終わった。 [スポーツ]
日本代表のブラジルW杯は終わりましたね。
今回は感想を、とっと書いておく。
これまでのW杯に比べて今回は期待値が高かったものの、選手の直前の状態の悪さ。大丈夫か? と蓋を開けてみれば案の定な試合運び。
尻上がりに調子を上げてくるかと思ったけど、それもかなわずに予選敗退となりました。
この3試合で一番がっかりしたのは、初戦のコートジボワール戦です。ギリシャ戦を挙げる人は多いかもしれませんが、ギリシャ相手にはあんな感じになると思っていました。なので、ほとんどショックはありません。でもコートジボワール戦は、あきらかな自爆。
フィジカルがなってなかったから、メンタルもやられたという試合だと思います。
はからずも、元日本代表・松井大輔さんが答えていたインタビューが的を射ていました。
以下、フットボールチャンネル6月11日の記事から引用。
「――本番で活躍するにはどういうコンディションの上げ方がベストだと思います?
やっぱり一番大事なのはキャンプから。前回は準備期間が2週間くらいだったけど、そこでうまく合わせられれば問題ない。今回はフロリダで暑熱対策をやるみたいだけど、走れるようにしたければ、高地でやればいいのにね(笑)。
――日本初戦の相手は前回と同じアフリカ勢のコートジボワール。アフリカ通の松井選手はどういうイメージで見てますか?
自分がルマンで一緒にやってたジェルビーニョやロマリックもいるし、フランスリーグで対戦した選手もいて特徴は分かってるけど、やっぱり手強い。自爆してくれることを願うよ(笑)。
彼らの身体能力が脅威なのはみんな分かってること。芝生が濡れてたら最悪だね。一番向こうの長所が出るから。W杯は初戦を落としたら終わりだし、引き分けか、もしくは勝ってくれれば一番いいと俺は思う。今の日本代表にはガッツリ堅く守るオプションも必要じゃないかな。失点が多いチームはその分、打ち返さなきゃいけなくなる。それで逆に失点して1次リーグでさよならってことになる可能性はあるからね。
――主力の多くが前回のような堅守速攻の戦いはしたくないと言っていますが。
守りが固いと負けないのは事実。日本サッカーには美学があるだろうし、攻撃しているのがかっこいいってイメージはあるだろうけど、世界の超一流の相手だとほんの一瞬、ちょっとしたスペースで点を取ってくる。南アのオランダ戦のウェズレイ(・スナイデル)もそうだったよね。打ち合いになった時、勝てる相手なのかどうかをしっかり判断した方がいいと思います。
打ち合いを挑むなら、『打ち勝てよ』ってこと。そのためには点を取るしかない。コートジボワールの守備はめっちゃ食いついてくるから、裏を狙うのは有効。オカちゃん(岡崎慎司)みたいな選手が一番重要になるんじゃないかな」
結果を見れば、「走れなかった」「芝生が濡れていた」「裏を狙えなかった」と、松井さんはすべてを語っていたわけです。
そうして考えることは、やはりフィジカルの準備不足がコートジボワール戦での自爆を招いたのだと思います。
あの足の止まり方は尋常ではない。まるで「足止めの法」でも食らったかのような動き。本気でコートジボワールの呪術師(祈祷師?)にでも呪術をかけられたのかと思いましたよ(笑)
(以下、敬称略)
長友から本田の連携から生んだゴールは素晴らしかったのだけど、急にその後から走りもキレもよかった長友が動かなくなった。強化試合でキレのよさを見せていた岡崎は姿を消してしまったし、「お~い。みんなどこへ行った~?」な状態。
動けなくなれば、頭も回らない。ゴールをこじ開けるプレーのアイデアだって頭に浮かぶはずはない。
唯一、動いていたのは内田(ウッチ―)だけだったのではないかと思います。
そう、この3試合でよく動いて、とても貢献していたのはウッチ―でした。
これはね。ずっとシャルケでレギュラーとして試合に出続けている人の強み。強い人を相手にしてきて、自信を持っているからだと思う。その自信(メンタル)が、体(フィジカル)を強くしていたのだと思います。
一方、本田はどうなったのか。
やっぱり病気の影響が大きく出ていたのだと思う。それに伴って、試合にも出ていなかったし、どう見ても本田のよくないところが目につきました。
そして、香川。
ドルトムント、ドイツに帰ったほうがいい。プレミアリーグは香川には全然合わないのだと思う。試合にも出られないし、試合勘なんて戻るわけがない。今回の3試合を通してみても、香川のミスは多かった。本田とも重なってしまって、無駄なプレーを作り出していた。
いい選手なだけに、しっかりと出直して、鮮やかなゴールを決める香川に戻ってほしいと願ってやみません。
