワーに転換することはできないのではないかと思うのです。本当に残念。
「こんなにあんまり感動しない展覧会は初めてだなあ」という感想を胸に抱きながら、手塚治虫記念館を後にしたのでした。
そうそう。記念館の周辺にはこんなレリーフがいくつかあって、やっぱりこういうもののほうが感動しました。
何ていったって手塚治虫記念館ですからね~。
そして宝塚といえば、宝塚歌劇団。「すみれのは~な~さーく~ころ~♪」の本拠地です。
宝塚駅から劇場までの間には「花のみち」があって、宝塚や手塚治虫さんゆかりのものがそこかしこで観られます。
やっぱりこれだわねー、と思った像。
ベルばらですよ^^
ここでは、これが一番感動したかも^^;
中学生の頃、友人から借りた「ベルサイユのばら」をむさぼるように読んだ記憶がよみがえりました。
これはオスカルとアンドレだと思うのですが、やっぱりマリー・アントワネットだよなあ~とか(笑)
いまとなっては、何であんなに夢中になって読んだかはわかりませんが、面白かったという思い出だけが残っています。
そしてこんなものも。
たぶん手塚治虫さんのマンガ(アニメ)を初めて見たのは、「ジャングル大帝レオ」なのではないかと。
「リボンの騎士」はあんまり記憶になく、レオがとにかくかっこよくて、姉と一緒に観ていた記憶があります。
そう考えると、今回の手塚治虫記念館の訪問は、キヨシローがメインではなく、やっぱり手塚治虫さんをメインに観るという姿勢で臨めばよかったなと思いましたよ。いや~失敗、失敗。
さて、宝塚へは阪急電車で向かったのですが、阪急というのは趣のある駅名が多い路線。
「苦楽園」とか「武庫之荘」とか。とくに「雲雀丘花屋敷(ひばりがおかはなやしき)」なんてたまらないですよね。よくこんな駅名を付けたなあって感じで。
今回は、千里線の「山田」から「豊津」。そこから「梅田」。そして神戸線で「西宮北口」、今津線の「阪急国道」。
フロイン堂のある「岡本」へ寄って、今津線で「宝塚南口」へとぐるり。
有川浩さんの小説「阪急電車」では今津線が舞台になっていますが、TVでこの映画を観ていました。なので映画のシーンを思い出しつつ、今津線を乗っているとこの雰囲気があるから、この小説(映画)が生まれたのだなあと感じることができて面白かったです。
阪急電車が好きなのは、駅名もそうだけれど、やっぱり沿線の雰囲気がいいからだと改めて思ったりして。
この写真は、宝塚南口から宝塚の劇場が見える武庫川。
キレイな川の流れでした。
誕生月間、もう一回続きます。