気になったこと つづき [お金の話]
前回の記事で「そんな親族の扶養義務を負うなんて嫌だ」と心情的なことを書いたが、生き死にがかかっているような場合は、こういう人も助けなければならないと思っている。
人は生きなくちゃいけないし、尊重されなくちゃいけない。尊厳を守らなくてはいけないのだ。
ただし、扶養という形で親族に押し付けることができるのか…と言ったら、それこそ心情的に難しいと思ってしまう。
例えば場面は違うが、介護の現場において、扶養できる人がすべてを負うべきかと言ったらそうではなく、制度として不完全かもしれないが、本人がいくらか負担しながらも、他人の力を借りることのできる介護保険制度が利用できるようになっている。
障害者福祉の場面でも、障害者自立支援という側面から一割は本人が負担しなければならないが、福祉サービスが受けられる仕組みができている。(障害者自立支援法については、これもいろいろと考えるところがあるのでなんとも言い難いところではあるのですが…)
要するに扶養義務を負うものががすべてを負担しなくても、基本的には本人次第で支援が受けられる形ができている。
では生活保護においてはどうなんだろう。こうした支援を受けながらの扶養義務を負うということが、生活保護の場面でできないのだろうかと考えた。
……結局、本人次第なのだ。
最後の砦となる生活保護をどんな場面で必要としているのか、本人の自覚に拠るしかない。
そしてこの本人が親族に扶養してもらえるとなったとき、この親族は扶養することによって受けられる支援なり、優遇措置なりを考えればいいということになる。
仮に親族に扶養を拒否されるのであれば、生活保護を受けることになるのだろう。
元に戻って謝罪会見までした芸人さんについて。
この人は母親の扶養義務を問われたとき、「扶養したくない」と答えたのだろうか。
おそらくそのときは「扶養したいけど扶養できるような余裕はない」と答えたのだと思う。
(私からすれば「扶養したくない」と言ったも同然のように受け取れるが)
そのとき、この母親はどう思ったのだろう。
「子どもに捨てられた」ぐらいに思ったのだろうか。
いやいや、せいぜい「もらえるものはもろとこ」程度しか頭になかったと思う。
だから受け続けられたのだろうし、何の悲しさもなかったように感じる。
つまりは教育の問題。このお母さんは何も知らなかったのだと思う。子に捨てられたとも思っていない。
はからずも会見で芸人さんが「勉強不足でした」と言ったように、芸人さんはその通り、勉強不足だったと思う。
扶養できるのであれば扶養して、税の優遇措置などを受ければよかったのだ。扶養することによって得する制度があるのだから。
勉強していれば、そんなことぐらいわかっただろうに…と思う。
だがしかし、やはり心情的な問題もはらむ。生活保護を受けることを恥と思うか。罪悪感を覚えるか。。。。。
そういう部分も考えなくてはいけない。本来は受けなければならない人が、「生活保護を受けるのは恥だ」と思い、受けずに餓死したとする。そんな事件は数多くある。
こういう人をどうやって救うのか。
問題になった芸人さんのお母さんと、生活保護を受けずに餓死してしまった人。この2人をどのように見るか、ということになるんだろう……。
社会に参加するということはどういうことなのか。そのことに尽きる。
扶養義務はさておき、社会参加というのは、社会の一翼を担うことであって、社会人になったときに誰もがその役割を担うことになる(税を納めることもそのひとつ)。
その「役割を担う」ということを知っているか知っていないかで違ってくる。
社会人としての役割を担う責任感といってもいいのかな。
おそらくこの芸人さんのお母さんはそんなことを知らない。そして恥と思って餓死してしまうような人は、その責任感を知っていて、責任を果たせないことを恥と思い生活保護を受けずに死んでしまうのだ。
知らなければ恥を知ることもないし、知っていれば恥ずかしいと思う。
その違い。
そして生活保護というものがどのような観点から成り立っているのかということを知ること。そういうことだ。
結局は教育だな…(笑)
まだまだ年金のこととか、税金のこと。「応益負担」と「応能負担」やら…いろいろと考えことはあるのですが、それも追々^^;
いや~難しいなあ。
ちょっとブレイク。
久々のtbちゃん。いたずらの最中であります^^;
人は生きなくちゃいけないし、尊重されなくちゃいけない。尊厳を守らなくてはいけないのだ。
ただし、扶養という形で親族に押し付けることができるのか…と言ったら、それこそ心情的に難しいと思ってしまう。
例えば場面は違うが、介護の現場において、扶養できる人がすべてを負うべきかと言ったらそうではなく、制度として不完全かもしれないが、本人がいくらか負担しながらも、他人の力を借りることのできる介護保険制度が利用できるようになっている。
障害者福祉の場面でも、障害者自立支援という側面から一割は本人が負担しなければならないが、福祉サービスが受けられる仕組みができている。(障害者自立支援法については、これもいろいろと考えるところがあるのでなんとも言い難いところではあるのですが…)
要するに扶養義務を負うものががすべてを負担しなくても、基本的には本人次第で支援が受けられる形ができている。
では生活保護においてはどうなんだろう。こうした支援を受けながらの扶養義務を負うということが、生活保護の場面でできないのだろうかと考えた。