ザッケローニ監督は、この二人あってのチームを作ってきたわけで、要するにこれは、タイミングが悪いというか、ツキに見放された結果だったと思います。
この二人が調子悪かったときのためのオプションがなかったね。
ギリシャ、コロンビア戦については言及しません。初戦の結果をずるずると引きずってしまった試合だったから。
ただ一つ言いたいのは、大久保を試合の流れを変える飛び道具として、先発起用しなかったほうがよかったのではないかということ。後半にへたってきたときに元気な大久保を投入して、大久保とウッチ―、大久保と山口(蛍)、大久保と青山、大久保と遠藤とか……、そのあたりの連携が生まれて、点が取れたかもしれないと思うのです。でもそういう戦術にもできなかった。やっぱりフィジカルに問題があったのだろうと思わざるを得ません。
前々回に書いた、選手のそれぞれの感想。
●線が細いぞ、しっかりしろやのお二人さん。柿谷、清武。
うん。結局、柿谷の先発はなかったですね。清武もそうだけど。
●ケガ明け、危うい三人衆。マヤ(吉田)、ウッチー(内田)、長谷部。
ケガ明けにも関わらず気をはいていたのは、ウッチ―と長谷部。この二人はよかった。なんかね、クレバーでした。
マヤはねえ。足が速かったらなあ。
●来たよ、ダークホース三人衆。森重(おでんくん)、蛍(山口)、青山。
蛍も青山もよかった。ダークホースになりうる人材でした。森重はよくわかんなかったけど、蛍は次世代を担う選手になるでしょう、絶対。
●ま~いいかな、SBの酒井、酒井。
どちらも出場しませんでしたね。
●キレッキレはこの三人衆。長友、岡崎、大久保。
キレていたのは大久保だけ。長友が走れなかったのは意外でした。岡崎も裏に走れない……。なぜ? の連続。期待していただけに、とても残念でした。
やはりトレーニングが問題だったか。暑熱対策よりも、走れる体を作っておいたほうがよかった、ということか……(わかりません;;)。
●切れ味がもう一つ足りないお二人。本田、香川。
前述の通り。
●もう一人、ダークホースを忘れていた。伊野波。
出場してない。
●半端ない、大迫。を見てみたい。
ギリシャ戦で交代せずに、もう少し待っていたら、ゴールを決めていたのではないかと思います。合ってきていたから。でも代えちゃったね。
●温存されている、学(斎藤)。
学も出場できず。
●今ちゃん(今野)はいいや、今ちゃんだから。
やっぱり今ちゃんでした(笑)
●ヤット(遠藤)もいいや、相変わらず宇宙人っぽいし(笑)
コロンビア戦には出てこなかったのは、パワープレーを意識してかな。これがヤットの最後のW杯になるのでしょうね。感慨深い。
●GKは言及できず。
何とも……。
さて今回のラッキーボーイ。
なり損ねた人が一人。
それはウッチ―でした。もう少しでゴールを狙えそうでしたが決まらず。ゴールを決めていたら、ラッキーボーイはウッチーだったと思います。
これでケガを完全に治して、ドイツに帰って頑張ってほしいものです。
ともあれ、今回のブラジルW杯は、もう少しできたはずなのにできなかったという、とにかく消化不良な大会でした。
やっぱりフィジカルですよ。走れてなんぼ。点を取ってなんぼ。運を力づくで引き込めてなんぼ。
サッカーというのは、そういうものなんですね~。
ということで、、、。
サムライブルー、日本代表の皆さん、お疲れ様でした。
そしてザッケローニ監督、どうもありがとう! いいチームを作ってくれたと思う。いい監督だったと思う。
ただもう最後はツキに見放されたのだと思います。
やっぱり一人くらい、運を力づくでも味方にする、強い選手が登場しないとだめなのかなあ~と、そんな感想で終わりです。
応援した皆さん、お疲れ様でした~!!!
おしまい。
今回は感想を、とっと書いておく。
これまでのW杯に比べて今回は期待値が高かったものの、選手の直前の状態の悪さ。大丈夫か? と蓋を開けてみれば案の定な試合運び。
尻上がりに調子を上げてくるかと思ったけど、それもかなわずに予選敗退となりました。
この3試合で一番がっかりしたのは、初戦のコートジボワール戦です。ギリシャ戦を挙げる人は多いかもしれませんが、ギリシャ相手にはあんな感じになると思っていました。なので、ほとんどショックはありません。でもコートジボワール戦は、あきらかな自爆。
フィジカルがなってなかったから、メンタルもやられたという試合だと思います。
はからずも、元日本代表・松井大輔さんが答えていたインタビューが的を射ていました。
以下、フットボールチャンネル6月11日の記事から引用。
「――本番で活躍するにはどういうコンディションの上げ方がベストだと思います?
やっぱり一番大事なのはキャンプから。前回は準備期間が2週間くらいだったけど、そこでうまく合わせられれば問題ない。今回はフロリダで暑熱対策をやるみたいだけど、走れるようにしたければ、高地でやればいいのにね(笑)。
――日本初戦の相手は前回と同じアフリカ勢のコートジボワール。アフリカ通の松井選手はどういうイメージで見てますか?
自分がルマンで一緒にやってたジェルビーニョやロマリックもいるし、フランスリーグで対戦した選手もいて特徴は分かってるけど、やっぱり手強い。自爆してくれることを願うよ(笑)。
彼らの身体能力が脅威なのはみんな分かってること。芝生が濡れてたら最悪だね。一番向こうの長所が出るから。W杯は初戦を落としたら終わりだし、引き分けか、もしくは勝ってくれれば一番いいと俺は思う。今の日本代表にはガッツリ堅く守るオプションも必要じゃないかな。失点が多いチームはその分、打ち返さなきゃいけなくなる。それで逆に失点して1次リーグでさよならってことになる可能性はあるからね。
――主力の多くが前回のような堅守速攻の戦いはしたくないと言っていますが。
守りが固いと負けないのは事実。日本サッカーには美学があるだろうし、攻撃しているのがかっこいいってイメージはあるだろうけど、世界の超一流の相手だとほんの一瞬、ちょっとしたスペースで点を取ってくる。南アのオランダ戦のウェズレイ(・スナイデル)もそうだったよね。打ち合いになった時、勝てる相手なのかどうかをしっかり判断した方がいいと思います。
打ち合いを挑むなら、『打ち勝てよ』ってこと。そのためには点を取るしかない。コートジボワールの守備はめっちゃ食いついてくるから、裏を狙うのは有効。オカちゃん(岡崎慎司)みたいな選手が一番重要になるんじゃないかな」
結果を見れば、「走れなかった」「芝生が濡れていた」「裏を狙えなかった」と、松井さんはすべてを語っていたわけです。
そうして考えることは、やはりフィジカルの準備不足がコートジボワール戦での自爆を招いたのだと思います。
あの足の止まり方は尋常ではない。まるで「足止めの法」でも食らったかのような動き。本気でコートジボワールの呪術師(祈祷師?)にでも呪術をかけられたのかと思いましたよ(笑)
(以下、敬称略)
長友から本田の連携から生んだゴールは素晴らしかったのだけど、急にその後から走りもキレもよかった長友が動かなくなった。強化試合でキレのよさを見せていた岡崎は姿を消してしまったし、「お~い。みんなどこへ行った~?」な状態。
動けなくなれば、頭も回らない。ゴールをこじ開けるプレーのアイデアだって頭に浮かぶはずはない。
唯一、動いていたのは内田(ウッチ―)だけだったのではないかと思います。
そう、この3試合でよく動いて、とても貢献していたのはウッチ―でした。
これはね。ずっとシャルケでレギュラーとして試合に出続けている人の強み。強い人を相手にしてきて、自信を持っているからだと思う。その自信(メンタル)が、体(フィジカル)を強くしていたのだと思います。
一方、本田はどうなったのか。
やっぱり病気の影響が大きく出ていたのだと思う。それに伴って、試合にも出ていなかったし、どう見ても本田のよくないところが目につきました。
そして、香川。
ドルトムント、ドイツに帰ったほうがいい。プレミアリーグは香川には全然合わないのだと思う。試合にも出られないし、試合勘なんて戻るわけがない。今回の3試合を通してみても、香川のミスは多かった。本田とも重なってしまって、無駄なプレーを作り出していた。
いい選手なだけに、しっかりと出直して、鮮やかなゴールを決める香川に戻ってほしいと願ってやみません。
ザッケローニ監督は、この二人あってのチームを作ってきたわけで、要するにこれは、タイミングが悪いというか、ツキに見放された結果だったと思います。
この二人が調子悪かったときのためのオプションがなかったね。
ギリシャ、コロンビア戦については言及しません。初戦の結果をずるずると引きずってしまった試合だったから。
ただ一つ言いたいのは、大久保を試合の流れを変える飛び道具として、先発起用しなかったほうがよかったのではないかということ。後半にへたってきたときに元気な大久保を投入して、大久保とウッチ―、大久保と山口(蛍)、大久保と青山、大久保と遠藤とか……、そのあたりの連携が生まれて、点が取れたかもしれないと思うのです。でもそういう戦術にもできなかった。やっぱりフィジカルに問題があったのだろうと思わざるを得ません。