……結局、本人次第なのだ。
最後の砦となる生活保護をどんな場面で必要としているのか、本人の自覚に拠るしかない。
そしてこの本人が親族に扶養してもらえるとなったとき、この親族は扶養することによって受けられる支援なり、優遇措置なりを考えればいいということになる。
仮に親族に扶養を拒否されるのであれば、生活保護を受けることになるのだろう。
元に戻って謝罪会見までした芸人さんについて。
この人は母親の扶養義務を問われたとき、「扶養したくない」と答えたのだろうか。
おそらくそのときは「扶養したいけど扶養できるような余裕はない」と答えたのだと思う。
(私からすれば「扶養したくない」と言ったも同然のように受け取れるが)
そのとき、この母親はどう思ったのだろう。
「子どもに捨てられた」ぐらいに思ったのだろうか。
いやいや、せいぜい「もらえるものはもろとこ」程度しか頭になかったと思う。
だから受け続けられたのだろうし、何の悲しさもなかったように感じる。
つまりは教育の問題。このお母さんは何も知らなかったのだと思う。子に捨てられたとも思っていない。
はからずも会見で芸人さんが「勉強不足でした」と言ったように、芸人さんはその通り、勉強不足だったと思う。
扶養できるのであれば扶養して、税の優遇措置などを受ければよかったのだ。扶養することによって得する制度があるのだから。
勉強していれば、そんなことぐらいわかっただろうに…と思う。
だがしかし、やはり心情的な問題もはらむ。生活保護を受けることを恥と思うか。罪悪感を覚えるか。。。。。
そういう部分も考えなくてはいけない。本来は受けなければならない人が、「生活保護を受けるのは恥だ」と思い、受けずに餓死したとする。そんな事件は数多くある。
こういう人をどうやって救うのか。
問題になった芸人さんのお母さんと、生活保護を受けずに餓死してしまった人。この2人をどのように見るか、ということになるんだろう……。
社会に参加するということはどういうことなのか。そのことに尽きる。
扶養義務はさておき、社会参加というのは、社会の一翼を担うことであって、社会人になったときに誰もがその役割を担うことになる(税を納めることもそのひとつ)。
その「役割を担う」ということを知っているか知っていないかで違ってくる。
社会人としての役割を担う責任感といってもいいのかな。
おそらくこの芸人さんのお母さんはそんなことを知らない。そして恥と思って餓死してしまうような人は、その責任感を知っていて、責任を果たせないことを恥と思い生活保護を受けずに死んでしまうのだ。
知らなければ恥を知ることもないし、知っていれば恥ずかしいと思う。
その違い。
そして生活保護というものがどのような観点から成り立っているのかということを知ること。そういうことだ。
結局は教育だな…(笑)
まだまだ年金のこととか、税金のこと。「応益負担」と「応能負担」やら…いろいろと考えことはあるのですが、それも追々^^;
いや~難しいなあ。
ちょっとブレイク。
久々のtbちゃん。いたずらの最中であります^^;
いろんな側面があるので、どこから見るかによっても違いますよね。
たとえ弱者のために制度が変わっても、それを知っている人と知らない人では知っている人だけが申請→給付を受けて、知らなくて申請しないままで還付を受けられない人もいっぱい出て来る...
保険にしても、福祉にしてもやたらと細かく→めんどくさく、勉強していないと救われるべき人なのに救われない人が出て来るこの複雑さをどうにかできないのかな?ってとっても感じています。
自分の医療費のあれこれや義母の介護保険&後期高齢者の申請書類や還付手続きの書類の多さったらハンパじゃない...高齢者の1人暮らしでは絶対出来ないと思うですわ。
ねーTBちゃん〜♪(すごいどや顔^^)
by nakasama (2012-05-29 10:31)
3月決算なので法人税今日振り込み、固定資産税、自動車税も年金も5月末は・・・・・大変(汗;
政府は増税より先に雇用を最優先課題にすべきだと思います。
by Blue☆ (2012-05-29 11:23)
*nakasamaさま*
ホントに~。いろいろなケースが考えられるので、「これ!」といった明解な
答えはみつからないです^^;
法律も解釈の問題が常に絡みますからね…。結局、判例とかを見る羽目に
なるのですが、素人がそこまで理解するにはなかなか難しいです。
なんだろーなー。もっと簡単になればいいのでしょうが、、、。
簡単にできない複雑な背景もあるという…。むむ~ですね。
しかし、子も姪も甥もいない我が家は、高齢になったらどうなるんだろうと
考えてしまいます。
とにかく「お金さえあれば…」ということなのでしょうが、そうなると拝金主義的で
嫌な気分になりますね~。あ~あ…。
しかしtbちゃんは何気なく鼻の穴が大きくなっていて(笑)
*Blue☆さま*
そうそう、自動車税! 今朝、夫が気づいて納付書を持って出勤しました^^;
納め忘れるところでした…。固定資産税は振り込んだというのに。。。
雇用は最優先されるべきですよね~。大企業は税金や電気代だって(!)
優遇されているのですから、しっかり雇用すべし! と思うのに。
変な団体(何とか連…)のオヤジさんたちをTVで見るたびムカッとしています(笑)
by toro (2012-05-30 08:27)