前々回に書いた、選手のそれぞれの感想。
●線が細いぞ、しっかりしろやのお二人さん。柿谷、清武。
うん。結局、柿谷の先発はなかったですね。清武もそうだけど。
●ケガ明け、危うい三人衆。マヤ(吉田)、ウッチー(内田)、長谷部。
ケガ明けにも関わらず気をはいていたのは、ウッチ―と長谷部。この二人はよかった。なんかね、クレバーでした。
マヤはねえ。足が速かったらなあ。
●来たよ、ダークホース三人衆。森重(おでんくん)、蛍(山口)、青山。
蛍も青山もよかった。ダークホースになりうる人材でした。森重はよくわかんなかったけど、蛍は次世代を担う選手になるでしょう、絶対。
●ま~いいかな、SBの酒井、酒井。
どちらも出場しませんでしたね。
●キレッキレはこの三人衆。長友、岡崎、大久保。
キレていたのは大久保だけ。長友が走れなかったのは意外でした。岡崎も裏に走れない……。なぜ? の連続。期待していただけに、とても残念でした。
やはりトレーニングが問題だったか。暑熱対策よりも、走れる体を作っておいたほうがよかった、ということか……(わかりません;;)。
●切れ味がもう一つ足りないお二人。本田、香川。
前述の通り。
●もう一人、ダークホースを忘れていた。伊野波。
出場してない。
●半端ない、大迫。を見てみたい。
ギリシャ戦で交代せずに、もう少し待っていたら、ゴールを決めていたのではないかと思います。合ってきていたから。でも代えちゃったね。
●温存されている、学(斎藤)。
学も出場できず。
●今ちゃん(今野)はいいや、今ちゃんだから。
やっぱり今ちゃんでした(笑)
●ヤット(遠藤)もいいや、相変わらず宇宙人っぽいし(笑)
コロンビア戦には出てこなかったのは、パワープレーを意識してかな。これがヤットの最後のW杯になるのでしょうね。感慨深い。
●GKは言及できず。
何とも……。
さて今回のラッキーボーイ。
なり損ねた人が一人。
それはウッチ―でした。もう少しでゴールを狙えそうでしたが決まらず。ゴールを決めていたら、ラッキーボーイはウッチーだったと思います。
これでケガを完全に治して、ドイツに帰って頑張ってほしいものです。
ともあれ、今回のブラジルW杯は、もう少しできたはずなのにできなかったという、とにかく消化不良な大会でした。
やっぱりフィジカルですよ。走れてなんぼ。点を取ってなんぼ。運を力づくで引き込めてなんぼ。
サッカーというのは、そういうものなんですね~。
ということで、、、。
サムライブルー、日本代表の皆さん、お疲れ様でした。
そしてザッケローニ監督、どうもありがとう! いいチームを作ってくれたと思う。いい監督だったと思う。
ただもう最後はツキに見放されたのだと思います。
やっぱり一人くらい、運を力づくでも味方にする、強い選手が登場しないとだめなのかなあ~と、そんな感想で終わりです。
応援した皆さん、お疲れ様でした~!!!
おしまい。
初戦もギリシャ戦も会議じゃ〜打合わせじゃ〜と見られなかったので、さて今日はがっつり応援するぞと朝から家事を放棄して見てたんですけどね、終わっちゃいました〜〜;残念。
この悔しさをまた4年後につなげてほしい、お疲れさまでした。
応援も(笑)
by nakasama (2014-06-25 10:04)
*nakasamaさま*
終わっちゃいましたね~。本当に残念でした。
ザッケローニ監督は、日本人のようなメンタリティで、親近感もあって
とてもいい監督でした。そしていいチームが作れていたと思います。
それが終わってしまって、寂しくなります。
次は監督も代わって、呼ばれる選手も代わるでしょうね。
どんな感じになるのかなあ。
半年後にはアジア杯がありますよ~。
サッカーファンはやめられませ~ん(笑)
by toro (2014-06-25 16:59)
*makimakiさま*
*あんぱんち~さま*
ありがとうございます。
by toro (2014-06-25 17:00)
*くらいふさま*
*東雲さま*
*空の下さま*
ありがとうございます。
by toro (2014-07-01 08:24)